【感想・ネタバレ】楊令伝 七 驍騰の章のレビュー

あらすじ

童貫率いる宋禁軍が、ついに梁山泊討伐に出動した。開封府では、燕青と侯真が、不穏な動きを見せる青蓮寺の妓館を探っている。梁山泊は楊令を中心に結束を強め、童貫を迎え撃つ準備をかためた。張平は黒騎兵を離れ、新たに編成した青騎兵を率いる。花飛麟軍が、宋禁軍の先鋒・岳飛軍と激突し、史進遊撃隊に入った呼延灼の息子、穆凌は、趙安の首を狙って疾駆する。楊令伝、白熱の第七巻。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに禁軍との全面対決が開始される。
緒戦はカク瑾・花飛麟と岳飛の若手同士のぶつかり合い。呼延灼・史進はかつての姿を取り戻すかのように躍動し、楊令は騎馬隊を率いて十一万の敵陣を断ち割る奇策に出る。総帥・童貫は未だ動かず。
そして呼延灼は息子・穆凌を救うため単騎で大軍を押し止め命を散らす。息子に授けたのは双鞭と父の不器用な愛。
序盤からかなり目まぐるしい展開。スピード溢れる熱い闘いこそ北方水滸伝の醍醐味。
趙安と呼延灼、両陣営とも核となる将軍を失い戦況はどう推移していくのか。そして童貫と楊令はどこで対峙するのか。
読む手が止まりそうにない。

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2017年11月13日

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ネタバレ

ついにというか、とうとうというか
その実力からも血筋からも、シリーズを通して存在感を示していた老将が逝ってしまった
その男らしい散り際はまさに北方ワールド
そして対童貫戦も大きく動く

楊令の強さと弱さも同時に描かれていて、落ち着いていた楊令伝が一気に動き始めた

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2012年05月19日

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ネタバレ

あの呼延灼が・・・。
そして穆凌という新しい星が生まれる。

ついに梁山泊軍と童貫軍の本格的な衝突が始まった。
呼延灼と史進の戦いがメインだった今回、次は呼延灼の弔い合戦に楊令が動き出す。

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2012年01月01日

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ネタバレ

いよいよ始まった童貫率いる禁軍VSリベンジャーズの梁山泊軍!!!

初戦は粘り強い趙安VS双鞭呼延灼
どちらもフラグ立ち過ぎでどうなる事やらでハラハラドキドキ!


今回は殆どいくさの話ですが若武者達が暴れまくります!


高俅が大変な事になってます!
さらに今回は子午山の話が全くありませんでした!今までそんな巻無かったような...

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2018年07月09日

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ネタバレ

とうとう宋禁軍と梁山泊軍の決戦が始まった。
これまでの局地戦とは違い総力戦となるこの戦いに際しての、童貫の準備には執念すら感じられる。

宦官であることから、人一倍武人であることにこだわり続けた童貫は、逆に武人として戦いきったという実感を持てないままここまで来てしまったのだろう。
休戦の勅令など出されないように南部の叛乱を平定し、北方の国が介入してこないように備えの軍を置き…ああ、まどろっこしい。
これが老いということなのだろうか。

あまりにも用意周到すぎて、戦の勢いが感じられない。
まだ童貫自身の戦闘シーンがないからかもしれないが、宋禁軍、梁山泊軍共に小さくない犠牲を出したのに、まだ局地戦の気がするんだよね。

そしてついに楊令の弱点が明らかに。
トラウマがいびつな形で楊令の心に巣食っていた。
子どものうちにきちんと悲しみを解放できなかったことのツケだと思う。
それはまわりの大人の責任だ。
楊令はそれを乗り越えることができるのか?

なかなか手に汗握る展開にならないのは、青蓮寺の動きがないせいもあるだろう。
梁山泊はずいぶんと重層的に描かれているが、宋は童貫しかいないんだもの。
童貫が戦死してから李富が動き出すのかなあ。
聞煥章が意外とあっさり物語から退場してしまったし、呂英もいまいちだしなあ。

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2018年01月23日

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ネタバレ

ついに梁山泊軍対宋禁軍の第2ラウンドが本格開戦になりましたね!但し、今回の戦いは前回ほど長引かず、早めに決着しそうな雰囲気です。
既に北でのぶつかり合いでは、梁山泊側が呼延灼、宋禁軍が趙安とそれぞれの大将格が首を獲られるということで、あとは南での楊令と童貫との総大将同士の一騎打ちか?という感じになってきました。

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2013年07月30日

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ネタバレ

楊令伝第7巻のポイントは、遂に火蓋が切られた梁山泊と宋禁軍との決戦である。序盤の戦いで前シリーズから活躍続けた呼延灼の壮絶な戦死を遂げる。その代名詞となった双鞭が息子穆稜へ受け継がれ呼延稜として名を挙げていく。最後の最後で真の親子になれたということが哀感を持って胸に迫ります。

彼らの別れを聞き我を失ってしまう楊令の姿にも感情を揺さぶられます。宋禁軍も趙安が打たれ、序盤の戦いは五分と五分という感じだ。

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2013年03月23日

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ネタバレ

ついに童貫率いる宋禁軍が梁山泊軍と激突する。
宋の将軍趙安の首級と引き替えに古参の呼延灼は落命。
その志は息子の呼延凌に受け継がれる。

次第に初代梁山泊組が退いていく、世代交代の物語。
少し、寂しい第七巻。

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2012年04月29日

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