初っ端から銃やロケットランチャーで武装した現代海賊に拉致されるサラリーマン岡島緑郎。日常的に銃弾が飛び交うという、物騒にも程がある街で、岡島もまた海賊の一員として生きていく事になる数奇な物語です。
映画のようなセリフ回しで悪徳に満ちたキャラクター達が活躍するハードボイルド・ガンアクションでありながら、主人公が普通の会社員というのも見所です。平穏な世界で生きてきた主人公が情け容赦ない世界でどう変わっていくのか?話が進めば進む程、先が気になってしまう事請け合いです。
ノベライズではオリジナルのストーリーが描かれ、こちらも大変素晴らしい作品となっています。未読の方は、ぜひぜひご一読を!(書店員・らいだー)
感情タグBEST3
本来世界の違った二人。本当に命を懸けて本音をぶつけて理解を得るロック。タバコで火を分け合うシーンは印象的。
そして「双子」登場。とあるゲームを思い出す。
すっかり悪党の見習いになった岡島くんは、ロックの愛称で呼ばれ街になじんでいく。東南アジア設定の街なのかな?カンボジアに旅行したのが懐かしくなる……けどさすがに悪党の世界は覗き見したくない。笑
レヴィが口悪いけどかっこいい、やるときはやるなぁ。でもやっぱりロックを応援しちゃうかな。
一巻でも十分面白かったのですが、スケールを大きくしながら
必ずしもみんな仲良しなわけではない微妙な人間関係も明らかに。
まだ世界観が飲み来ないところもありますが次が楽しみです
ナチ編は笑うほかない。(P88とか。)でもレヴィとロックには掛け替えのない価値観のぶつかり合いの始まるでもある。それからの仲直りが結構いい(可愛い?)、でもそれ以上の関係進展はなかった気が…。
余談だがスクーバスーツはレヴィの体にぴちぴちなものと描かれなくて良かった。
Posted by ブクログ 2017年04月23日
・ナチスの絵
・その名、ヘンゼルとグレーテル
レヴィとロックがモメて、戻るまでの話。
ダッチともモメそうになるし、ホント レヴィは危ないやっちゃ。
白人至上主義者はまだまだいるってこと。
遊びで殺しを覚えさせられた双子の話。
やはりロアナプラは裏切り、裏切られの恐ろしい所成。
しかして読み応え...続きを読む十分。ロックがかっこいいぜ!
おまけは 魔法少女編。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この巻の見所はロックとレヴィの喧嘩と、ヘンゼルとグレーテルですね。
前者は沈没船から絵を取ってくる仕事の最中に、レヴィが死人から金目の物を奪う姿を見たロックがそれを否定した事でレヴィがキレちゃうという感じです。
後者は、双子の殺人鬼が最強の姉御・バラライカを敵に回すというお話。こちらは三巻に続きます...続きを読む。
そして、最後にショートストーリーも付いてます。これはもう爆笑ですw
相変わらず愉快な比喩が惜しげも無く使われています。実に面白いです。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
スケールは一巻からさらにグレードアップ。2巻の盛り上がり方は異常です(笑) どんどん話が膨らんでいきます。それでいて、面白いです。作者の気合がビリビリ伝わってきます。
子供ながら、殺戮者となってしまった、通称「ヘンゼルとグレーテル」の話が最高です。
ヘンゼルとグレーテル、二人ともすげぇ可愛い...続きを読むです。
Posted by ブクログ 2011年01月11日
いいねー。きれいごと並べて裏では何言っているかわからない連中より、荒事でも本音で生きている連中のほうとおつきあいしたいぐらいだ。
ルーマニアの双子は不気味だったが、フライフェースのきれっぷりがツボった。
Posted by ブクログ 2010年06月23日
収録話
#5~8 Das Wieder Erstehen Des Adlers
#9~10 Calm down, two men
#11~12 Bloodsport Fairy tale
巻末:魔法少女偏
登場キャラ
レヴィ ロック ダッチ ベニー バラライカ エダ
ヨランダ 双子 張 ロベルタ(...続きを読む巻末)
以下内容ネタバレ!!
・#5~8 Das Wieder Erstehen Des Adlers
レヴィとロックがスキューバして、レヴィとダッチがナチスとドンパチな話。
まだまだロックは裏家業に馴染めず
そんなロックにレヴィはイライラします。
イライラしてぶっ放します。
・#9~10 Calm down, two men
レヴィとロックが一緒にお得意様まわり?
暴力教会のエダは初出?
ロックがイライラレヴィに歯向かいます。
ほんと、死ぬかと思いました、ロック。
でも最後のシーンでは逆にいい感じになります。
レヴィはロックに惹かれてるんだろうなぁーっと思ったのですが。
・#11~12 Bloodsport Fairy tale
アニメで見てしまったかなりショッキングな話の冒頭です。
次の巻に続きます。
でも双子かわいいよ双子!!
そのかわいさと武器のゴツさのギャップがたまりません。
姉さまの銃撃シーンすごくかわいい・・!!
・巻末:魔法少女篇
レヴィとロベルタが魔法少女
ロック一般人
バラライカ番町
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ブラックラグーン二巻。レビィとロックのタバコの火シーンが一押し。あのシーンが書きたかったために話を書いたんじゃないでしょうか。っていうくらい印象的なシーン。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
1巻に比べて、登場人物の内面描写に力が入っている印象の第2巻。
男女の関係を詰めるのに、愛を語る代わりに殴りあい、口付けの代わりに煙草の火を交換するのが、この作品の世界観を端的に表現していて面白い。
レヴィさんとロックの間にも齟齬があるままではありますね。
前半の潜水艦でのエピソード等より、巻末の双子が出てくるエピソードとかの方が読み応えはありましたね。
ただ、うーん、ちょっと台詞回しが硬いですかね、翻訳調というか。
国際謀略ものというよりは、アクションもの、なのでしょうね。