あらすじ
買い物帰りに別れたきり帰って来ないニャンコ先生が気掛かりな夏目。そんな時「面白いものを拾ったんだ」という田沼が持っていた物は、なんとニャンコ先生の模様そっくりな陶器のカケラで…?中級と小物の出会いを描く特別編他1編も収録!メガヒットあやかし契約奇談 第25巻!!
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妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
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匿名
続きが気になる!
1話完結が多いけど、今回は巻を挟むのか〜!!
名取と的場と夏目とニャンコ先生が手を組むと楽しいね!
ニャンコ先生モドキ達もどうなるんかな〜!!
ニャンコ先生が。。。
ニャンコ先生の魅力が詰まった巻で何回読み返しても飽きません。ニャンコ先生がわらわらわらわら。。。可愛くて最高の巻です。的場さんの印象が変わった巻にもなりました。
Posted by ブクログ
・特別編21
「なに?このねずみ」
「えっ?夏目?」
夏目は中級のひょうたんの中でしたというオチ。ねずみは本物だった?
忘れてました。いい話でした。
・100-102
名取をして、的場と組ませるという強敵伴。恐るべし。
ニャンコ先生の依代は由緒正しかったのでした。
あのヒト型は、つくも神方式で動いているって解釈でいいんですかね。あるいは、人間の魂が封印されているとか。
・特別編22
落ちる柿って柔らかいから、当たってもダメージは無いような……。
ニャンコ先生が…!
まさかニャンコ先生の器が術具で、こんなにたくさんのニャンコが見られるとは思いませんでした。
それに的場の子供っぽい一面も見られた気がするし、かなり新鮮な回でした。
コミックス派なので、長編、早く続き読みたいです。
うむ
やはり、おもしろい。
的場さんが出てくるとヒヤヒヤしてしまうのは、わたしだけかな。ニャンコ先生がいつもの姿になれないし、夏目くんと離れているから、どうなるんだろう。
安定した面白さ!
短編と長編が織り混じった25巻。
短編はあまり主役にならない中級達で、どんなお話になるのかな?という期待感で楽しめました。
長編はニャンコ先生好きにはたまらない!お話かも。
そして的場さんの意外な可愛い一面も見えて(多分初めて?)、良かった。
しかし、続きが気になる〜!
Posted by ブクログ
買い物帰りに別れたきり帰って来ないニャンコ先生が気掛かりな夏目。
そんな時「面白いものを拾ったんだ」という田沼が持っていた物は、なんとニャンコ先生の模様そっくりな陶器のカケラ…
嫌な予感を払拭すべく、先生探しに「焼物の里」へ。
実は先生は戻ってきていて、いつものごとく荷物の中へ。
結局一緒に行くのだが、貴史が倒れて名取と的場登場。
名取だけでは足りないので、的場の力が必要。
里には「ニャンコ先生」と同じ型の柄違いの依代が沢山。
職人さんを守るために一致団結にゃんこ依代!
そして。
的場は禁忌とされる場所を暴くが、そこに品物はなく。
伴と呼ばれるコレクターと対峙する事になるが、禁忌の依代が名取と先生の背後に。
中級と小物の出会いを描く特別編と
田沼、タキ、西村、西村妹が出てきて貴史の日常を描く特別編に挟まれる本編。
相変わらずの夏目の世界は、不思議で楽しい。
Posted by ブクログ
待ちに待った夏目の最新刊。
本屋さんで偶然手に取ったら、キーホルダー付きの限定版でした。
今回は、中級二人が主人公の特別編21、メインテーマの「依り代の眠る里」、にゃんこ先生を中心とした人間側オールキャスト気味な特別編22、という特殊な構成でした。
あとがきを読むにつけ、今回は長編を書いていい編集さんに言われて、長編に取り組まれたそうで、久々に尻切れトンボの話の途中終わりの巻ということになりました。
依り代の眠る里は、にゃんこ先生が依り代にしているまねきねこを焼いていた焼き物の里ということで、行方不明になったにゃんこ先生を探しにきた夏目が依り代のまねきねこを集めて持ち帰ろうとしている怪しい術者に襲われる、というのがあらすじです。それに気づいた名取さんと呼ばれた的場氏もいつものように関わってきて、シリアスモードのまま、乞う、ご期待、って感じでしょうか。