あらすじ
「友人帳」を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返す日々を送っている夏目。ある日クラスメイトと肝だめしに参加することになったが、舞台である旧校舎に危惧していた妖の気配が!夏目は女の子に化けたニャンコ先生と共に正体を暴こうとするが…!?
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妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
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匿名
1巻に比べて読みやすい印象の2巻。夏目くんと対比すると、なんだかアレで気の毒なんだが、こっちが普通の感覚。 色々あって年数重ねての名取さんなんで...薄幸な子供時代を過ごして妖も見えるのに夏目くんの透明感というか純粋さというか、ちょっと奇跡的。巻数を重ねて、どう変化していくのか...辿っていくのが楽しみな作品が増えてうれし
笹田さんが転校して、初めて見送る側になった夏目。
「そのうちなれるさ、私はなれた」
と慰めた(?)にゃんこ先生。
以前は先生もお別れを寂しく思っていた時期もある、ということ?
口は悪いけど、十分情に厚いにゃんこ先生が可愛い。
純粋ゆえに
穢れてしまった自分自身をおそれ、人に触れられないでいる時雨様が切ないです。一方、エビフライに埋もれるミニニャンコ先生が超かわいい。
Posted by ブクログ
2巻は、常連のひのえと名執さんが登場。ひのえってみすずとか中級とかと一緒じゃなかったんですね。細かいところは忘れてるものだ。
後は、アニメでは脇キャラで定着してしまった笹田さんの話が入っていました。なんで転向しないうえに、普通に脇キャラで定着してるんだろう、と、アニメを見て違和感を持ったのを思い出します。
2巻は涙がほろりと行くほどの話はないですが、全体を通じた切ない感じがいいです。
Posted by ブクログ
読み終わりました♪
手乗りにゃんこ。。かわいかった~(〃ノωノ)
小さいからエビフライ幸せそうにいっぱい食べてましたよね(〃゚σ¬゚)ジュルリン..
猫はエビ食べちゃだめと注意してたところ
小さくなったとき夏目が「ぷっ!」と笑った所…面白かったです★★
第8話のアカガネさん。。かっこよかったです(〃ω〃)
アサギさんはかわいい♡
二人のお話…最後泣きそうになりました(´;ω;`)ウゥゥ
切なかったです。。
他にも。。いいな♡と思ったところが、いっぱいありました♪
柊さんと名取さんも。。
Posted by ブクログ
ニャンコ先生は,知人からもらった招き猫が元祖とのこと。
4話は言っています。
アニメのように多色刷りでないので,
物,背景の区別がつけにくく,ややわかりにくいので,
先にアニメを見ることをお勧めします。
匿名
特殊な力を持っているがために
悲しくさみしい道を進んできたというのに
心は穏やかに温かみのある少年
偶然か必然か
用心棒兼ペットである先生を従えて
今日も様々なトラブルに巻き込まれていく
夏目にとって初めて同じ景色を見ることができる人間、名取との邂逅があった回でした。
名取に再度会った時の面倒くさいという夏目の感想に笑いました。あのキラキラオーラは近づきたくない(笑)
ですが妖に対する考え方が違う為衝突してしまいます。
名取の気持ちや考えも仕方のないことだと思いますし、何かが違っていたら夏目も彼と同じになっていたかもしれないなと思いました。
後半のシーンの名取の気持ちを聞くと彼も夏目と同様に不器用なところがあるなと感じました。
笹田さんとか
日本語版Wikipediaの解説を読むと笹田さん、原作ではこの巻の話にしか出てこないようですが、私もちょっともったいないと感じたので、アニメでは結構出てくるようです。
夏目君、やはり幼少時から気味悪がられていたようなので、名取さんみたいな知人はいた方が良かったような。
レイコさんと再会できずに、みたいなエピソードも多いです。
丁寧な作品で、良いです。
Posted by ブクログ
私怖い話嫌いだし、
妖怪が見えるなんてもってのほか・・・。
だけどこの漫画読んでたら
妖怪のたぐいもかわいいのいるんだなぁって思うようになった。
でもやっぱり夏目みたいに妖怪見えるのはちょっと怖い・・・w
Posted by ブクログ
霊が見えるのに肝試しは
それは参加したく無いだろう。
怖い云々の前に冒涜だと感じるだろうし。
気の毒な逸話を聞いてお祓いを頼んで供養しよう、
ならまだしも、物見遊山で歩き回るなんて酷いと思うが
時雨様が良いひとで良かったと思う。
微笑ましい話に水を差すようだが、花見の準備で
おやつや飲み物に比べて弁当は
突出して負担が大きいと思う。
影は他の人に見えないが、つけられた痣は見えるのだろうか。
ヒノエが可愛い。
名取さんのキャラはとても絶妙だと思う。
優しい部分もあり、怖いところもあり。
同じ物を見ていても感じる世界が違うのは、
なにも妖周りに限ったことではない。
「優しい普通の子供だよ」という名取さんの夏目への言葉は
昔柊からもらって嬉しい言葉だったのだろう。
アサギとアカガネの物語が美しかった。