あらすじ
「妖怪が見える」という秘密を抱えた孤独な少年・夏目。強力な妖力を持っていた祖母・レイコの遺品である「友人帳」を手にして以来、妖怪たちから追われる羽目に!!祖母が妖怪たちと交わした「契約」をめぐって、用心棒・ニャンコ先生とともに忙しい日々を送ることになった夏目は…!?あやかし契約奇談!
...続きを読む
妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
大好きな作品
夏目友人帳はアニメから入り、大好きな作品でしたが、原作も素晴らしかったです。こんなに毎話、最後が秀逸な漫画はあるのだろうか…と感じます。
アニメではカットされている夏目と先生のわちゃわちゃなどが読めたのも良かったです(夏目がアニメよりちょっと口が悪かったのも可愛かった。笑)。原作も読破したいので購入したいです。
面白い!
夏目と妖怪たちの交流は、時に切なく、時に優しいエピソードが多く、心が癒されます。
人間と妖怪、両方の視点から描かれる孤独や絆が、静かに胸に響きます。
夏友1
わ~♪めちゃめちゃいい~♪とってもとっても大好きです♪こういうの~♪良い意味で予想外のストーリー展開でした~♪とっても優しい独特の雰囲気が流れていて、とっても癒されました~♪ありがとう~♪
匿名
人には見えないはずの熔解が見える夏目。夏目の祖母・レイコがが遺した倒した妖怪と契約した友人帳を手にしてから襲われることが多くなった。用心棒のニャンコ先生と共にその妖怪たちに名前を返すことに。露神の話にはうるっときた。ニャンコ先生がかわいくて好き。
切ないけど好きなお話です
妖怪系のお話というのでホラー強めなのかと最初は思いましたが、所々怖いシーンはありましたが切ない話がメインの作品でした。
特にツユカミ様と燕のお話は胸が締めつけられました。
少女漫画だけど恋愛要素は低めで、家族愛や友愛寄りな作品だと感じました。
もしかしたらこれから入っていくかもしれませんが。
妖のデザイン特に燕が個人的に好きです。
あたたかいもの
あんなにも強く思っているのに見てもらうことさえ叶わないツバメが本当に切なかったけれど、最後にかなって本当によかった。あと、中級たちのストーカー行為がめちゃ面白いです。
名作
何度もアニメ化され劇場版や朗読劇などメディアミックスがされた名作漫画の第一巻目。
主人公の夏目貴志(なつめたかし)は小さなころから周りの人には見えないものが見えていた。
それを理解できなかった頃は盛んに人に話していたがそれを不気味に思う人から変な子扱いされ、やがてそれら「妖」とも距離を置く内向的な青年に育っていった。
幼少期に両親を亡くし親戚をたらいまわしにされたことも拍車をかけたが、高校生になって引き取られた藤原家で祖母レイコの遺品の帳面を手にした時から、彼の周りをいつにもまして妖がうろつき始めた。
そんな夏目に目を付けたのはその帳面「友人帳」を狙う妖である斑(まだら)だった。
夏目の祖母も同じような体質で親近感があり、また友人帳に名前のある妖に名前を返したいと思っている彼は、普段は猫の姿をしている斑(ニャンコ先生)を用心棒にしてその帳面を狙い妖力の増強を図る妖たちから身を守りながら訪ねてきた妖たちに名前を返すのだった。
アニメで見たものの原作は読んだことがなかったので読めてよかった。
まだ夏目もニャンコ先生も距離感がある感じがなんかちょっとおもしろい。
Posted by ブクログ
どの話も切なくどこか温かい物語。
1話ずつ完結でここまで心情などを丁寧に描くお話なのが素敵。
一話完結でありつつも少しずつ進展していく部分もあるのが面白い。
斑の姿については狐や猫などが元になっているにしては
耳の位置が後ろで全体的に細長い印象があったのが不思議な感じがしていたが、
おそらくネバーエンディングストーリーではないかと思われる映画のお話が柱に書かれていたので、
フッフールが元だとするとなるほどと納得のいくものがあった。
田沼のキャラクターはアニメで見ていた時にとても好きで、
周りの人達は皆夏目に対して優しいが
中でも同じようにあやかしが見えてしまうという力を共有している田沼くんの登場はとても印象的。
特に第4話のツバメの話が好きだった。
初めはどんな悪い妖怪にとりつかれたかと心配したが、とても弱く心の優しい妖で、夏目の方も危険を冒してまで祭りに参加して浴衣を持ってきてあげるところが温かい。
なんだかんだ言ってもニャンコ先生も夏目を手伝ってくれるのが読んでいて楽しいところ。
匿名
幼い頃から妖が見え、変な子やウソツキなどと蔑まれて親戚をタライ回ししされてきた夏目貴志が
藤原夫妻に引き取られ、ニャンコ先生と出会い、
変わっていくお話
とても良くてとても引き込まれます
匿名
有名な作品だけど未読だったので読んでみました。とにかくニャンコ先生のビジュアルがかわいいし、深いストーリーみたいなので、これから先も読みます。
匿名
子供の頃より強い霊力ゆえの困難
寂しく悲しい過去を持つ少年の
時に面白き切なき悲しき楽しき
そして温かみのある物語
独特な世界観
最初は少し絵が苦手かな、と思っていましたが、読み進めるうちにそれも気にならなくなり、逆にこの世界観にぴったりだと感じるように。本作は露神さまの回がしんみりとしつつも好きなお話です。
静かな連作
何度もアニメ化されていて今も連載されていても初読でした。
ニャンコ先生は招き猫のモデルが云々等、あとがきにかなり詳しい作者の解説もあります。子どもの頃に見ていたニャンコ先生(要は大ちゃんの方……)は某アニメでしたので、歳がバレます^_^;;
祖母のレイコさん、生前が偲ばれます。
ダムに沈んでしまう集落等、やはりちょっとさみしい話が多くなりそうな連作ですが、人気の理由の一端、何となくわかる部分もありました。
匿名
絵があっさりしていてものすごくキレイとかではないけど惹かれます。 ストーリーが繊細でとてもよく出来ていて先へ先へと読んでしまう(。˃ ᵕ ˂。)