あらすじ
レイフォンの住む寮に越したニーナたち。メイシェンは念願のケーキ屋を開くがその輪の中にはヴァティ、ナノセルロイド・マザーI・レヴァンティンの姿もあった。ツェルニにやってきたレヴァンティンの真の目的とは!?
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汚染された物質に覆われた、荒廃した世界。
自律型移動都市(レギオス)に暮らす人々を描いたSF学園ファンタジー。
終末SFらしい、どこか乾いた雰囲気。
汚染された世界の謎に徐々に迫っていくストーリー。
「剄(けい)」や「錬金鋼(ダイト)」といったガジェットを用いた迫力の戦闘シーンなど、厨二心をくすぐられる要素が満載です。
また、登場キャラクターたちが大変に魅力的。
武芸者として秀でた力を持ちながら、過去にとらわれ葛藤する主人公。
彼を取り巻く「第十七小隊」のメンバーや「学園都市ツェルニ」の面々が織りなす人間模様は、時にイライラ、時にニヤニヤ。
学園モノ好きもきっと満足!の欲張りな作品。おすすめです。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
今回はニーナがメイン。
舞台は基本学校なものの、学園生活の描写は比重が少なく
三人娘たちも名前はそれなりに出てくるが影が薄い。
ナルキが好きなのだけれど、すっかり脇役に戻ってしまった。
その分、恋愛もののぐだぐだした記述も少なく
個人的には面白く読めた。
ニーナが何か隠している、と気付いた時に
何か話せない理由、人質がとられているとか脅されているとか
そうした可能性にくらいもっと早く気付いてやれよ、と思ってしまった。
一冊まるまるかけてやっとか、という。
相変わらずレイフォンは鈍いというかなんというか。
ヴァティのやり方も回りくどく感じるのだが
学園が平穏であることに観察の意義があるというのでまぁ仕方ない。
ジルドレイドの登場は面白かった。