あらすじ
デルボネの遺産を受け取るフェリ。だがそれは危険を孕むものだった。フェリを気遣うレイフォンに不安を覚えるメイシェン。そしてそんなメイシェンを観察するヴァティ。「世界の敵」であるヴァティの目的とは――!?
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汚染された物質に覆われた、荒廃した世界。
自律型移動都市(レギオス)に暮らす人々を描いたSF学園ファンタジー。
終末SFらしい、どこか乾いた雰囲気。
汚染された世界の謎に徐々に迫っていくストーリー。
「剄(けい)」や「錬金鋼(ダイト)」といったガジェットを用いた迫力の戦闘シーンなど、厨二心をくすぐられる要素が満載です。
また、登場キャラクターたちが大変に魅力的。
武芸者として秀でた力を持ちながら、過去にとらわれ葛藤する主人公。
彼を取り巻く「第十七小隊」のメンバーや「学園都市ツェルニ」の面々が織りなす人間模様は、時にイライラ、時にニヤニヤ。
学園モノ好きもきっと満足!の欲張りな作品。おすすめです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
メイシェンの恋の結末が見どころでしょうか。
思いが報われなかったメイが切なくもあるけれどあれでよかったかなと思います。エピローグのレイフォンとメイのやりとりが好感触でした。
群像劇的な様相になりつつあるので話を頭の中で整理するのがなかなか大変ですが、次巻も楽しみにしたいと思います。
2012.04.24
Posted by ブクログ
個人的には恋愛とか萌え要素とかは必用ないので
あまり恋だの愛だのうじうじやられると好きではない。
それに、最初はそうでもなかったメイが非常に嫌いなので
ひとつの片思いが決着したのは良かったし
振られた後の対応でちょっとメイのことは見直した。
ナルキが好きなのに数巻前から急激に影が薄くなって残念。
フェリは好きだけどそこまでではないので、正直特には…
どちらかというと、宣言してしまうのは恩着せがましく感じる。
クララと二人がかりとはいえ、ニーナがレイフォンと互角に戦うシーンは
かなり胸熱の展開だった。
しかも、勝たせるとはちょっと意外だった。
ただ、純粋にニーナの力ではないのでちょっと気になる。
この辺りもちょっと、話がでかくなりすぎている故の弊害に思う。
それは、ヴァティの話でも言えると思う。
でかいといえば、リーリンが守られる存在ではなく
戦える力があるというのもちょっと鬱になる展開。
なんだかんだいってレイフォンが好きなので
ちょっとあまりにレイフォンが可哀想に思ってしまう。
この物語は一体どんな決着をみるのだろう。
Posted by ブクログ
冒頭のフェり先輩の可愛さに萌え死ぬかと思った。
っつか、ニーナのウザサが更に倍増。こいつ、どうにかならんかな……無理だろうな……。レイフォンがニーナとくっついたら、私はそこでこのシリーズを読むのをやめるかもしれない。
Posted by ブクログ
今回の話はいつもよりメイシェンを中心に
物語が進んで行きます
感想は物語がかなり終盤に近づいて来てるのが感じれ
そしてレジェンドの話の内容もあってとても面白かったです
Posted by ブクログ
話は進んでるんだけど、あんまり進んでいる気がしない…
細かいところでの進展はあったけど、大局的にはそんなに動かない…
なんか、そんな巻でしたね。
まぁ、おもしろいことはおもしろかったです。