【感想・ネタバレ】マリア様がみてる1のレビュー

あらすじ

純粋培養(ばいよう)の乙女たちが集う、私立リリアン女学園。清く正しい学園生活を受け継いでいくため、高等部には「姉妹(スール)」と呼ばれるシステムが存在していた。ロザリオを授受する儀式を行って姉妹となることを誓うと、姉である先輩が後輩の妹を指導するのである。高等部に進学して、まだ姉を持っていなかった祐巳(ゆみ)は、憧れの『紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)』である二年生の祥子(さちこ)から、突然「姉妹宣言」をされるが!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメから入り読んだのですが、アニメとの相違点がちらほらあって楽しかったです。
それに何より、文庫本から入ると、登場キャラクターのイメージ図がとてつもなくあやふやなまま進んでしまって、あまり楽しめないかなと読み終えて思いました。
人物の見目描写があまりないので、アニメでしっかりとキャラクターを把握してからの方がいいと思います。

こまごまとしたアニメとの違いを拾おうと読んでいましたが、柏木さん同性愛者だったの!? しかも聖様普通にカミングアウトしてたの!?と、驚きました。
もうそこのインパクトが強すぎて。祥子様もかわいそうだけれど、柏木さんもかわいそうと言えばかわいそうなのでは。

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2013年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 全然まったく期待せずに読んだんですけど。
「あれ、思ってたのと違って面白い……?」
 ってなりました。

 物語は、小学校からある名門女子校が舞台で。
 その高校に通うあまり目立たない普通の女の子が主人公。
 その高校には「姉妹(スール)」という制度があって、先輩にあたる上級生の「姉」が「妹」を導く、という理由でいつしか作られていたもの。
 その多くの女子高生の中でも「紅薔薇」「白薔薇」「黄薔薇」と呼ばれる三年生たちは特別で、山百合会という一般には生徒会と呼ばれるような役割をそれぞれの「妹」たちとこなしている……というのが舞台設定。
 物語の主人公は「紅薔薇」の「妹」である祥子が、主人公であるごくごく普通の祐巳をいきなり「妹」に指名したことから始まって……という話でした。

 なんというか、祥子が見た目の描写どおりのお嬢様かと思えばまったくそういうわけでもないし、祐巳が自分では「大したことない」と思っているだけで、本当は「実はすごいんです」系女子かと思えばそれもそんなことなくて、薔薇様たちも、とんでもない人たちかと思えば、人をからかったり、心配してみたり、ごくごく普通の人たちでした。
 逆に言えば、そのごくごく普通であることがちょっと拍子抜けって感じさせたりもするんだろうなって思うんですけど、でもまあ、女子高生ってこんな風に矛盾に満ちた生き物だったなあ……って、未だに中二病から抜け出せないBBAは思ったりもしました(笑)。

 なんで、薔薇様たちなのに会の名前は「山百合会」なんだ、とか。
「妹」に渡すロザリオは、自前なのか? とか。

 細かいことでツッコミたいことはいっぱいあるのだけれど、それはそれでもう「女子高生だから」で許せてしまいそうなくらい、等身大でした。
 ちょっとぐらい性格が不安定だったり、女の子が女の子にヤキモチ焼いちゃったりするのも、思春期だからこその熱病的なもの、で許せちゃうくらいなんだか等身大だった。
 疑問を全てぶっ飛ばしてしまうくらいの爽やかさがあって、個人的にはおもしろかった! と思える小説でした。

 次の展開が楽しみですねー!

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2015年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今頃になって読みました、「マリみて」始まりの話。
ちゃんと皆キャラがそのままですが、祐巳は最初こんなに
普通の子だったんだんだなぁという感じです。
ちゃんとこの物語から、祥子さまも祐巳を愛しちゃってたなぁ、
ですね。
柏木さんにふんぎりをつけられたのは、
大事な人が出来たからでしょう。

志摩子さんも最初は凄くキラキラしていたんだなぁ、です(笑)。
今回はぼんやりしか描かれず、親しくなってから同じクラスに
なった由乃ちゃんと違い、志摩子さんは「憧れのクラスメイト」
としてスタートしている。
そんな「憧れのクラスメイト」として見られる彼女は、
確かに祐巳が羨ましいだろうなぁ、ですね。
ホントは銀杏が大好きな普通の子なんだもの。

それは祥子さまも同じ、なんだけど、祥子さまは
のっけから可愛さと、お姉さまの心強さを見せ付けてくれますね。
でもこの頃は「つぼみ」であり上にもお姉さまがいるので
やっぱり可愛いです。

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2011年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

集英社コバルト文庫を読んだのは、小学生の頃以来だ……。
前田珠子の「破妖の剣」シリーズとか。遠い目。
本作は1998年初版。
いまアニメを一気見しているので、どんな文章なのかしらんと思って。
結構素直で読みやすい文体。
そりゃ読み手を想定したものだろうから。
またアニメを見てみても、むしろ耽美とか古風とかいう印象とは程遠く、そんな予断との落差でカラッとしているところや庶民的なところが魅力だと思っているので、そのアニメ通りだとも思う。
この振幅。
本棚に全巻並べたい欲望はあるが、そこまでの時間もスペースも。
まずはアニメを見切ることから。

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2025年11月02日

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