越前敏弥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少しというか、だいぶ肩すかし。
「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」に見られるような芸術品に秘められた純粋な謎解きではなく、自分の計画を成就させたい科学者が単にダンテの詩を借りただけだった。
時間稼ぎともいえる暗号ゲームに付き合わせるための借り物といえる。
人間の業を重ね合わせるのにダンテの地獄のイメージは使いやすかったとは思うが、あまりにもこじつけているし、芝居がかかった科学者の独白も鼻白む。
「ロスト・シンボルあたりから、ロバート・ラングドンが振り回されるだけの展開が強くなってきた。
だが、今回の犯人がもたらした「テロ」の正体が人間を病気にさせるような疫病ではなく、「人類の三分の一の確率で妊娠できない」ようDNAを書き換えるウイルスだった、というのには今までありそうで無かった大胆さ。
そしてこのウイルス、現実にばらまかれてリークされたとしても、社会に大きな混乱ももたらさず、浸透してしまうかもしれない思って恐怖した。
人間は目に見える危機がなければ騒ぎはしないし、このウイルスの存在を信じない人が多いと思う。
第三国では状況が理解できない者が多く、先進国では陰謀論と一蹴されそうだ。
この作品は、赤狩りの時代、冷戦の時代、インドネシアやラテンアメリカに吹き荒れた独裁者の恐怖政治の時代、自爆テロの時代、大災害に便乗したショック・ドクトリンの時代を経て、静かな暗殺、静かなテロの段階に移行したことを示すのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ少しというか、だいぶ肩すかし。
「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」に見られるような芸術品に秘められた純粋な謎解きではなく、自分の計画を成就させたい科学者が単にダンテの詩を借りただけだった。
時間稼ぎともいえる暗号ゲームに付き合わせるための借り物といえる。
人間の業を重ね合わせるのにダンテの地獄のイメージは使いやすかったとは思うが、あまりにもこじつけているし、芝居がかかった科学者の独白も鼻白む。
「ロスト・シンボル」あたりから、ロバート・ラングドンが振り回されるだけの展開が強くなってきた。
だが、今回の犯人がもたらした「テロ」の正体が人間を病気にさせるような疫病ではなく、「人類の三分の一の確率で妊娠できない」ようDNAを書き換えるウイルスだった、というのには今までありそうで無かった大胆さ。
そしてこのウイルス、現実にばらまかれてその事実がリークされたとしても、社会に大きな混乱ももたらさず浸透してしまうかもしれないと思って恐怖した。
人間は目に見える危機がなければ騒ぎはしないし、このウイルスの存在を信じない人が多いと思う。
第三国では状況が理解できない者が多く、先進国では陰謀論と一蹴されそうだ。
この作品は、赤狩りの時代、冷戦の時代、インドネシアやラテンアメリカに吹き荒れた独裁者の恐怖政治の時代、自爆テロの時代、大災害に便乗したショック・ドクトリンの時代を経て、静かな暗殺、静かなテロの段階に移行したことを示すのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ダン・ブラウンは版権が高いから(角川編集が「タモリ倶楽部」で言ってた)、本作ももちろん中巻があるわけだ( ´ ▽ ` )ノ
むりやりの三分冊なんで、薄っぺらいし活字も大きい( ´ ▽ ` )ノ
ストーリー付き観光ガイドというか アクション版「ブラタモリ」というか、例によってうんちくと回想の連続でさっぱり先に進まない( ´ ▽ ` )ノ
「リトル・ロマンス」の話まで出てきたのには笑った( ´ ▽ ` )ノ
ダイアン・レイン愛の告白なんて、まさに(年代ドンピシャ)作者の気持ちそのものだね( ´ ▽ ` )ノ
もう何でもありだ( ´ ▽ ` )ノ
にしても、ここらへんから映画版とかなり内容の違い(主に人物設定)がはっきりしてきて、いい意味でとまどった( ´ ▽ ` )ノ
ラングドンとシンスキーの関係とか、ぜんぜん違ってるもんね( ´ ▽ ` )ノ
本書に限らず、おしなべてブラウン作品は映画を先に見たほうがいいのかもしれない( ´ ▽ ` )ノ
舞台とか小道具とか、脳内再生が容易になるし( ´ ▽ ` )ノ
2019/03/25 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『ダヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン著)の翻訳者によるエッセイ。
原作、映画(続編含め)が世間を賑わしている頃は、走りバカやってたので、本を手に取ることもなかったし、映画も『天使と悪魔』を機内上映で見た覚えがある程度。『ダヴィンチ・~』が世界的にも空前のヒット作だったとは知らなかったな~。そのあたり(2000年前半から2010年頃)の出版界、翻訳業界の狂乱ぶりが知れたのが本書の一番の収穫だったかも。
もう少し英語と日本語の言語的な違いや、翻訳における苦労が多く語られているのかと思ったけど、翻訳家の仕事、周辺の日常などを綴った部分が多かった。ブログ等、いろいろな媒体に寄せた文章を集めたものとのことなので、途中から、これは翻訳家によるエッセイだなと、気持ちを切り替えた。そう思って読むと、なかなか興味深く味わいがあった。
翻訳家になる前の、塾講師の頃の話とか、駆け出しのころの著者の心意気などが、とてもいい。
”締め切りは「守る」ものではなく、「攻める」ものだと考えていたからだ”
こういう前向きな気持ちのある人が、その世界の一人者となっていくのだろうなぁ。
でも、そんな内面とは裏腹に、筆致はとても優しくて読みやすい。原作に合わせて様々な文体を駆使する翻訳者ならではなのだろうか。ブログ、エッセイならこのトーンと、文体も巧みにコントロールしているのかもしれない。
いろいろな翻訳文例、セミナーの生徒の訳の例などを紹介しているが、「どれが正解ということではない」と、他言語の翻訳の難しさを語る。ひとつの単語に、いくつもの訳し方があるだろうことは想像できたが、そのヴァリエーションは、想像を超えていて非常に面白かった。
さぁて、本書を読んで翻訳ものアレルギーが、多少は治るだろうか。
翻訳家の苦労を知って、読まず嫌いはやめようとは思った。一歩、前進?(笑) -
Posted by ブクログ
人は死について考えるのは怖いので、
考え始めてもほかのことを考えるようにストレスを逃がす仕組みを、
「否認」って医学用語で言うらしい。
浮気して、
嫁に問い詰められる旦那がよく行うのが否認か!
フィレンツェは安息日が月曜?
どこも共通で日曜だと思ってたけど違うんですね!
ちなみに、
かぐりんの安息日は木曜ですが安息してないので、
事実ないです安息日!
Hプラス=ヒューマニティプラス!
人間の遺伝子を組み換えて自分達自身で進化するってこと!
ちょっと怖いけど、
病気に対する手段として、
寿命を延ばす手段として面白そうですね。
つか、
ロストシンボルはこの方法はアカンかったのかな?かな?