六青みつみのレビュー一覧
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「ruin 傷」の続編。
前作の重苦しく辛い物語から、救いの物語へ。
前作はカレスのライオネルへの片想いが物語の中心だったので、攻めのガルドランの魅力がいまいち伝わりにくかった。のですが、公爵として自領に戻り、ガルドラン視点で過去のエピソードなどが語られ、やっと(?)その包容力や優しさ、カレスへの想...続きを読むPosted by ブクログ -
BLだしと軽い気持ちで読んだら、設定が緻密で本格的なファンタジー小説だった。
描写も丁寧だし、キャラクターも魅力あるし、イラストも素晴らしい。
何より受へのご無体描写がなく、あまあまなのがいい。
私は甥っ子カップルよりこちらのカップルの方が好き。
ただもう少しえちシーンがあっても良かったかと。
★5...続きを読むPosted by ブクログ -
ケモミミ・もふもふファンタジーBL。内容はシリアスですが、六青先生のファンタジーに特徴的な他者による受の凌辱シーンはありません。すれ違いカップルの悲恋ですが、最後はちゃんと結ばれます。小説リンクスによると、2つの月の運行表から騎士のローテーションまできっちり設定を作り込んでおられるとのこと。だからこ...続きを読むPosted by ブクログ
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ケモミミ・もふもふファンタジー。単行本発行はこちらが先ですが、「贖罪の絆」の方が先に雑誌発表されています。シリアスな内容ですが、明るい健やかカップルで、「みゅ」に癒されてください(笑)Posted by ブクログ
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本人の責任ではない謂れのない差別がある。
身分もその一つ。
ゴミ同然に扱われているフェルス人のエリヤは極寒の中街路を清掃していた。時間までに終わらせないとと焦ったあまり古びた靴のひもが切れて足に深くガラスの破片が突き刺さっていた。
汚いと蔑まれるフェルス人であるが為、人々から酷い扱いを受けるのが当然...続きを読むPosted by ブクログ -
皇太子の第一王子ギルレリウスと「対の絆」の主従関係を結んだ最高位の聖獣リュセラン。インペリアルである彼は神々しいまでに美しく最強である筈だったが、孵化の時に様々な思惑から一日放置されていた事が原因で身体が弱い。
ギルレリウスは大切に大切に真綿に包む様に愛して育ててきたのだったが、ある日皇帝の第二王子...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて読む作家さんでした。
表紙の神々しく美しさに引かれましたら絵は稲荷家さんだったのですね。
過酷な環境で唯一信頼していた村長の息子タケルにも結局は捨てられたソラ。
贄として村を救うべく入った神来山に来て二日目に食料が尽き、五日目に漸く辿り着いた神殿の様な場所で見つけた剣に一生懸命願ったソラの目の...続きを読むPosted by ブクログ -
再読。
何度読んでも泣ける…。
初めて読んだ時はルースの健気さにやられたけど、読めば読むほどエリィが泣かせるよなぁと思う。
前作で報われなかったエリィが、ルースみたいな子に出会い、自分の弱さも受け入れ、幸せになれて良かった!!Posted by ブクログ -
軍服、ネコ耳、尻尾フェチな皆様にオススメな、もふもふケモ耳萌え。代償シリーズ2作目です。
こちらは1作目「忠誠の代償」より先に小説リンクスに掲載されていたのを既読してたのですが、それでも涙でした。
「忠誠の代償」では、片田舎ですくすく育った元野良のキリハが元気で愛らしい野生児で、そんな彼を愛でるヴァ...続きを読むPosted by ブクログ -
神来山の神獣である白虎の珀焔と黒豹の黛嵐、そして贄となる天涯孤独の15歳の少年ソラによるケモ耳ファンタジーです。
エロシーンがとても濃厚なのは初出が同人誌で、あとがきにもあるようにいつもは商業的リミッターで抑制されているセンセの萌えが今回遺憾なく発揮されているからなんですよね。
その分緻密な世界観、...続きを読むPosted by ブクログ -
しばらくBL本に手が出ないでいましたが、そういえば年末あたりに六青みつみさんは例年新刊が出いてたよな、と思い、年が明けてからネット検索しました。やっぱり六青さんの本は読んどかなくちゃね。Posted by ブクログ
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小説リンクス掲載の「誓約の代償」のスピンオフ。ギル×リュセcpのあっちが先に出るかと思ったら、ヴァル×キリハでしたね。しかし、両方の立場から公平な目で話を追うことができるので、偏りが無くなるのはいいことです。実際、可哀そうなリュセに肩入れすると、仲の良いヴァルとキリハへの風当たりが強くなりそうだった...続きを読むPosted by ブクログ
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人と聖獣とが絆を結ぶことにより、魔獣の侵攻から人々を守っている世界。
主人公の第四皇子ヴァルクートは、本来であればもっとも強い力を持つ金位(インペリアル)の聖獣と絆を結ぶはずだったが、兄である皇太子に疎まれ辺境に送られることとなり、そこで野良聖獣の繭卵を見つけ、絆を結びキリハと名づける。
不思議なこ...続きを読むPosted by ブクログ -
《勝手に評価》
身勝手度★★★★★
献身的度★★★★★
一途度★★★★★
【年の差・一途・すれ違い】
やっと!!!
ついに!!!!!
エリィのその後ですよ!!!!!
前回の『蒼い海』の時に、めちゃめちゃ可哀想な役で、ショアに写真を送るシーンなんて、いろいろ思い出しちゃって泣きましたよ(;...続きを読むPosted by ブクログ