六青みつみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初出
ruin-傷-――2002年2月 同人誌掲載作を大幅改稿
ruin-林檎とどんぐり-――書き下ろし
「光の螺旋」シリーズ第3弾。2段組でボリュームたっぷりの作品。
ようやく続編「緑の日々」も発売!
兄弟同然に育ってきた初恋相手への報われない片想いに苦しみ、次第に心の均衡を失っていく青年の話。
タイトル通り傷を負うシーンがあちこちにありますが、心の苦しみを誤魔化す為に…という感じなので
本人があまり痛がる様子が続かなかったり、痛がらなかったりなのと、
僕的に残虐と思えるまでの行為が無かったことから、その辺は結構平気でした。
最初から後半まで主人公が追い詰められっぱなしで酷い話だとは思 -
Posted by ブクログ
ボーイズラブです。(というより、どっちかていうと、ジュネ系)
内容。
引きこもりの佳人は心配性でカウンセラーの兄と一緒に暮らしている。佳人は極度の人間恐怖症で、特に体の大きな男性を前にするとパニックを起こす。その原因は、7年前の辛い事件。それらに耐えられなかった彼はそれに纏わる記憶一切を封じていた。
彼のもとに兄の患者が現われる。彼の一等苦手ながたいの大きな男……。
そんな男になぜか心惹かれてしまう佳人。
でもその結果、忌わしい記憶を呼び起こすことになって……。
つくりがとっても上手です。
読み終えて、読み返して、「ああ。なるほど」って思いました。一々、その男、藤堂の反応が -
購入済み
作者買いです。
やっぱりやられた
むつみ先生のストーリーは毎回こんな悲惨で惨い主人公
痛ましい経験が洩れなくついて来る
でも読んでしまう -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。まだ未完結。
前巻最後で再会したので、その続きからかと思ったら、別れた後からのクラウスの後悔がしっかりと書いてあった。読み応えはあったけど、早く続きに進ませてくれーと思ってしまって、一気読み。そんで後半、泣きすぎて瞼が重い。
クラウスに放逐されてハダルに暗殺されそうになった衝撃で、3年間の記憶を失ってしまったルル。一緒に放浪時の記憶も失ったおかげか、言葉を取り戻したのは幸いなんだけど・・・。
再会して優しくされて、でも本能的に信じるのを怖がるルルや、記憶が戻った後、リエルとして優しくされた記憶と、放逐されたときの信じてたのに裏切られた記憶の板挟みになるルルにめちゃくちゃ泣いた