石川博品のレビュー一覧

  • メロディ・リリック・アイドル・マジック

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    こういう青春ど真ん中なやつ、いい。読み始めナズマが頑張る話かと思ったけど、アコのヒロイン力が圧倒的、でも主人公といわれると違うけど、群像劇とも言いづらい。なんか不思議な構成だった。とにかくアコのぶっきらぼうな脳内多弁キャラが可愛いの一言。小ネタ大好きな作家だからそれが生きるキャラづくりだなーと。確かに手さぐり感は否めないけど、持ち味の勢いを殺さずポップな話になっていて好きだった。好きなツッコミは『「踊りに行こう、ジ・アーティスト・フォーマリー・ノウン・アズ・アコチン」「……誰が謎の記号だ」』

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    2017年03月07日
  • 後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール 2

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    1巻のカオス感はどこへやら、スポ根ものになってまじめに野球してます!
    上位リーグに昇格し、弱小チームに移籍した香燻•蒔羅•蜜芍たち。あの手この手で勝利を目指す展開が楽しい。あと幢幡と新登場の鏡の君がいい味出してます。
    イラストにまで小ネタを取り入れるなど、パロディネタ満載も全部は分からなかったのが残念なところ。

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    2015年09月22日
  • 後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール【特典ミニ小説付】

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    かための文章からそこはかとなくあふれ出すエロス。何というかすごい作品に出会ってしまった、というのが第一印象。金髪碧眼の大型遊撃手はやっぱり見栄えがしますね。
    後宮の少女たちが意外にも大真面目に熱血野球! かと思えば獣人やら吸血鬼やらが出てきて異能の力で野球したりと、後半はファンタジーでごった煮状態でしたが。
    1巻だけで終わるのは惜しいと思っていたところにいつの間にか2巻が出ていた……早く続きを読まねば。

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    2015年08月01日
  • クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

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    正確には星3.5くらい、だが楽しく読めた。意外に感じるほど真っ当なラブコメだった。

    ただ少々タイトル詐欺と言えなくもない。作中でも主人公は「キング・オブ・クズ」だの「暗くてクサくて画的にキツイ3K生物」だの散々な言われようだ。しかし選択肢を間違いフラグ立てに失敗すると直前のセーブまで強制巻き戻しという反則ワザがあるにせよ、フラグどころか重要イベントすら発生させられないダメ男では決してない。少なくとも学園ナンバーワン美少女なヒロイン等から好意を抱かれる程度には基本スペックは結構高かったりする。

    その辺りは上手く処理してあって「なんだよただのリア充(予備軍)じゃねーか」と鼻に付くことはない。な

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    2015年07月09日
  • 後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール【特典ミニ小説付】

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    かなり野球の知識がいるみたいで、詳しくないので、試合のシーンがちょっと理解できず…
    けど、剃毛とか剃毛とか剃毛とか面白かった!

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    2015年04月05日
  • ヴァンパイア・サマータイム

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    ヴァンパイアと人間が共存する世界での、ヴァンパイアと人間の恋物語。

    この作品のひとつめの特長は、異文化の表現だと思います。
    ヴァンパイアの生活文化。それは人間と大差が無いようで、やっぱり新しい発見に満ち溢れています。
    この『日常的に見えて、どこか非日常的な世界』が、舞台全体の魅力に繋がっているように感じます。

    ふたつめの特長は、それぞれの視点から描かれる思春期の葛藤とすれ違いです。
    寝ても覚めても相手の事を考え、ちょっとした事で一喜一憂し、悶々とする。
    そんな甘酸っぱく、小っ恥ずかしい思春期ゆえの葛藤が、この作品では如実に再現されております。

    『思春期の恋』を再び感じたい方へと是非ともお

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    2013年09月08日
  • クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

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    ギャグが最高に面白かった。しかしこれは絶対にラノベのメインストリームにはなれないなという作品。でも作者さんにはこのスタイルを貫いてほしい。
    野崎まどさんの作品に慣らされ過ぎて最後に大きな仕掛けが炸裂するかと勘ぐりながら読んだが、案外普通な着地点だったのは残念。もう少し最後まで遊んでも良かったかなと思った。続刊が望み薄なのも悲しいです。

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    2013年08月22日
  • ヴァンパイア・サマータイム

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    人間と吸血鬼の関係がほぼ対等だったり、朝は人間、夜は吸血鬼の時間に分けられていたり、でもどちらの言葉でも、自分たちの活動時間は「朝」であり「昼」であり、など、色々目の付け所が面白い作品でした。

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    2013年08月04日
  • クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

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    前半は非常に馬鹿馬鹿しく進行するのだが、終盤になるとその皮を脱ぎ捨て、純愛物語に進化する。

    突拍子もないことをする主人公に好感が持てた。著者さん、ネルリシリーズから更に腕を上げている。
    良作。

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    2012年09月04日
  • クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

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    ネタバレ

    モテない君の前に現れたドラえ…もとい未来少女が、未来の日本を救うために彼に3人の姉妹との交際を無理強いするお話。

    前半のパロディやドタバタも楽しいが、後半に至ってジュブナイル風味のむずがゆいラブストーリーになるあたりが実にいい。しんみりとしながら笑ってお別れ、という感じで実にいい読後感を感じながら読み終えることができた。

    2に続いて欲しいような、欲しくないような、微妙な気分だ。

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    2012年02月17日
  • クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

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    未来改変SF風ラブコメという様相。
    キャラと会話が小気味よく噛み合ってて、よくできたコントを見てるように楽しく読めた。
    メインキャラはもちろん、山背やロビコ・ムーピーなどサブキャラも魅力的。
    しかし、クラシックパンクでもCLASH好きな人にはクズなどいないので、タイチはクズじゃない!!!!!!!!!w
    続き、あるのかな……?

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    2012年01月26日
  • 海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと1

    無料版購入済み

    うーん

    タイトルからして、青春ラブコメ系かと思って1巻だけ読んでみたら、全然違った。

    ジャンルが全く違うのはいいけれど、ちょっと話が…。

    まず冒頭の病院シーン、女性(ヒロイン?)との掛け合いがうざい。
    シューマイ味のシュークリームとか、冒頭からそんなどうでもよいネタで争うか?

    その後の回想シーンも違和感満載。
    何がどうなっているかの描写もあいまいだし、自衛隊の動きや本人の思考も理解不能。

    不明の病気が流行し、地域ごと避難しているとはいえ、「犬の餌」を取るためにいきなり隣家に入るか?
    まだ少し離れれば商店もあるだろうに、保存食を持ち出すか?
    自衛隊、おそらく主人公を探していたんだろうけど、だった

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    2025年10月11日
  • 先生とそのお布団

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     この作家さんの本を読むのは2冊目となる。石川布団(もちろんペンネーム)という売れないラノベ作家と、人語を解し本までも読む猫の「先生」が織りなす日々を描いている。あたためていた企画が出版社の都合でボツになったり、原稿にはダメ出しを食らったり、シリーズが打ち切りになったりもする。これって、よくあることなんだろうか。

     それでも書き続ける布団。作家という職業の悲哀というか、哀愁が感じられる。本書は、カクヨムで短編小説として公開したものを、加筆修正して長編化したもの。ほほ私小説らしい。

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    2023年05月31日
  • 冬にそむく

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     タイトルと表紙カバーに描かれた女の子に惹かれて読んでみた。

     夏でも気温が上がらず、9月に雪が降り始める。そして、大雪。この「冬」が、いつ終わるかは誰にもわからない。これまでとは違う「冬」が訪れたことにより、人々の生活に様々な影響が出始める。なぜ「冬」が続くのかは、作中では明らかにされていない。新型コロナウイルスのパンデミック下での状況にも似た描写も出てくる。

     終わらない「冬」のなか、神奈川に住む高校生の幸久と美波はデートを重ねていく。。「冬」にそむく、あるいは抗うのは、二人の「雪かき」。そして青春の謳歌か。そう「春」という字が入っている。

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    2023年05月14日
  • 冬にそむく

    ネタバレ 購入済み

    物足りない感じ

    この二人、出会いのシーンもあるけど、最初付き合ってる状態から物語が始まって、家は近いしデートもする。なのに全く二人の関係性に変化が感じられない。
    本当に物語的にデートを繰り返し、一緒にいてキスをするだけ。展開的にも後半まで淡々と進むんだけど、二人の関係もずっと淡々としてる。
    そして後半だけ急に二人の心が燃える。あ、あの火事に遭遇するのってそういうことか?
    物語の中盤くらいで、この後半の行動に繋がるくらい、お互いの心の近さ的なのを感じられればよかったんだけど、序盤から後半まで起伏がなかったなぁ、、、

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    2023年05月03日
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 1 雪乃side

    購入済み

    アンソロジー1読みました。

    アンソロジーというだけあって色々な方の俺ガイルが読めるというのはなかなか面白かったです。
    ただ、自分の思っていた俺ガイルと大きく離れた作品がちょこちょこ出てくる辺りに違和感が感じられました。

    #ドキドキハラハラ #アガる #ハッピー

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    2022年09月29日
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 1 雪乃side

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    ネタバレ

    本編とは違った視点からの文章が多かったので新鮮に感じた。ただ、面白さやクオリティに差があるのが少し残念だった。

    具体的にいうと、1つ目と2つ目の短編は見るに耐えなかった。面白いかどうか以前に著者が、原作キャラの特徴を捉え切れてない感じが否めなかった。

    一方、個人的に面白かったのは裕時悠示の短編だ。雪の下以外はオリジナルキャラばかりだが、原作のキャラを思わせるキャラばかりで、ノスタルジーのようなものを感じた。話の展開も文化祭の頃と酷似しており、原作の強いリスペクトを感じた。強いて言えばオリジナリティに欠けるのがたまに傷。

    最後の渡航の短編はやはりおもしろい。雪の下家の父についてはあまり語ら

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    2020年04月17日
  • クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門

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    妙に細部の描写が詳しいところがあり……不思議なラノベ作品でしたねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    初めて読む作家さんであり、気にはなっていたんですけれども、今日と言う日まで読むことなく来ましたね…。

    プロフィールを見ると結構年取ってますね! ラノベ作家にしてみたら…遅咲きデビューといった感じでしょうか…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    特異な文体の割に意外と物語は淡々としていて…まあ、そこそこ面白かったですけれどもね。デデーン!ってなんだよっていう……よく分かりもしない設定が気がかりと言えば気がかりでした…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ラストもなんとなくハッピ

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    2019年09月05日
  • 先生とそのお布団

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    ラノベレーベルから出てるとは思えないような内容だった。この作家さんのファンだったら楽しめるのかもしれないけれど、私はこれを初めて読んだのであんまり……という感じだった。すべてがあっさり味って感じ。

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    2019年02月26日
  • 後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール【特典ミニ小説付】

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    アラビア風の後宮で野球をする話
    後宮らしい陰謀などもいちおう伏線張られているが
    この1巻ではとにかく野球
    現代の高校を舞台に「男が(重要)」野球するのは
    ライトノベルで不可能なのだろうけれど
    作者の過去作品がなければ
    なんだかなあで終わりそうな一冊

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    2018年10月26日