石川博品のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
異常気象の中とはいえ、そこまでドラマティックなことは起こらず、どちらかといえば淡々とした恋物語が綴られています。
ガガガ文庫というラノベレーベルから出ていますが、これはもはや文学といえそうです。
ですから、「先生とそのお布団」と同じように、ラノベとしては売れないだろうと思います。
ただ、淡々としていながらもページをめくらせる力はあり、作者の力量を感じます。
この設定ですと、小松左京さん辺りが書くとまた全く別の話になるのでしょうが、思い出したのは小松さんの「日本沈没」の中で、ある家庭の奥さんが結婚指輪(あるいは婚約指輪だったか)と引換えにちょっとした食料を入手し、夫と言い合いになるエピソード。 -
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Posted by ブクログ
ナラー!なんだこれ!なんて紹介すればいいのか分かんないけど面白かった!
舞台は異世界の連邦制国家内の学校……なのだけど、本地含めて各国家のクセが強すぎて人種のパワーサラダ状態になってる世界観が斬新で新鮮。
いろんな作品の「話のアクセントになるぶっとんだ個性的キャラ枠」を1クラスに集めたような濃さ、ハマる人はハマると思います。私はハマった。
「そういう異世界」のようでいて、現実の多民族社会のカリカチュアのような気もしてきてしまうんですよね。
主人公のレイチがまた視点キャラクターとしてどうなの?ってくらいモノローグでの独り言が激しくて、たぶん読み手を選ぶだろうけど私は好き。
頭の中だいたい荒唐無 -
購入済み
一巻から10年経って
読者の立場からのストーリーも、この年月かけて完結した重みを感じます。「無花果少年と瓜売小僧」という平成の小説にも通じる感覚を覚えます。良かった。これに出会って。
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Posted by ブクログ
アンソロジーの4巻目は個人的に一番よかった。
特に第一話が驚き。
これまでずっと俺ガイルの中の話だったのに、この第一話は『俺ガイル』を読んでいる読者の青年を主人公としてその9年間の青春が描かれていて、アンソロジーとして、こう言う書き方もあるんだとまず驚かされた。
そしてその内容がまた、時々の俺ガイルに触れながら、彼の人生や好きだった人に対する想いを描いていて、これはそれこそ俺ガイルを読んできた読者みんなの人生に寄り添った物語だと思った。
そこがすごく刺さった。
正直、このお話を読むためだけにこの巻を買う価値があると思う。
二話目のリレー小説のお話でのそれぞれのキャラの個性が出た小説も良かった -
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Posted by ブクログ
さあ、十年後の戸塚がしゃべってるヒッキーの嫁って誰でしょ?嫁候補いっぱいだし!あ、お米ちゃんは無理!(笑)
やっと、いろはすキター♪やっぱり凄い子♪
アンソロで、いろはすと陽乃さんがいないなぁと思ってたんです。なんかこのアンソロジー続きそうだし、次の登場に期待しよ(笑)
こうやってアンソロジー見てると、みんな、由比ヶ浜と平塚先生が好きですね。特に、平塚先生が不憫というか、誰か平塚先生の新婚生活を書いてあげて❗(笑)
ま、雪ノンが相変わらず、負けず嫌いというか、焼きもちやきというか、めんどくさいけど可愛いという平常運転です。
読んでる時間は、楽しい時間でした。
#読書記録
#読書倶楽 -
Posted by ブクログ
あのラストからのアンソロジー。
あのキャラたちへの視線は、やはり人に寄って変わるのだなあ?と実感。だから、私が思い描くあの奉仕部メンバーは、私視線のモノなんだなあと思いますね。
だけに、本音はやはり、本家は本家(笑)やはり渡先生のが納得というか安心(笑)
最終巻の私のレビューでも書いた「父親」の存在が、どこの家にもなかっただけに、このアンソロジーは収穫♪ですが、やはり娘さんて父親と似た男性を選ぶんだなあと変な感想(笑)
雪のんと八幡のお付き合いも順調なようですね。
デコ出しの雪のんとツインテ静さんは見たかった。
#やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー: 雪乃side
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ネタバレ 購入済み
まぁ、アンソロジーですからね…
いろんな作家さんの解釈とそれぞれの味で描かれた別の俺ガイルの世界。いわばSSモノですね。
これはこれで十分有りかと思います。
まぁ、自分が一番気に入ったのは、やはり最後の渡航さんの書いたエピソードですね。
ちゃんと本編にも繋がってる様だし。
気付けば、もの凄くニヤニヤさせられてました。これだけでも買って損は無しです。 -
購入済み
渡航の短編に星5つ
アンソロジーには、作品への余程の愛情がなければ成り立たないと思うので、作者本人の短編に対しての星5つという事で。
今回の短編の見どころは「さすおね」といっても過言ではないw
作者のオタク気質が良く表れているww -
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