片山真紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレとても読後感の良い作品です。
特にラストシーンが良かったですね。
主人公のエリンは売れっ子の童話作家ですが、ある日、伯母が園長を務める幼稚園の子供たちに公園で自作の読み聞かせを行っている時、一人の実業家と出会う。彼こそがその名前を知る人ぞ知るスター的存在のピーター・ラムジーだった。
エリンは幼いときに両親の離婚で心に傷を負っていたために、他人が信じられない。そのため、ピーターにも自分の素性を隠して交際を始め、結ばれた。
恋が始まった時、まさしく二人は「お伽の国の王子様とお姫様」だったのだ。
しかし、ピーターが現実を知り、エリンもまた有名人であると知った時、エリンが恐れていた破局の予感が訪れ― -
ネタバレ
電子化遅い!
コミック読んで原作読みたくなったので古本買いました。
ヒーロー、ヒロインのバトルが凄く、前半のヒーローは本当に嫌な奴です。
ヒロインがグーでヒーローを殴り倒すのも初めてでした。
ヒロインの会社を倒産させ、財産すべて奪い、安アパートから追い出し、挙句の果てコールガールにさせる。
そこまで痛めつけなくてもって思います。
何でこんなに恨みを買ったかは、ヒーローの政略結婚式をぶち壊し、ヒーローの会社が傾き、それと昔の復讐。(この復讐はお門違い!)
原作読んでもコミックのキャラクターがとっても合っているなって思いました。
ヒロインはヘコタレナク、負けん気が強い。
後半の下僕ヒー -
-
ネタバレ 購入済み
★4.2
エイミーの隠し事に何となく察しはつくもののそれがどういうタイミングで現れるのか、ハラハラした。
だけど、それまでの2人の幸せな様子や、過去の悲しみと一緒に隠しているエイミーの様子にこちらまで同じ体験をしているようで(リアルで)悲しかった。
終盤に連れて2人が幸せな様子なだけでも何故だか涙が止まらなくなった。
泣ける話だなんて想像もしてなかったので、その分のマイナス★
それにしても登場人物にひねくれた性格の人がいないのは本当にいい!
どうしてそんな風に考えるんだよぅーとか、
強情だなぁーとか、
よくこんなにすれ違えれるなぁーとか
勘違いこじらせがないのは話がスラスラ入ってきて良い。
マイケ -
4.0 (1)
-
購入済み
©︎2007年
実業家ヒーローと作家のヒロイン
思っていたより積極的なヒロイン。童話作家で世界的に売れてるってJKローリング?って思ってしまいました。
独立心旺盛なヒロインは想定外でしたが、それはそれで楽しめました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレバックホーン・ブラザースの2世代目、ケイシーとエマの恋の顛末。地元の人気者バックホーンの4兄弟の長男の息子ケイシーと、性に奔放な十代を送り地元を去って行ったエマ。忽然と姿を消したエマを忘れられないケイシーの前に、父親の病気で里帰りしたエマが現れて……。原題CASEY。
バックホーン・ブラザーズシリーズは
「蜂蜜より甘く(SAWYER)」で長男の医師ソーヤーとハニーの話、
「一瞬で恋して(MORGAN)」で次男の保安官モーガンとハニーの妹ミスティの話、
「きまじめな誘惑(GABE)」で便利屋の4男ゲイブとエリザベスの話、
「世話好きな恋人(JORDAN)」で3男獣医のジョーダンと踊り子ジョージア -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ1998年下半期ベストヒロイン部門受賞。「高慢男に屈しない痛快ヒロインに拍手!」が帯の文句。
初めて読んだ「復讐」モノ。
こういう場合の復讐は、「出会ってもケンカばかりしてる二人」の変形バージョンなんだと実感。
マイナスからプラスに。その変化が極端な分、よりドラマティックになっています。
主人公がしょっぱなから手にケガを追ってて最後まで治らないのが痛そうなんだけど……。そういうのは男にしてくれよ、と思うんだけど、そうするとケガして手が使えない君の面倒をみるよというネタが使えないのかー。それにしても、熱が出たとかなんとかあるよね。骨折とか腫れてるとか読んでて若干痛いよ。 -
-
Posted by ブクログ
おもしろくて上下巻一気に読んでしまったけど、これはハーレじゃないでしょう。イマージュに期待するのと全然違う。文体も堅めだし(ドロドロした雰囲気が良く出て効果的)、どっちかというとMIRA文庫。
物語の核はヒロインと絶対的な悪役(大姑)との闘い。ヒーローの影が薄すぎてロマンスじゃない。人格者で有能(という設定の)ヒーローなのに、ヒロインと祖母の仲が悪いことも、祖母の性格がキテることも分かっているのに、なぜか嫁姑戦争への配慮が足りなすぎるのは海外でも同じらしい。
この作者の他の作品のように無理に1冊にまとめたりせず、上下巻で出した点は評価。登場人物が多く、それぞれのエピソードがきちんと描かれてい -