片山真紀のレビュー一覧
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ロンドンの公邸に滞在中のモントリーノ公国皇太子―アレグザンダー・オーシーノと面会できるなんて!ローラは自分の幸運が信じられなかった。中世の名残をとどめる国の皇太子アレグザンダーは、まるで専制君主のように独裁的で、面会はいっさい受けつけないという評判だったからだ。壮麗な公邸で支配者然とした皇太子と会ったとき、彼のあまり幸せそうではない様子に、ローラはふつうの生活の楽しさを教えてあげたくなった。その気持ちが一大スキャンダルを招くことになるとも知らず…。
ジャーナリスト志望のヒロインの自分勝手さがちょっとあるけれど、でも全体にかわいいおはなし。プリンスとして四角四面なヒーローがこなれていくところは -
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マディ・モンゴメリーは深く傷ついていた。今までまじめに生きてきて男性経験が少なかったばかりに、婚約者に浮気され、幸せな家庭を築くという夢が打ち砕かれた。これからはたっぷり経験を積み、男性を見る目を養わなければ!そのための最初の相手としてマディが白羽の矢を立てたのは、街でも有名なプレイボーイ、マックス・ソーヤーズだった。噂では、ありとあらゆる女性を楽しませてきた愛の達人らしい。マディは彼を誘惑する計画を練り、首尾良く二人きりになった。だが思いがけずマックスは、真摯な表情でマディの誘いを断った。
笑えて楽しいおはなし。なによりヒロインの登場シーンがいい。意表を突かれた。互いに好意を持ちながら方向 -
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購入済み
3対3
ダッチェス家の物語。
なぜか3話目から読んでしまい気になってこの作品を購入。しかし全部のエピソードが語られるわけでなく、繋がっているけれど想像に任せる部分もあるというちょっと意地悪なところも。
事件を軸にしているので恋愛にかまけるわけにはいかないか?という感じです。 -
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ネタバレ面白かったです。
ヒーローは、何とイギリスの伯爵にして砂漠の国のシークにして次期国王!
どちらか一方だけでもセレブですが、両方の地位を持ってるイケメンなんて、あまりも「あり得ないほど」魅力的すぎます。
現実としては、あまり考えられない設定だけど、そこはもうロマンス小説の世界ですから、設定にハマりこんで堪能しました。
ヒーローは青年実業家でもあり、ヒロインは秘書を務めていました。物語りの冒頭はヒーローと別の女性の結婚式のシーン、花嫁がいきなり別の男に略奪されるところから始まり、かなり衝撃的です。
ヒロインのポピーは花嫁の親友で、友達が愛のない結婚をすることが耐えられず、ひそかに親友の恋人に彼 -
購入済み
ヒロイン向こう見ず過ぎる~
どれだけ豪気なヒロインでも、序盤の追い詰められっぷりは相当なもので、取り返しのつかない行動に走る危険だってあった。ヒーローは住む部屋を次々追いだすようにしてて動向をチェックしてたらしいけど、どこまで考えていたのかな。結婚式の邪魔は花嫁であるヒロイン友人だって望んでた事だから読者からすれば
やり過ぎとしか思えない。でもそこは結局反省してないヒーロー。身体を売らせようとしたり、発想がゲスすぎてドン引いてしまった。ヒーローは婚約中の婚約者とヒロインへの気持ちもなんだか曖昧で、モヤモヤも残る。面白いんだけどな~。全体としては。 -
購入済み
ガラスの靴はなくても
姉のローラは優しすぎるー。我慢しすぎるー。最初から最後まで読む間に、何回イライラはらはら切なく苦しく感じたことか、、、。逆に妹の憎たらしいことといったら、、、度を越してました。こんなおバカな意地悪娘めったにおらんわ。血のつながった姉妹とは思えなーい。お父さん、もっと厳しくして!
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Posted by ブクログ
ネタバレヒロインのライラは、しっかりと自立した賢い女性ですが、実は女王として国を治めるという重責があるが故に、そう振る舞ってきただけで、本当は弱いところもある普通の女性なんだなぁ…と、読んでいて切なくなる話でした。
弟が生まれれば、自分が結婚すれば、大切な母国は国王に統治されるのだと、自分に言い聞かせ、それまでの間は自分がしっかりしなくては…と、頑張ってきたであろう姿に胸を打たれます。
夫になったザヴィアンのころころと変わる態度と秘密を隠している姿には、ちょっとイライラさせられました。いろんな意味で、振り回されるライラが気の毒だった。
最後の最後で、ザヴィアンが、ライラには自分(支え)が必要だと気づい