あらすじ
親の決めた政略結婚から逃げたいという内気な親友に頼みこまれ、ジェーンは式の当日に、捨て身の行動に出た。自分は新郎と深い仲にあると嘘をついて永遠の誓いを阻んだのだ。すぐに結婚はとりやめとなり、目的を果たすことができた一方、じゃまされた新郎のライアンは“復讐の鬼”と化す。商才のある彼はまたたく間に成功して富を得るやいなや、ジェーンが父から継いだ会社をいともたやすく潰してしまった。たまらず抗議しに行くと、彼は強引に唇を奪って宣戦布告した。「お楽しみはこれから。今度は僕が君の人生をかきまわす番だ」
*本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感情タグBEST3
電子化遅い!
コミック読んで原作読みたくなったので古本買いました。
ヒーロー、ヒロインのバトルが凄く、前半のヒーローは本当に嫌な奴です。
ヒロインがグーでヒーローを殴り倒すのも初めてでした。
ヒロインの会社を倒産させ、財産すべて奪い、安アパートから追い出し、挙句の果てコールガールにさせる。
そこまで痛めつけなくてもって思います。
何でこんなに恨みを買ったかは、ヒーローの政略結婚式をぶち壊し、ヒーローの会社が傾き、それと昔の復讐。(この復讐はお門違い!)
原作読んでもコミックのキャラクターがとっても合っているなって思いました。
ヒロインはヘコタレナク、負けん気が強い。
後半の下僕ヒーローは笑えますが、ヒーローの母が良い人で良かった。
Posted by ブクログ
1998年下半期ベストヒロイン部門受賞。「高慢男に屈しない痛快ヒロインに拍手!」が帯の文句。
初めて読んだ「復讐」モノ。
こういう場合の復讐は、「出会ってもケンカばかりしてる二人」の変形バージョンなんだと実感。
マイナスからプラスに。その変化が極端な分、よりドラマティックになっています。
主人公がしょっぱなから手にケガを追ってて最後まで治らないのが痛そうなんだけど……。そういうのは男にしてくれよ、と思うんだけど、そうするとケガして手が使えない君の面倒をみるよというネタが使えないのかー。それにしても、熱が出たとかなんとかあるよね。骨折とか腫れてるとか読んでて若干痛いよ。
Posted by ブクログ
1998.12 初版 I-1200
ヒーローの復讐は酷すぎる、しかも八つ当たりも含まれていそうだし。
どんなに追いつめられても立ち向かっていく、負けず嫌いのヒロインに拍手。
ヒロイン向こう見ず過ぎる~
どれだけ豪気なヒロインでも、序盤の追い詰められっぷりは相当なもので、取り返しのつかない行動に走る危険だってあった。ヒーローは住む部屋を次々追いだすようにしてて動向をチェックしてたらしいけど、どこまで考えていたのかな。結婚式の邪魔は花嫁であるヒロイン友人だって望んでた事だから読者からすれば
やり過ぎとしか思えない。でもそこは結局反省してないヒーロー。身体を売らせようとしたり、発想がゲスすぎてドン引いてしまった。ヒーローは婚約中の婚約者とヒロインへの気持ちもなんだか曖昧で、モヤモヤも残る。面白いんだけどな~。全体としては。