あらすじ
また、あなたに恋してしまう。それがなにより怖くて……。
2年前に別れた夫マイケルが事故に遭ったという一本の電話――それは、エイミーをつらい過去へと引き戻すものだった。事故で記憶を失った彼の面倒を見てほしいと彼の姉に頼まれたが、できれば、二度とマイケルには会いたくなかった。まだ赤ん坊だった愛娘の死にも涙一つ流さなかった冷たい彼には……。けれど放っておけず、気づけばエイミーは元夫のもとに駆けつけていた。元妻のこともあの悲劇のことも忘れ、明るさを取り戻したマイケルに、エイミーは愚かにもすがりたくなってしまう。彼の記憶が戻れば、耐えがたい絶望と孤独に慟哭した、あの時の涙がまた流れるというのに。
■北米ロマンス小説界の最高峰、RITA賞を受賞した実力派、カレン・ヴァン・デア・ゼーの名作をお贈りします。自分が離婚した妻だともし告げれば、マイケルに追い返されるだろうと思い、エイミーは今も妻としてふるまいます。やがて真実に気づいたとき、彼は――。
感情タグBEST3
★4.2
エイミーの隠し事に何となく察しはつくもののそれがどういうタイミングで現れるのか、ハラハラした。
だけど、それまでの2人の幸せな様子や、過去の悲しみと一緒に隠しているエイミーの様子にこちらまで同じ体験をしているようで(リアルで)悲しかった。
終盤に連れて2人が幸せな様子なだけでも何故だか涙が止まらなくなった。
泣ける話だなんて想像もしてなかったので、その分のマイナス★
それにしても登場人物にひねくれた性格の人がいないのは本当にいい!
どうしてそんな風に考えるんだよぅーとか、
強情だなぁーとか、
よくこんなにすれ違えれるなぁーとか
勘違いこじらせがないのは話がスラスラ入ってきて良い。
マイケルの心の内が読めるのもいいし、性格がいいのもいい
幸せな部分だけをふりかえるならまた読み返したいと思う