中島梨絵のレビュー一覧

  • 恋文の技術 新版

    Posted by ブクログ

    外で読まなくてほんっとうによかった。「ねえ、モナミ」で笑い、「方法的おっぱい懐疑」で笑い「やぷー」で笑い、言葉の通り抱腹絶倒でした。笑いすぎて涙が出たのなんていつぶりかな。想像を絶する守田くんのヘンテコ具合に笑ってしまったけど、本当に、相手に伝えたいことほど伝えるのが難しいなと思う。素直に言えばいいはずなのに、できないんですよね。伝えられる自分になりたいです。この本を友人に薦めるときには「書簡体でさらっと読めるから、移動の電車のなかとかで読むのがおすすめだよ」って言おうと思う。やむを得ぬ!

    0
    2025年02月28日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    バスケ部の中学生男子後藤明良。
    亡くなったお父さんの生まれ変わりとして周囲に常に期待を持たれ、亡き父同様に医者を目指し(たふりをしながら)バスケットを頑張っている。
    弱小チームのバスケ部であり、プロバスケプレーヤーになりたいと思いつつもチームメイトと馴れ合って中学時代は体慣らしと割り切って過ごす。
    そこへバスケ強豪チームから転校してきた小杉が入り、夏休みの間のみのコーチも加わりチームバランスに変化が生じる。
    そんな中、ある日同級生の女の子から兄が万引きをしていると知らされる。
    小杉や他バスケ部員との付き合い方の悩みや親戚からの期待を背負っていたが、おばあちゃんの結婚式を機に全てから解放された後

    0
    2023年02月12日
  • 大岡弘武のワインづくり 自然派ワインと風土と農業と

    Posted by ブクログ

    ワイン本、作る人目線で平易な文と図解あり。ワイン好きは必読の一冊。グランドコリーヌファンに限らず。
    ロケハン、品種選び、栽培、収穫、醸造、熟成、瓶詰め、出荷、値付け、経営においてやってる人のなぜ が詰まった本。
    ワインを飲んだり、ワイナリーに行く際に、また一目通すと学びが深まる。

    0
    2022年02月27日
  • メランコリー・サガ モールランド・ストーリーI

    Posted by ブクログ

    実にクールな物語。主人公のコトノハ、パル、700の三人は教室でのグループから外れたからなんとなく一緒にいる。コトノハの住むマンションはショッピングモール、デパート、駅と直結し、裏にはオタク街もある都会のど真ん中。両親はゲームクリエイターと作家。朝両親がいない(起きてこない)時は、近所のお店で朝食を済ます。今まであまり見ない環境設定なのです。

    そこで大きくなったコトノハにとって、人が多く賑やかな場所は日常。お店の人とも仲良くなり会話も交わし、でもべったりな関係ではない。
    それはコトノハ、パル、700の三人の関係性にも現れており、たまたまグループからはみ出たもの同士という間柄。友達なのかと問われ

    0
    2020年03月28日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    始めて読んだ草野たきさんの本。
    この年頃(中学生)の自尊心肥大少年の心情表現がスゴイ。
    女性なのに少年の心を手に取るように描く作家さんである。佐藤多佳子さんも同じように少年を書いたらスゴイ作家さんであると思うのだが、この方たちは、どうしてこんな風に書けるのだろう??
    少年の自立…母親にとっては大きな課題。お母さん世代も読んでみては?

    0
    2019年05月17日
  • ロックなハート モールランド・ストーリーII

    Posted by ブクログ

    『トムは真夜中の庭で』も一緒に読むといいかも。大人にも子どもの頃があったんだけど、子どもの頃のことって忘れてる。ずっと読みつがれている本ってすごい。子どもの頃は主人公目線で読んでたけど、今は、母親目線で読んでしまうな。三巻が楽しみです。

    0
    2016年01月31日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    このバスケ部の部員は、「本当の仲間」であると思った。家族との絆・部員との絆が描かれているこの本は、私の胸に響くものがあると思った。

    0
    2014年02月01日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    人に薦めたくて仕方ない一冊。


    本当に良かった。
    主人公の明良みたいな奴いる、よくそんな部活ある。学生の私にとってはびっくりするぐらいリアルだった。
    心理描写も本当に上手くて、よくある展開なのに全くそんな気がしなかった。
    言葉では言い表せない感動をした。

    草野たきという作家にただただ感動するばかりだった。

    0
    2011年10月23日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    良かった!
    名前は知っていましたが、あまり読んだことのないYA作家さんでした。
    当たりですな。
    面白かったです。

    0
    2010年05月21日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

    Posted by ブクログ

    チェスを通して
    様々困難を乗り越えつつ
    戦友が生まれる
    スポーツで言うノーサイド精神が胸熱
    そしてお前いい奴じゃんと
    ラストもしかしてのうるうる

    チェスゲーム覚えて再読しよ

    0
    2025年09月18日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

    Posted by ブクログ

     なんたって櫛木さん読後の本ですから、本来秘めていた爽やかさが5割り増し。「読んで良かった」感、満開。幼い頃の読書体験思い出すことしきりなひと時でした、ごちそうさま。

    0
    2025年08月24日
  • グッドジョブガールズ

    Posted by ブクログ

    何とも言えん甘酸っぱさ。
    最後の手紙は、
    ずっと友達だよ、よりもずっと素敵。
    こういうとき、本当に作家ってすごい!と思う。

    0
    2025年08月11日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

    Posted by ブクログ

    装丁が綺麗でレトロな感じもある所に惹かれて購入しました。
    チェスは知らないのに、ひきこまれて直ぐに読み終えました。

    0
    2025年08月09日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

    Posted by ブクログ

    チェスのルールが文面だけだと、正直難しかったけど、チェスに狂わされた人間模様が新人賞受賞作には思えないくらい鮮やかに描かれていた。スポーツ漫画のような熱を感じた。映像化も面白そうな作品だと感じました。

    0
    2025年08月08日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

    Posted by ブクログ

    重たい病気と戦う子供達の心情の描き方に心打たれてボロ泣き。
    チェスは脇役、メインはチェスにのめり込む子供達や大人が直面する環境や心情。

    0
    2025年07月24日
  • 恋文の技術 新版

    Posted by ブクログ

    7/23ふみの日に読み終えたのは、たまたまです。
    書簡体小説で読みやすく、声を出すほど沢山笑ったわ。これぞ青春だー!!笑
    手紙を書く時間、ポストまでの道中、返信が来るまでの時間、全て含めて『手紙を書く』と言うこと…素敵だな。

    0
    2025年07月23日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

    Posted by ブクログ

    SNSで見掛けて、ずっと気になっていた作品。
    文庫化を機に手に取った。
    文庫の装画が箔押しでキラキラしていて、とっても素敵(*ˊ ˋ*)

    世界有数の頭脳スポーツ・チェスと出会い、その面白さに魅入られた、4人の若者。己のすべてをかけてチェスプレイヤー日本一を決める大会に挑む彼らの勝負の行方はー…?

    本書の題材は「チェス」。
    …なのですが、チェスについて全然知らなくても楽しく読めた。
    チェスの奥深さ、美しさが文章から伝わってきたし、時折語られるチェスプレイヤーの名言、プレイの手法など興味深かった。
    本書の飾り罫が全部チェスの駒で、駒の種類や数が少しずつ違うので、なにか意図がありそう…!(と思い

    0
    2025年07月23日
  • 恋文の技術 新版

    Posted by ブクログ

    仕事の合間に時間があったのでつい読んでしまった。
    森見登美彦のよさが詰まっていると思う。読みやすいし面白い。番外編って「ビックな男になる方法」の小冊子がついてて、笑ってしまった。

    0
    2025年06月27日
  • 恋文の技術 新版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    研究に追われる大学院生とその周囲との手紙交換を覗き見するという形で話が進んでいく。恋文の技術を追い求めて最後まで手紙の形態で書き綴られるが、1番最後の手紙が恋文で締められているのがアツかった。1人1人に対する手紙の内容は少しずつ異なっていて、それが人間は相手によって自分の見せる部分を分けているということを表しているようで面白かった。大文字山から赤い風船に手紙をくくりつけて飛ばすというのがなんとも楽しそうで良い。

    0
    2025年06月24日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    若さ故の傲慢さ、大人の狡賢さ、人間の弱さ、人生のままならなさ、けれどいつからでもやり直せること、いろんな要素が詰まりつつも重たくなりすぎず、読後感は爽やかです。さくさくと読み進められました。
    児童文学だと思いますが大人でも十二分に面白かったです。

    物語の主軸は主人公と部活仲間たちにあるのかもしれませんが、私は主人公と兄、ふたりの間にしかない、兄弟がお互いに向ける感情も好きです。お兄さんが家を出る場面では泣いてしまいました。

    0
    2025年06月23日