中島梨絵のレビュー一覧

  • リリース

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    バスケ部の中学生男子後藤明良。
    亡くなったお父さんの生まれ変わりとして周囲に常に期待を持たれ、亡き父同様に医者を目指し(たふりをしながら)バスケットを頑張っている。
    弱小チームのバスケ部であり、プロバスケプレーヤーになりたいと思いつつもチームメイトと馴れ合って中学時代は体慣らしと割り切って過ごす。
    そこへバスケ強豪チームから転校してきた小杉が入り、夏休みの間のみのコーチも加わりチームバランスに変化が生じる。
    そんな中、ある日同級生の女の子から兄が万引きをしていると知らされる。
    小杉や他バスケ部員との付き合い方の悩みや親戚からの期待を背負っていたが、おばあちゃんの結婚式を機に全てから解放された後

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    2023年02月12日
  • 大岡弘武のワインづくり 自然派ワインと風土と農業と

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    ワイン本、作る人目線で平易な文と図解あり。ワイン好きは必読の一冊。グランドコリーヌファンに限らず。
    ロケハン、品種選び、栽培、収穫、醸造、熟成、瓶詰め、出荷、値付け、経営においてやってる人のなぜ が詰まった本。
    ワインを飲んだり、ワイナリーに行く際に、また一目通すと学びが深まる。

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    2022年02月27日
  • メランコリー・サガ モールランド・ストーリーI

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    実にクールな物語。主人公のコトノハ、パル、700の三人は教室でのグループから外れたからなんとなく一緒にいる。コトノハの住むマンションはショッピングモール、デパート、駅と直結し、裏にはオタク街もある都会のど真ん中。両親はゲームクリエイターと作家。朝両親がいない(起きてこない)時は、近所のお店で朝食を済ます。今まであまり見ない環境設定なのです。

    そこで大きくなったコトノハにとって、人が多く賑やかな場所は日常。お店の人とも仲良くなり会話も交わし、でもべったりな関係ではない。
    それはコトノハ、パル、700の三人の関係性にも現れており、たまたまグループからはみ出たもの同士という間柄。友達なのかと問われ

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    2020年03月28日
  • リリース

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    始めて読んだ草野たきさんの本。
    この年頃(中学生)の自尊心肥大少年の心情表現がスゴイ。
    女性なのに少年の心を手に取るように描く作家さんである。佐藤多佳子さんも同じように少年を書いたらスゴイ作家さんであると思うのだが、この方たちは、どうしてこんな風に書けるのだろう??
    少年の自立…母親にとっては大きな課題。お母さん世代も読んでみては?

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    2019年05月17日
  • ロックなハート モールランド・ストーリーII

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    『トムは真夜中の庭で』も一緒に読むといいかも。大人にも子どもの頃があったんだけど、子どもの頃のことって忘れてる。ずっと読みつがれている本ってすごい。子どもの頃は主人公目線で読んでたけど、今は、母親目線で読んでしまうな。三巻が楽しみです。

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    2016年01月31日
  • リリース

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    このバスケ部の部員は、「本当の仲間」であると思った。家族との絆・部員との絆が描かれているこの本は、私の胸に響くものがあると思った。

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    2014年02月01日
  • リリース

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    人に薦めたくて仕方ない一冊。


    本当に良かった。
    主人公の明良みたいな奴いる、よくそんな部活ある。学生の私にとってはびっくりするぐらいリアルだった。
    心理描写も本当に上手くて、よくある展開なのに全くそんな気がしなかった。
    言葉では言い表せない感動をした。

    草野たきという作家にただただ感動するばかりだった。

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    2011年10月23日
  • リリース

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    良かった!
    名前は知っていましたが、あまり読んだことのないYA作家さんでした。
    当たりですな。
    面白かったです。

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    2010年05月21日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    面白かった。久しぶりに胸熱な感動だった。
    小児病棟でチェスに出会った透から始まり、
    進路に悩むハルキ、盲目の少女、アウトロー釣崎
    4人のチェスの物語をリレー形式に並べ、
    真剣勝負で人生賭けてチェスに向き合う姿に
    熱いものが。本気で好きなことに夢中になれる
    4人が羨ましく、爽やかな読書感だった。



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    2025年12月19日
  • 恋文の技術 新版

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    書簡体小説。森見登美彦節が炸裂してたけど、今までで1番するする読めた。さすがに森見登美彦作品に慣れてきたのかも。
    守田一郎1人が書いた手紙で文通相手の返事はまったく書かれてないのに、起きている出来事やキャラクターの人物造形が立体的に思い浮かぶから不思議だ。
    恋文の技術と言いながら、結局手紙では告白しないところが芸術点高くて好き。
    ずっとくだらないけど、このくだらない日々がずっと続け!と思わずにはいられなかった。

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    2025年12月17日
  • いちばんうつくしい王冠

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    後半、終盤までめーっちゃ面白!かったんだけど、結末がもったちなく、、、思えてしまった。かといって、どんな結末なら納得ができたのか、、、ここまで話が広がりすぎるとなかなか難しいものかもしれない。かがみの孤城に雰囲気が似てた。

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    2025年12月16日
  • 恋文の技術 新版

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    書簡体小説ですが、各キャラクターの個性が強く表現されていてすごいです。
    主人公の守田が研究室の友人や先輩、妹などにひたすら手紙を書き続けています。
    本来、物語は主人公と主人公以外の人物や環境による影響によって成り立つと思うのですが、この物語はただひたすら守田からの手紙だけで展開されます。彼の書く手紙の内容から友人たちからの返信があったと推測されるのですが、それを踏まえてさらにまた守田が手紙を書くことで彼らの関係性や人間性がどんどん浮き彫りになります。
    物語の最後にしてようやく守田が恋する相手への手紙が出てきますが、結果がどうなったのかを想像できるのもまた楽しみのひとつです。

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    2025年12月10日
  • いちばんうつくしい王冠

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    ネタバレ

     夏休みの初日に集められた少年少女7人。目覚めたら見知らぬ体育館。不気味な着ぐるみは言う。みんなで劇を完成させてもらう。それ以外にここから出る術はないと。

     よくあるデスゲーム系かと思って読み進めれば違った。面白かったです。

     ここまでしないとダメなのかと。ここまでしないと自分がした事を客観的に見れないのかと。悲しい現実。反省しなさいと言うのは簡単だけどやられた方はそうじゃないと思うんだろうな。でも立場は固定じゃないし気づかないうちに逆転してることもある。誰かの被害者はもしかしたら誰かの加害者かもしれない。そう考えるといたたまれないし苦しい。

     該当する人たち全員にこんなことはできない。

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    2025年12月06日
  • 恋文の技術 新版

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    森見登美彦節全開で最高だった。
    森見登美彦といえば京都で主人公が捻くれているが、今回の舞台は主に石川で、主人公の捻くれ具合は今まで読んできた作品の中で過去最高だったと思う。読んでいてずっとクスクス笑いが止まらなかった。「夜行」「夜は短し歩けよ乙女」などと違いファンタジー要素が全くなかったため容易に想像することができたし、作者のおっぱいの好きさ加減も知ることが出来た。
    個人的に森見登美彦作品で1番好きかもしれない。

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    2025年12月05日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスを通して
    様々困難を乗り越えつつ
    戦友が生まれる
    スポーツで言うノーサイド精神が胸熱
    そしてお前いい奴じゃんと
    ラストもしかしてのうるうる

    チェスゲーム覚えて再読しよ

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    2025年09月18日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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     なんたって櫛木さん読後の本ですから、本来秘めていた爽やかさが5割り増し。「読んで良かった」感、満開。幼い頃の読書体験思い出すことしきりなひと時でした、ごちそうさま。

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    2025年08月24日
  • グッドジョブガールズ

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    何とも言えん甘酸っぱさ。
    最後の手紙は、
    ずっと友達だよ、よりもずっと素敵。
    こういうとき、本当に作家ってすごい!と思う。

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    2025年08月11日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    装丁が綺麗でレトロな感じもある所に惹かれて購入しました。
    チェスは知らないのに、ひきこまれて直ぐに読み終えました。

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    2025年08月09日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスのルールが文面だけだと、正直難しかったけど、チェスに狂わされた人間模様が新人賞受賞作には思えないくらい鮮やかに描かれていた。スポーツ漫画のような熱を感じた。映像化も面白そうな作品だと感じました。

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    2025年08月08日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    重たい病気と戦う子供達の心情の描き方に心打たれてボロ泣き。
    チェスは脇役、メインはチェスにのめり込む子供達や大人が直面する環境や心情。

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    2025年07月24日