中島梨絵のレビュー一覧

  • 恋文の技術 新版

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    大学生の守田一郎が友人、先輩、教え子、妹、想い人にあてた書簡集。相手によって口調は違えど、揺るぎない守田の偏屈ぶり、憎めない愛らしさがアイデンティティとして感じられて面白かった。

    他人が他人にあてる手紙を読むことは滅多にないので何か後ろめたいこそばゆい気持ちも感じつつ、手紙の独特の行間や書き手の思考の過程が明らかにされている独特なコミュニケーションスタイルなと改めて感じた。

    個人的には、第九話の伊吹さん宛ての失敗書簡集は守田の愛らしさが爆発していて最高だった。あとがきを読み、図らずも守田一郎と森見登美彦の人物像が重なり合ってしまった。

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    2026年03月14日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    命を、生きる意味をかけてチェスを指す人々。みんな頑張っててそれでいい作品だった。感動した。
    今のところの今月イチ作品かな。

    透は小学生だが、全身型特発性神経不全症という病気で入院中。突然身体の一部が動かなくなる病気で、入院したらいつまでなのかわからない。そんな日々に同室の輝がチェスを教えてくれた。
    まずは定石を覚えて、タクティクス問題を解くといいらしい。チェス熱は子供達の間で広がった。みんな病気と闘いながら、切磋琢磨していく。輝は手術して退院した。透は前向きに頑張っている。中学生になった。輝は交通事故で亡くなった。

    樽山は進学校の開化高校2年生。白血病で入院していた瑠偉とチェス部に入ってい

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    2026年03月13日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    もっと売れていいのになと思った。万人受けするテーマで短編構成なので読みやすい。かがみの弧城が好きな人はおすすめです。装丁もカッコよくて私はジャケ買いしました。ボードゲームが好きなのでより一層感情移入してしまったところもある。

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    2026年03月01日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    圧倒的星5!チェスに人生を賭けている4人の物語。
    チェスは頭も使うけどそれ以上に体力と経験と想いが必要なスポーツなんだなと思わせられる。
    それぞれの人生とチェスにかける情熱、噛み締めながらゆっくり読み進めた。
    綺麗事だけじゃない、本気だから見える感情が読み取れてすごく心が揺さぶられる本だった。
    間違いなく今年のベスト本に入る。

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    2026年02月15日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    赤字に金の箔押しが美しい表紙に惹かれて購入。
    表紙に描かれている少年2人、チェスのお話、裏表紙のあらすじ、うん、爽やかな青春のお話かなと想像して読み始めるも、どんどん惹き込まれる。なんだこの物語は。めちゃくちゃ熱い物語じゃないか。
    キャラクター各々のエピソードも素敵だし、それぞれのチェスへの想いを知った上でのチェスワン・グランプリ以降のお話は涙なしには読めなかった。
    チェスに懸ける若者の熱い想いが詰まったとても素敵な物語でした。

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    2026年01月12日
  • いちばんうつくしい王冠

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    「鏡の孤城」と「ニ人一組に…」を少し思い出しながら夢中で読んだ
    相手の気持ちを考えるのは勿論、謝っても許されるとは限らないに激しく共感

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    2026年01月12日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    夢(チェス)がいかに人生に彩りを与えてくれるか、
    登場する人物の夢との向き合い、そこから彼らは何を得たのか。
    夢とは生きる希望とは、生きる原動力とはなにかを深く考えさせられ、夢をみつけたくなる一冊。

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    2025年12月27日
  • リリース

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    周囲に医者になることを期待されて育つ主人公がその殻を破ってゆくお話。

    とても良かったです。児童文学らしいみずみずしさにあふれていました。
    自分の夢とか周囲の期待への不満とか、いろんなとんがったネガティブな感情が、周りとの壁が壊れてから成長した姿へ再構築されていく過程が鮮やか。
    こういうのがあるからたまに児童文学読むのはやめられません

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    2025年12月06日
  • 恋文の技術 新版

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    #恋文の技術感想
    谷口誠司
    守田一郎
    小松崎友也…マシマロ
    伊吹夏子
    大塚緋沙子
    マリ先生…三枝麻里子
    森見登美彦
    タモツ
    ナツ
    間宮少年
    守田薫
    コヒブミー教授
    フジイ

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    2025年11月17日
  • いちばんうつくしい王冠

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    ネタバレ

    いままでのハードな世界観から一転したような青春物語。
    これまでのものとはテンションがぜんぜん違う!(笑)
    これはほとんどの人が読んでも楽しめると思う。

    はじめはどうして集められ、閉じ込められたのかも分からなくて、そこから徐々にお互いのことを知り、演劇をすることの理由が分かっていく過程が面白い。
    自分がしていたことに気づき、しかもそれに向き合うなんて誰もが出来ることではないはず。
    劇の結末はどうするかを自分たちで考えて、こうするしかないって答えを劇中劇で指し示すなんてまじスマート!カッコイイ。シンシンって映画の演劇練習とかに近い感じなのもよかったですね。

    今作に出てくる子供たちの家族は決定的

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    2025年11月08日
  • 恋文の技術 新版

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    森見登美彦氏の友人、守田一郎氏が、京都大学からクラゲの研究のために半年間能登鹿島臨海研究所に出向することとなり、寂しさから友人たちと文通した書簡集。恋バナをしたり、下ネタに走ったり、実験ノートやデータの入ったパソコンを誘拐したりして、卒論制作ギリギリのチキンレースをしたり、バカバカしくも学生さんらしい生活がうかがわれて一緒に何かをやっている気分にさせられる爽やかで微笑ましい作品。

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    2025年10月25日
  • 恋文の技術 新版

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    やっぱり森見登美彦は最高だ!

    読書に教訓など求めるなと云わんばかりの気取らなさ! 基、事実云ってる!

    知的でどこか品のあるダサさ!

    妙にリアルな灰色の青春譚!

    なのに真夏のサイダーのような読後感!

    好きィー!

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    2025年10月09日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    面白い!
    本屋さんで煌びやかな表紙に惹かれて購入。チェスは国境を越える。
    小児病棟でチェスをきっかけに出会い切磋琢磨した仲間。チェスに生きる楽しみを見出した盲目の少女。アウトローながらチェスだけに人生を賭ける男性。チェスに熱量を注ぐ人たちの出会いと別れを描く。

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    2025年09月22日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    中身がないように見せて中身があるようなそぶりを見せる本。
    守田君が書いた文通しか読んでないのに、登場人物の人となりや、それぞれがどんな文通を書いていそうか想像できて楽しかった。

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    2025年09月11日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    ネタバレ

    「チェスと命と、どっちが大事かわからないの?」終盤のこの質問に対する答えがこのお話の全てだと思う。この人物が出てくる意味ある?とかこのシーン、このセリフ必要?みたいに思うところがあったが、読後、全てが必要だったことがわかる。楽しかった。

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    2025年08月31日
  • エヴァーグリーン・ゲーム

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    チェスに魅了され、チェスに人生をかける登場人物達の物語。

    チェスの知識はまったくないけど、登場人物達の心情の描写がとても丁寧で、気付いたら感情移入するようにのめり込んで、読み進める手が止まらず。終盤はほぼ息を止めて読んでいたような。
    どの登場人物も魅力あるキャラだっので、チェスプレイヤー以外の目線のスピンオフなんかも読んでみたいかも。

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    2025年08月15日
  • 恋文の技術 新版

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    森見ワールドというか、森見の書く人物像って全て面白くて、でも人情的な温かみや人間くささ(拗らせ?笑)があって魅力だなあと思いました。
    ずっと読んでたいし、こころに栄養が行き渡るような本でした。

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    2025年08月07日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    研究に向いてない根性の足りない理系院生が主人公で、自分と設定が同じすぎる。将来に悩んでる今のタイミングで読めて良かった。

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    2025年05月04日
  • 恋文の技術 新版

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    主人公が様々な友人と手紙を交わす物語ですが、ついつい笑ってしまうような場面もありサラッと読めてしまいしました!
    最近こういった本に巡り会えていなかったので満足のいく1冊でした!

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    2025年04月25日
  • 恋文の技術 新版

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    京都の大学院から研究のため遠く離れた実験所に飛ばされてしまった主人公、守田一郎。彼はそこでの寂しさをうめるため、京都に住む同級生の友人、先輩、妹、教え子の少年、彼らへ文通修行と称して手紙を書く。友人の恋の相談、先輩との因縁、妹への講釈、教え子の少年の近況、おっぱい事件など……

    守田一郎、愛すべき阿保である。彼のへそ曲りで、言い訳がましく、どこか拗らせた手紙が私は大好きだ。
    この本を読んでる間ずっと笑いっぱなしだった!!

    この本を読み終わった後は、無性に手紙を書きたくなる。ただの手紙ではなくて、守田一郎の手紙のように読み手がクスッと笑える手紙を書きたい!
    森見登美彦先生、どうやったら守田一郎

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    2025年04月09日