中島梨絵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
命を、生きる意味をかけてチェスを指す人々。みんな頑張っててそれでいい作品だった。感動した。
今のところの今月イチ作品かな。
透は小学生だが、全身型特発性神経不全症という病気で入院中。突然身体の一部が動かなくなる病気で、入院したらいつまでなのかわからない。そんな日々に同室の輝がチェスを教えてくれた。
まずは定石を覚えて、タクティクス問題を解くといいらしい。チェス熱は子供達の間で広がった。みんな病気と闘いながら、切磋琢磨していく。輝は手術して退院した。透は前向きに頑張っている。中学生になった。輝は交通事故で亡くなった。
樽山は進学校の開化高校2年生。白血病で入院していた瑠偉とチェス部に入ってい -
Posted by ブクログ
ネタバレいままでのハードな世界観から一転したような青春物語。
これまでのものとはテンションがぜんぜん違う!(笑)
これはほとんどの人が読んでも楽しめると思う。
はじめはどうして集められ、閉じ込められたのかも分からなくて、そこから徐々にお互いのことを知り、演劇をすることの理由が分かっていく過程が面白い。
自分がしていたことに気づき、しかもそれに向き合うなんて誰もが出来ることではないはず。
劇の結末はどうするかを自分たちで考えて、こうするしかないって答えを劇中劇で指し示すなんてまじスマート!カッコイイ。シンシンって映画の演劇練習とかに近い感じなのもよかったですね。
今作に出てくる子供たちの家族は決定的 -
Posted by ブクログ
京都の大学院から研究のため遠く離れた実験所に飛ばされてしまった主人公、守田一郎。彼はそこでの寂しさをうめるため、京都に住む同級生の友人、先輩、妹、教え子の少年、彼らへ文通修行と称して手紙を書く。友人の恋の相談、先輩との因縁、妹への講釈、教え子の少年の近況、おっぱい事件など……
守田一郎、愛すべき阿保である。彼のへそ曲りで、言い訳がましく、どこか拗らせた手紙が私は大好きだ。
この本を読んでる間ずっと笑いっぱなしだった!!
この本を読み終わった後は、無性に手紙を書きたくなる。ただの手紙ではなくて、守田一郎の手紙のように読み手がクスッと笑える手紙を書きたい!
森見登美彦先生、どうやったら守田一郎