中島梨絵のレビュー一覧

  • グッドジョブガールズ

    Posted by ブクログ

    あかりのお母さんは病気で死んでしまっていた。お父さんと二人暮しだけど、お父さんには恋人がいるらしい。
    由香の家は親が離婚していて、お母さんと暮らしているけど、父親が養育費をたくさん払ってくれて、由香はヴァイオリンのレッスンを頑張っている。
    桃子は美人でモテるけど、空手一筋。誰とも付き合うつもりはない。

    三人はフツーじゃない。でも、お互いを干渉せず、ベタベタ気を使い合う関係ではなく、悪友としていつも一緒にいる。家族の悩みも恋の悩みも打ち明けないドライで気軽な関係。
    そんな三人が、小学校最後の思い出作りにチアダンスをする事に決めた。でも、三人の気持ちにズレが出てきて、チアダンスもうまくいくかどう

    0
    2016年08月07日
  • メランコリー・サガ モールランド・ストーリーI

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    YA。シリーズ。ファミコン。親子。友達。都会。ショッピングモール。親子関係も友達関係もとてもクールな3人だ。だけどそこに葛藤がないわけじゃない。

    0
    2016年02月26日
  • グッドジョブガールズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学生。友達。家族。チア。友達との距離感。それぞれが違う問題を抱えているのをそれぞれで頑張ろう、という言葉に寂しさを感じるか、温かさを感じるか。読みながら永六輔さんと黒柳徹子さんが以前何かの雑誌で対談していたのを思い出した。「友達は大事になってきますね」「一番仲のいい友達が長生きするとは限らないですから」みたいな感じだった。

    0
    2015年09月30日
  • グッドジョブガールズ

    Posted by ブクログ

    どこかすでに拗らせている小中学生の物語を書くのが上手、草野たきさんは。今回は仲良しでもない、親友でもない、悪友だよね、とそれぞれが言い合う3人組のはなし。
    幼い頃に母親を亡くし父一人子一人で生活しクラスのイケメンに恋心を持ち、父親には若い恋人がいるのかもしれないと悶々するものの、悪友には相談できない、ほんとうは親友が欲しいなと心の中で思うあかり。両親が離婚し父の慰謝料と養育費で常に家にいる母と暮らしながらバイオリンを習いドイツに引っ越すことが決まっている由香。美人でスタイルも良く男の子からたくさんの告白とラブレターをもらうも、振られるの分かっててコクって来るなんてみじめな奴ら、と吐き捨て、げっ

    0
    2015年08月27日
  • メランコリー・サガ モールランド・ストーリーI

    Posted by ブクログ

    クラスで、なんとなく余り者の3人コトノハ、パル、700。ファミコンののソフトから、自分達や親の思いに触れていく。
    福音館のwebから誕生したストーリー。ひこさん、うまいな

    0
    2014年11月18日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    中学特有の部活内の関係性だったり家族の問題がリアルだなあと!バスケ部の子たちがみんな良い子だし自分の意志を貫くおばあちゃんがすきです

    0
    2014年04月12日
  • 朧月夜の怪 薬師・守屋人情帖

    Posted by ブクログ

    薬師の守屋が人のつながりを元に謎を解いていく時代小説。
    守屋という人物の過去もなにもわからず、謎めいた感じでさらりと読めました。ただ、謎解きの部分はなんだかありきたりのものが多かった気がします。時代小説へ初挑戦だからなのか、謎解きに関することばかりが出てきて、余白というか町の情景などがあまり出てこなくて、その部分がちょっともったいない気がしました。ちょっと唐突な印象が。色んな意味を込めて、今後に期待してます。

    0
    2013年12月29日
  • リリース

    Posted by ブクログ

     亡くなった父の「遺志」を継ぐようにと、生まれたときから言い聞かされ続け、親戚の中での「末っ子」として、期待を裏切らないように生きてきた中2の明良。言われたとおりに父の得意だったバスケをやり、父のような医師になるために勉強してきたが、自分の本当にやりたいことに気づいてしまう。

     自分のことでいっぱいいっぱいの少年の、思春期の葛藤が描かれている。自分だけが仮面をかぶってムリをしているつもりだった彼が、周囲の人たちの「素顔」に気づくようになる成長の様子が、ほほえましい。(当人にこんな言い方をすると怒られるだろうけど。) 母親のずるさは生きていくための知恵でもあるし。腹の据わり方は見事。

    0
    2010年08月10日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    草野たきさんの作品はちょいちょい読んでます。
    これも草野さんらしい作品でした。
    なんか、ほとんどの主人公がひねくれてる気がします
    性格が悪かったり、なんかとっつきにくかったり。。。
    医者になれ、という遺言どおりに医者を目指す明良。
    若くして夫を亡くし、良き妻であろうとする母。
    家事をなんでもこなす兄、和也。
    の、三人家族。そして絡んでくる親戚。
    弱小バスケ部のキャプテンとして奮闘する明良だが、心の中ではよわっちい部員を、ださい仲間を嘲笑う明良。
    そこでとてつもなくバスケのうまい小杉がやってきて、嬉々とする明良。コーチに小杉とともに見出され、ひいきされているのがうれしい。だけど

    0
    2011年11月04日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    中2の男子バスケ部キャプテンの明良が主人公。 周囲の医者になれという期待を受け、いい息子、いいキャプテンを演じているが、女子から、兄が万引きをしていると聞かされてショックを受ける。部活の方も型破りな転校生が入部したことからギクシャクし始め、いろいろなことがうまくいかなくなってくる。 明良が尊敬していた兄、把握していると軽んじていた仲間は思っていたようではなかった。戸惑いと困惑、そして苛立ち。 そんな明良に変わるきっかけをくれたのは意外にも… 今回、さわやかな成長話で、ポプラ社の本らしいなぁという感じ。 でも、草野たきさん、やっぱり一度大人、せめて大学生主人公で読んでみたい。届かないかなぁ、この

    0
    2011年08月06日