名和高司のレビュー一覧

  • コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

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    初めて、コンサルティングの本を読んだが非常に奥が深い内容だった。

    コルサルする上で大事なこと!それは、課題設定であり、本質と構造を見極める必要がある。

    では、具体的にどうする?
    本質を見極めるのは、チョークポイントという問題の根っこを探る。この方法として、「イシューから始める」これは、闇雲に色々試すのではなく仮説を立てながら検討していくことが1番の近道である。

    問題解決は4段論法を用いる。ここでは、
    1.何が問題なのか?
    2.なぜ、それが問題なのか?
    3.なぜまだそれが出来ないのか?
    4.それができるようになるためにはどうすればいいか?
    筆者は特に3.の要素が重要だと述べていた。

    次に

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    2021年07月10日
  • コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

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    ネタバレ

    経営コンサルの『本質』はクライアントが解決したい問題の奥にある別の『真犯人』に迫って潰すことにある、と言う。

    ここで名探偵として名高いマッキンゼーとボスコンが登場する。その2社に居た筆者によると、最初に答えを示すマッキンゼーは、犯人を追い込んでいく刑事コロンボ。相手に答えを気づかせるボスコン流は、謎解きを読者と共に導く名探偵ポアロに例えるのが面白い。

    定期的に『問題解決』系の本を手に取るので何も考えなしに読んだが、2社の対比という切り口は興味深かった。

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    2021年02月23日
  • 企業変革の教科書

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    著者の四半世紀にわたるコンサルワークの集大成というに相応しい、すごい読み応え。企業変革というテーマのもとで、取り扱う範囲は広く、通読するだけでは、良さは理解できても消化しきれない。何度も何度も読み返して活用したい。読み応えはあるが、言葉は平易であり、難解さに挫けることはないかも。

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    2020年06月07日
  • 企業変革の教科書

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    確かに、教科書。
    教科書としては★5。
    McKで長年にわたり多くの企業の変革を携わった経験と、一橋で教鞭を立っている現在のお立場の両方が、よく反映されている。
    すなわち、現場での経験が抽象的な知恵に昇華され、きれいな言葉で表現されている。

    この手の本にありがちなwhatの議論だけでなく、howとwhoの議論まで踏み込んでいる。
    それにも関わらず、教科書らしい整理された体裁で収まっている。
    このバランス感覚はお見事。

    また、コンサルティング経験が長年されてきた著者だからこそ感じるその限界を、時折本の中に垣間見ることができる点も面白い。
    その主張が、若干浅いように感じる。

    この本に加えて、ミ

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    2020年05月17日
  • 経営改革大全 企業を壊す100の誤解

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    単純にとても面白かった。
    本書は経営者の視点で考えるとは、どういうことなのか。そのリアルな話を教えてください。
    100のテーマについて、前段で示される通説を知れることでベース知識を増やせるだけでなく、それに対する著者の意見を聞けることで、さらに自分の頭が活発化する。

    この本の中にはいって、一緒に議論したくなる一冊でした。

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    2020年04月23日
  • 「失われた20年の勝ち組企業」100社の成功法則 「X(エックス)」経営の時代

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    ■企業タイプ

    A.1990~2010 年の20 年間に、売上高、営業利益、時価総額を大きく伸ばした企業がある。それら勝ち組100 社を分析すると、経営モデルは、次の4 タイプに大別できる。
    ・タイプJ:「オペレーション力」(技術力、製造力、販売力などの現場力)に磨きをかけ続ける。
    ・タイプW:オペレーション力に加えて、トップの「経営変革力」で成長を牽引する。
    ・タイプX:オペレーション力に加えて、「事業モデル構築力」と「市場開拓力」を成長のエンジンとする。
    ・タイプZ:オペレーション力、事業モデル構築力、市場開拓力、経営変革力の4 つ全てを兼ね備える。

    B.日本企業の大半は「タイプJ 」で

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    2014年02月01日
  • 日本企業をグローバル勝者にする経営戦略の授業

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    スマート(体験価値を与え売上を伸ばす)×リーン(合理化と共有化でコストを下げる)の二兎を追いうこと。
    マーケットや現場からのフィードバックを、自社のDNAというフィルターを通し、全社戦略や現場にフィードバックする、バタフライサイクル、メビウスサイクルを回す事。
    非常に勉強になった。

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    2012年05月17日
  • 日本企業をグローバル勝者にする経営戦略の授業

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    戦略本はやはり面白い。
    最初の1章や2章では、なんとなく所謂バズワード的な言葉の羅列であったり、ありきたりのことをちがう言い回しで書いてあるだけであったり、単によくわからない英語を使っていたり。ちょっと軽薄な本かなと思っていましたが。2章・3章あたりでの考え方を書いてある部分(バタフライモデル・メビウス運動)は非常に参考になったし。面白いと思いだしました。最後のほうの4章のグローバル化や5章の日本企業のグローバル化における協創や共層の考え方はなんとなく、ちょっとインスピレーションを感じたかもと思いました。

    企業の実例(事例)が割と豊富に紹介されていて、よかったと思います。
    お勧めです。

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    2012年04月14日
  • 学習優位の経営

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    本業こそ次世代成長の宝庫!!
    自社のDNAを覚醒させ、自社の強みをずらしていく。
    読み直せば、都度発見があるようなシブい本。

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    2019年01月16日
  • コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

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    面白かったです。マッキンゼーとボスコンのコンサルティング手法の違い、大前研一さんの右脳と左脳の繋がりの強さなど、いきいきと説明されていました。読者個人的には、左脳、ロジカル至上主義の職場に何年も強い違和感を覚えていたので、その違和感を紐解いてもらえた気がしています。またコンサルティング手法の限界のような部分は他の書籍でも語られないところなので有益でした。

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    2025年10月16日
  • コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

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    いくつかコンサル本を読んでいるが、それらと比較して課題解決と課題解決ではなく価値創造に重きを置いている印象だった。
    視する思考軸
    「二律背反(トレードオフ)を常に意識し、それを統合・超克する思考が重要」というスタンスは、現場だとキツイが、長い目で見て企業変革に必要なプロセスなのだろう。

    課題解決マシーンにならないように、判断力を培うようにしたい。

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    2025年10月04日
  • コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

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    読み応えのある一冊。様々な課題に対応するフレームワークの紹介があったが、実践で活用するには優先度や自分の状況に合わせて行う必要があると感じる。

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    2025年09月17日
  • パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ

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    ワークインライフ。
    ワークライフバランスという言葉に凄く引っかかりを覚えていたので凄く腑に落ちました。
    志、和、善など本質がつまった一冊。

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    2025年04月06日
  • パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ

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    ビジョンやバーパスは最近本当によく目にし耳にする。類書を読んでみても概念にあまり違いは感じない。要はどうありたいか、そのためにどう行動するかでしょう。

    行き過ぎた資本主義による閉塞感、疲弊感で元気をなくしている世の中。
    なぜ自分たちは存在し、何をやりたいのか。
    少し哲学的ではあるがこのような問いが原動力となって内から発信されるのがパーパスだろう。

    日本が得意とする人を中心に捉えた経営や考え方が見直されているという皮肉。
    好調な時こそパーパス作り。鍵を握るのはミドル層とのこと。この層を焚きつけ熱意を持ってちょっと背伸びして届くか届かないかのストレッチゾーンに目標設定。価値の言語化、言葉には徹

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    2025年03月02日
  • 資本主義の先を予言した 史上最高の経済学者 シュンペーター

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    わかりやすい入門書です。もっと難しいものかと思っていましたが、シンプルで初めての人にもシュンペーターの考え方がすっと入ってきて、わかりやすかったです。(ただし、専門分野の方には物足りないかと)

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    2025年02月03日
  • パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ

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    パーパスについて勉強中。

    志やできる、ワクワク等の共感が必要とともに、働くたちの意識を高めることが大切だと改めて感じました。
    大手会社の事例もあり、興味深かったです。

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    2024年10月20日
  • パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ

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    ミッションやビジョンとパーパスの違いが言葉や位置付けでわかっていてもしっくりきていませんでしたが、これを読み、腑に落ちました。
    パーパスが自分ごとになっているか? 部門まで落としてみる、ということをすぐにやってみたくなります。

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    2024年09月21日
  • パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ

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    実際に会社のパーパスに腹落ちして働いている人はどれくらいいるのだろうか?と、今まではいまいちピンと来ていなかったのですが、額縁パーパスになっていたからなんだなと納得できました。

    パーパスを腹落ちして自分事にするために、まずはチームのみんなと顧客・社員・社会の軸で自分たちは何をやりたくて何ができるのかを考えてみようと提案してみたところ、思っていた以上にポジティブな反応でした。
    素人の集まりでどんか結果になるか分かりませんが、この本を参考にして実践してみようと思います。
    結果が楽しみです。

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    2024年08月27日
  • CSV経営戦略―本業での高収益と、社会の課題を同時に解決する

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    良書。インパクト評価に関わるようになって、なんて難しいのかしらと思っていたが、それもそのはず。社会価値の測定に標準的な尺度があるわけではない。業種や企業戦略によって違うから。自分たちの原点に対する強いこだわりなしに社会価値の測定も新たな価値創造につなげることも出来ない。

    CSV経営の最終目的は何か。経済価値か。三方よし経営のように社会課題解決が主目的で、結果としての経済価値か。ポーターの思想と日本的経営の比較も面白かった。

    CSV経営とNPOの違いも強烈に一線引かれていた。だからこそ、企業が社会価値を追求する理由を。価値創造のストーリーを。

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    2024年08月25日
  • コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

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    ・問題解決にあたっては、イシューツリー、ロジックツリーを書いて問題を構造化し、真因を突き止めること。
    ・以下の順で、真因を突き止めること。
    ①what「そもそも何が問題なのか」
    ②why(5回深掘ること)「なぜそれが問題なのか、何が原因か」
    ③why not yet「なぜそれが今も対処されずに放置されたままなのか」
    ④how「それではどう対策するか」
    ・特に、③が肝である!!
    ・基本的なフレームワークは使いこなせるようになること。ただし、守破離が理想である!

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    2024年08月14日