【感想・ネタバレ】日本企業をグローバル勝者にする経営戦略の授業のレビュー

あらすじ

本書はマッキンゼーで企業変革を実践し、いま一橋大学で国際企業戦略を教える著者の特別講義を編んだものである。授業内容はずばり「日本企業を世界の勝ち組に」。日本企業はグローバルプレーヤーになれない、というのは幻想である。「日本にも、円高をはじめとする『六重苦』をものともせずに、未来に向けて力強く成長している企業が少なくありません。たとえば最近、倒産したコダックを尻目に、化学・医薬品プレーヤーとして大きく変身しつつある富士フイルム。成熟産業という烙印を押されて久しい繊維産業の中で、炭素繊維などの新素材開発を梃子に、一人気を吐く東レ。その東レの協力のもと、『ジャパンテック』を看板に世界に飛躍するファーストリテイリング。いずれも、『失われた二十年間』を勝ち抜いてきた企業です。これらの『勝ち組』に共通している特質は何でしょうか?」(本書「はじめに」より) 「高品質+低価格」戦略が開く、ジャパン勝利への道。

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Posted by ブクログ

スマート(体験価値を与え売上を伸ばす)×リーン(合理化と共有化でコストを下げる)の二兎を追いうこと。
マーケットや現場からのフィードバックを、自社のDNAというフィルターを通し、全社戦略や現場にフィードバックする、バタフライサイクル、メビウスサイクルを回す事。
非常に勉強になった。

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2012年05月17日

Posted by ブクログ

戦略本はやはり面白い。
最初の1章や2章では、なんとなく所謂バズワード的な言葉の羅列であったり、ありきたりのことをちがう言い回しで書いてあるだけであったり、単によくわからない英語を使っていたり。ちょっと軽薄な本かなと思っていましたが。2章・3章あたりでの考え方を書いてある部分(バタフライモデル・メビウス運動)は非常に参考になったし。面白いと思いだしました。最後のほうの4章のグローバル化や5章の日本企業のグローバル化における協創や共層の考え方はなんとなく、ちょっとインスピレーションを感じたかもと思いました。

企業の実例(事例)が割と豊富に紹介されていて、よかったと思います。
お勧めです。

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2012年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今日、グローバル競争に勝てる戦略となり得る可能性があるのは、以下の2つの要素を満たす戦略である。
1.差別化
2.低コスト化

これを実現するために、以下の4つの資産の活用が必要。
1.顧客接点
 小売りの店頭やクレーム対応、アフターサービスなど、実際にオペレーションを行っているところ。
2.顧客洞
 顧客が何を望んでいるのか、顧客にとっての新しい価値は何なのか考えること。
3.組織DNA
 自社ならではの着想をする時の根っこにあるものを考えること。
4.事業現場
 企業が商品やサービスを顧客に提供する際に運営しているオペレーション。

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2012年10月27日

Posted by ブクログ

とても分かりやすい文章だった。

個人的に、新しい話もあって、
これからは、ポーターの基本戦略を超えるスマート×リーンで行くべきというところ。まぁ、めちゃくちゃハードルは高そうだけど。

発想の次元を変えてくれる良い本だった。

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2012年04月09日

Posted by ブクログ

日本の企業経営の弱点は、下記3つ
・マーケティング力
・事業モデル構築力
・経営レベルでの決断力

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2012年10月01日

Posted by ブクログ

■マーケティング

今日、グローバル競争に勝てる戦略となり得る可能性があるのは、「スマート×リーン」である。ここでいうスマートは、顧客が感じる価値や差別化戦略を意味し、リーンは、低コスト化、コスト戦略を意味する。つまり、差別化と低コスト化の両方を目指す戦略である。二兎追いかけないと競争に勝てない時代となっている。

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2012年06月27日

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