【感想・ネタバレ】日本企業をグローバル勝者にする経営戦略の授業のレビュー

あらすじ

本書はマッキンゼーで企業変革を実践し、いま一橋大学で国際企業戦略を教える著者の特別講義を編んだものである。授業内容はずばり「日本企業を世界の勝ち組に」。日本企業はグローバルプレーヤーになれない、というのは幻想である。「日本にも、円高をはじめとする『六重苦』をものともせずに、未来に向けて力強く成長している企業が少なくありません。たとえば最近、倒産したコダックを尻目に、化学・医薬品プレーヤーとして大きく変身しつつある富士フイルム。成熟産業という烙印を押されて久しい繊維産業の中で、炭素繊維などの新素材開発を梃子に、一人気を吐く東レ。その東レの協力のもと、『ジャパンテック』を看板に世界に飛躍するファーストリテイリング。いずれも、『失われた二十年間』を勝ち抜いてきた企業です。これらの『勝ち組』に共通している特質は何でしょうか?」(本書「はじめに」より) 「高品質+低価格」戦略が開く、ジャパン勝利への道。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今日、グローバル競争に勝てる戦略となり得る可能性があるのは、以下の2つの要素を満たす戦略である。
1.差別化
2.低コスト化

これを実現するために、以下の4つの資産の活用が必要。
1.顧客接点
 小売りの店頭やクレーム対応、アフターサービスなど、実際にオペレーションを行っているところ。
2.顧客洞
 顧客が何を望んでいるのか、顧客にとっての新しい価値は何なのか考えること。
3.組織DNA
 自社ならではの着想をする時の根っこにあるものを考えること。
4.事業現場
 企業が商品やサービスを顧客に提供する際に運営しているオペレーション。

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2012年10月27日

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