あらすじ
「エシックス経営」とは、「倫理を基軸とした経営」を指す。著者は2021年春に刊行した『パーパス経営:30年先の視点から現在を捉える』で、ビジネス界にパーパスブームを起こした、日本を代表する経営コンサルタント。刊行から3年経った今、立派なパーパスを掲げる企業は増えたものの、その実践に行き詰まっているところが出てきている。それは「パーパス」というきれいごとを実践するには、倫理を日々の行動原理にまで落とし込むことが求められているからである。倫理は単なるコンプライアンスのためにあるのではなく、社会価値を生み出し、それを経済価値に変換し、さらに社会価値の向上のために再投資するという良質な資本主義、ひいては持続可能な社会と経済の発展のための基軸となる。本書では、なぜ今、倫理を基軸とした経営が求められているのか。哲学、経済学、経営などにまつわる思想と、国内外の企業事例などから論じる。
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Posted by ブクログ
一言要約:エシックスは守破離に通す軸で、日本人に備わる強み
過去や現代などといった時間を超越して求められる「生き方」とは、言葉を変えれば「変化・挑戦」「イノベーション」など色々だが、既存を程よく守りつつ変わっていくこと(守らねばアイデンティティが失われ完全別物化する)で、これはまさに「守破離」である
ただ、何でもかんでも変えればいい訳ではなく、地に足をつけるのが「人」である(品なく何でも変えるはサピエンスと呼べず野生生物だ)
この「地」こそがエシックス(倫理や道徳、善)であり、ここは世界でも抜群に民度が高いとされる日本の誇りであり、失ってはならず、かつ強みとして大きく活かさねばならない
著者の言うように、そろそろ欧米キャッチアップ型マインドを捨て、日本伝統温故知新型という、我々に合ったやり方に戻らねばならない