朝南かつみのレビュー一覧

  • くるおしく君を想う

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    ネタバレ

    私は新書版の「兄は莉一のことをなんとも思ってなかった」ヴァージョンのが好きなんですが、
    新装版文庫の「兄は兄で莉一に片思いしてた」バージョンのが、
    弟への嫌がらせのこととかいろいろと収まりがよくなるから
    加筆修正して作品としての完成度があがったと思う。
    それでもやっぱりラストの真相暴露シーンは唐突に感じられるけど。

    今新たに弟を見て恋に堕ちる話でもよかったなー。
    でも「実は……」の真相を明かさないと、タイトルにならないし。
    互いに互いが「くるおしく君を想う」っていた話で、大好き。
    今ごろ気づいたけど、朝南さんの表紙イラスト、
    「ガラス窓のこっち側の2人」を描いているんですね。素敵素敵素敵!!

    0
    2012年11月06日
  • つる草の封淫

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    権力者の影武者となる「珠」として造られた葛は、本体の月室藩主の子息・藤 爾に代わり、幼い頃より慕う上忍の珀とともに緋垣藩に人質として赴く。藩主の嫡男である緋垣彬匡は、周囲の者に禍を撒くと噂され、恐れられていた。諜 報活動を行う葛は体液から情報を読み取る特殊能力がうまく使えず、焦りを覚える一方、不幸をもたらす己を呪う彬匡の孤独に触れ、惹かれ始めるが……。

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    2012年05月29日
  • 積木の恋

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    ネタバレ

    何度も込み上げてくるものがあって、しばしば天井を見上げて涙を堪えないといけない。そんで堪えきれなくて偶にぽろり。
    凪良さんって、人物の掘り下げ方が尋常じゃない。
    人間くさくて、無理がなくて、普段からすごく人間観察してるんだろうなー……と思わせます。
    受の心の動きが手に取るように分かり、徐々に攻に惹かれていく過程には思わず唸ります。上手い。
    実際前科者が生きて行くには、それこそこんな攻でもいない限り、そうとう難しいわけですけれども、バイト先の夫婦の救いのない容赦なさもよかった。
    おばあさんとの関係がそのまま何も書かれなかったというのが少し残念ですが、何らかの形で(それがプラスでもマイナスでも)表

    1
    2012年05月15日
  • 月夜の子守唄

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    攻めだっせぇwwww
    将軍直轄の機動衆(架空組織)の若き長…なんていうエリートスーパー攻め様設定のくせに、どこか間抜けな所が憎めなくてなんか可愛いww
    威張ってるくせに、受けにメロメロで良い攻めでしたw

    そして、そんな攻めのメロメロ具合にも納得!の受け美人っぷり!
    拷問に声も出さず耐える受けがたまりません

    何より朝南さんのイラストがもう神すぎて…(´;ω;`)
    朝南さんの描く和装ってほんと良い

    0
    2012年03月05日
  • ワイルド&セクシー

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    バー、dialogoのオーナー一宮が出会った傲慢な男、湯川。
    常連の久世と偶然silkのパーティで出会い、目立ちまくる男湯川に挨拶をしようと強引に引き合わされる。
    不遜で粗野、高慢な印象の苦手な男だったが再び手伝いに頼まれたパーティで再会してしまう。
    しかも「湯川」は偽名だった。
    二度ある事は三度ある、その晩店に残って戸締まりを忘れていると現れたのは昼間のあの男。
    これだけ有無を言わさず迫って来る男は小気味が良いですね☆
    一宮のクールなお色気も素敵でした♡
    二人の掛け合いとか、その背景にあるものが面白かった。
    あの常連の久世も只のおちゃらけた男ではなかったんですね〜♫
    朝南先生の描かれた見開き

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    2012年02月13日
  • かくも強引な彼に俺は

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    朝南先生の描かれた表紙、何よりそれがよかった。
    表題作「かくも強引な彼に俺は」にも登場する小曽根と二階堂なんですね。
    小さな広告制作会社に勤める塚越はあるプレゼンで大手広告代理店DAKの優秀な営業、川のに出会う。塚越の美貌とその作品のセンスに惹かれた川のはあれこれと手を使い塚越を手に入れようと画策するのです。
    が、フォトグラファーの小曽根(表紙の髭のちょっと悪そうな人)
    のインパクトが強すぎて表題作よりもう一つの「かくも冷淡な彼に僕は」の印象しか残らなかったです。
    仕事以外はいい加減でフェロモン全開の小曽根。
    その写真に惹かれて苛められても誠実に御使えする二階堂が不憫でなりませんでした(笑)

    0
    2012年01月20日
  • 凍える月影

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    以前に読んでいたものです、書き忘れ。
    多分初めて読んだ武士物です。
    朝南先生の力量の素晴らしさに呆然と致しました。
    僧侶であり、目が見えない月永の妖艶さ。
    異母兄である国主、義康へ抱いた復讐心が次第に愛情に変わっていく苦悩。
    本当に素晴らしい作品でした。

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    2012年01月18日
  • 藩王宮の黒太子【イラスト入り】

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    マハラジャです♡
    もうそれだけで射抜かれました。
    インド及び藩王国の総督である父を持つパブリック時代の親友
    ロジャーにマハラジャを見舞いに行く旅に誘われれ、行く旨を
    綴る手紙を書いた伯爵子息恭弥。
    ああ、もう冒頭から心を持って行かれてしまいました♡
    イギリス紳士らしく礼儀正しくユーモアたっぷりのロジャーと再会し訪れた藩王国には正妃の息子なのに立場を奪われ、黒太子と呼ばれて忘れ去られた王子シルダール・シンがいた。
    その強烈な個性に惹かれてしまう恭弥。
    王宮内には次期マハラジャを廻り不穏な動きが。。。
    まるで、インディアナ・ジョーンズの世界♡♡♡
    もう一つのお話では、三人が不穏な儀式を執り行ってい

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    2012年01月16日
  • 帝王と淫虐の花

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    香港黒社会の帝王、李麗峰を殺せと組織から命ぜられ朱雀雪緒は心乱れる。
    17歳にして姓奴として調教され身も心も凍っていた雪緒に一筋の光を与えてくれた麗峰。
    一時預けされたそのお陰でここまでのし上がって来れた。組織からの指名と麗峰への想いに揺れながら再び雪緒は香港へと渡る。
    こういう愛もあるのだなと感慨深かった。
    無表情な麗峰ではありますが、雪緒に対する愛情が朝南先生の絵から滲み出ていた様に思います☆

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    2012年01月15日
  • 積木の恋

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    たとえ裏切られても飢えない想い、それが本当の愛です。
    詐欺師であった蓮からの酷い仕打ちにもかかわらず、出所する日を調べて待っていてくれた加賀谷。
    俯いて凍てつく雪道を歩き出した蓮が加賀谷を見た時、驚愕や恐れと一緒に愛を感じたのではないでしょうか。蓮にとって幼い頃から与えられなかった温かさを加賀谷は無償で与えてくれます。
    丁寧な文章で綴られたお話を読み終わって、聖書の言葉がふと浮かびました。
    愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず高ぶらない。
    この世で最も強いもの、それが愛だと思います。
    朝南さんのイラストも繊細な容姿の蓮と真面目で慈愛に満ちた加賀谷の雰囲気そのままでした。
    表紙の

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    2012年01月11日
  • 積木の恋

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    萌えーーー!!!!っていうよりもじわわあ〜〜って来るような感動。
    展開も自然でいつの間にか入り込んでました。何度泣いたことか。
    あと個人的に濡れ場でこんなに胸がぎゅーーってなる作品も久しぶりでした…。
    こういう作品を探していた!素敵!!
    買おうか迷ってたけど買ってよかったです!

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    2011年12月21日
  • 忘れないでいてくれ

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    始まりは無理強いと言う鬼畜な所からだったのだが、その後のこの二人の濡れ事はとにかく私的に「大好物」の部類で、大好物がこれでもか、とてんこ森にされたとしてもここまで萌えないだろう。清涼と秦野と言う二人の男がいるからこそ。ノンケで上から目線の清涼を、体は屈強で「やりたい」気持ちを実力行使も出来るのにそうせずににじり寄る様に迫る秦野の粘り勝ち。実は元々素質もあったんだろうが、まんまと秦野に開発されまくった清涼と言うのが物凄くエロいのだ。

    0
    2011年11月25日
  • 積木の恋

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    詐欺師である蓮が騙す相手を本気で好きになってしまうだろうというストーリーは予想の範囲内でしたが、恋をしていることに気づいたことへの葛藤や心情描写が丁寧に書かれていて切なかったです。同棲をはじめてからも生い立ちや価値観の違いや不安、付き纏う前科持ちという事実と簡単にはハッピーエンドにはなりませんでしたが、加賀谷が粘り、徐々に胸の内を打ち明けられるようになったのが見れて良かったです。読んでる間、泣かされました。

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    2011年11月11日
  • 積木の恋

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    発売前からかなり期待してましたが
    この本に出会えたことを感謝したくなるような作品でした。

    宝物です☆5
    涙を拭くのを忘れるくらい没頭して読んだのは久しぶりかもしれない。
    涙腺が壊れたのかあとがきを読んでまた号泣する始末(笑)
    心が揺さぶられるお話しを読みたい時にぜひ。

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    2011年10月23日
  • 積木の恋

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    仕事の休憩中に読んだのですが、鼻グズグズで大変なことになりました。
    久々に心がキュッとするBLを読んだような気がします。 
    ワタシ凪良さんのストーリーが好きなんだなぁ…って気がついた。

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    2013年09月17日
  • 唇にコルト

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    キャラクターが非常に良かった。受も攻も男前!!
    殺し屋になったくだりは唐突な気もしましたが、二人のテンポ良い掛け合いでするすると読めたので☆5にします。
    是非、続編を期待したい。

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    2011年04月07日
  • くるおしく君を想う

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    ネタバレ

    身代わり受け!身代わり!受(弟)→攻→兄です!
    かなり切なくて思わずほろりとする場面がいくつか。
    攻めに身代わりをしろと言われて反発して、
    だけど脅すされる形で自分を差し出す受け。
    もう健気過ぎて泣けます・・・。
    心は自分にはないとわかっているのにね、もう。
    エロはいい感じでカテーテルとかSMチック(?)なことも。
    色々とすれ違いが解決し最後はハッピーエンドです。
    そして受けの兄…結局最後まで好きになれなかった。

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    2011年03月19日
  • くるおしく君を想う

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    私が作家買いをする沙野センセの作品。
    この方の話は、どんなシチュエーションでも、非常に淫靡なにおいがします。これは特に濃厚。

    幼なじみともいえる隣のお兄ちゃん、莉一のことに強く憧れていた航希。その航希が、成長して弁護士となった今でも、莉一への想いから抜けきっていないんですね。でも、この莉一がね。。。鬼畜です。
    殺されかけて、代用品代わりにされて、それでもそんな莉一にloveってのはどうしてよ?と航希に迫りたくなりますが、それが恋愛ってものなのかもね。

    莉一は若き天才心臓外科医なのに、相当あぶないヒトです。天才って、こういうヒトもたまにいるんでしょうか?わかりません。
    濡れ場ではほんとに言う

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    2012年01月30日
  • 凍える月影

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    【あらすじ】
    縹国に使いとしてやってきた僧侶の月永は、世俗を離れた身でありながら、その美貌ゆえ国主・義康の寵愛を受けるようになる。だがそれこそが月永の謀略であった。月永は家族の仇を討つため、何も知らずに正道を歩む異母兄―義康を穢そうと身体を開いたのだ。義康を禁忌の関係に堕とし、国を滅するべく罠を仕掛けていく月永。だがそれは義康の中に眠る獣を目覚めさせてしまい…。


    まさかの坊主萌え!!
    私の中で僧侶萌え革命が起きましたあっぱれ
    坊主えろいよ坊主

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    2010年10月01日
  • 月夜の子守唄

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    イラストが朝南さんです。着物も髷もさまになっててイラストに満足。読んだ事のない作家さんだったのでちょい迷いましたが、定価で買っちゃいました。これは大正解でした!!続編があったらいいな、読みたいなってな感じ。

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    2010年09月20日