朝南かつみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あとがきに、この作品はもともと「恋愛詐欺師」と言うタイトルだったと書かれていたが、恋愛詐欺師にしては蓮は自分の境遇を呪ってはいるし恨んでもいるけれど、加賀谷がそうであったように、蓮の本質は「悪人」ではないので、熟練度の高い詐欺師とは言い難い。恐らく、蓮は金持ちのゲイの男たちから金をむしり取ってきたけれど、ぎりぎりの崖っぷちに立って食うか食われるかぐらいの緊張感をもって、詐欺を働いていた訳じゃなかった気がする。稼ぐ金額も目が飛び出るような額ではなく、蓮に惚れた代償に払えるくらいで、相手がサラ金に手を出して身を持ち崩すほどの悪徳詐欺師ぶりを発揮していた訳じゃない気がする。
蓮は詐欺師と言う犯罪を犯 -
Posted by ブクログ
攻め:加賀谷聡
受け:五十嵐蓮
男相手の恋愛詐欺をしている蓮の今度の獲物は大きな総合病院の長男・加賀谷だった。
呆気ないほど簡単に身体を重ねた加賀谷はしかしそれまでの相手とは違う純粋さで蓮に接してきて…。
暖かい家庭を知らずに育った蓮の自信の無さ・卑屈さが重かったかな。
まぁトラウマ持ちにありがちなんだけど、作品全体に流れる雰囲気が重くて何だかなぁの印象。
透明感のある朝南先生の絵が救いだった。
ので、作品的には私の好みではないので☆2のところ、朝南先生の絵でプラス1にしてみました。
[追記]
刑に関してなんだけど、巻き上げたお金はほとんど貯金してたって事だから被害者に半分以上 -
Posted by ブクログ
うむ、面白かったです。普通に一気に読んでしまいました。今まで自分が読んだ夜光さんの話の中では一番好きかも。受がちょっと珍しいパターンだなぁと思いましたけど、まあそんなには夜光さんの本読んでないので、あまり指針にはなってないかも…w ストーリー展開的に面白かったです!まあいつものようにエロは多めでしたけどw サスペンス風味は強かったですね。だから好きだったのかなぁ。
正義漢とひねくれ者てなんか…いいですねw 葛藤しつつも清涼を支えようとする秦野が健気でかわいいです。まあ最初は最低ですが、ある意味お互い様というか(・・;)
そしてなんと塚本のポジションの美味しいこと!w
挿絵がこの間亡くなったイラ -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは多分エロコメディだと思います!
悠介はある日突然勤務していた銀行から、その総裁の息子、聖也の「教育係」に移動を強いられます。想定していた展開ではこの後、攻の悠介に鼻持ちならない高慢受の聖也がおしおき、調教されてしだいにラブになる下克上愛のはずだったんですが…
笑った。聖也がブレない高慢女王様受です。それにはいろいろワケがあるのですが、それにしてもすごいよ。かなりプライドの高いクールな悠介をいきなり平手打ち。そして、奴隷扱い!「さぁ。召使い。ご主人様に忠誠を誓え。爪先にキスをしろ」!!!
ものすごく時代劇がかった口調にはドン引くし、応える悠介の言葉使いも冷静沈着で腰が低すぎて、最初はラ