【感想・ネタバレ】心理療法家の愛罪~遠い恋花火、めばえる渇恋~のレビュー

あらすじ

怜悧な美貌の持ち主であるカウンセラーの白石朔夜は、極道の組長、緒方大斗を担当している。理性的で、常に職務熱心な朔夜だが、倣岸不遜な大斗に対しては、本来ならば抱くことを許されない個人的な感情を消せないでいた。そんな朔夜に大斗は異常な執着を示し、罪深い『秘密』を隠したストイックな白衣を乱そうとするが…。体はつながっても、心はつながれない。拒絶と渇望の中ですれ違う、罪深い欲望に濡れる夜の行方は!?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。

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Posted by ブクログ

多重人格を持つ極道緒方大斗の治療を父親から引き続いて行っている白石朔夜。
緒方の中にいる人格に恋をして自らの手で消していかなければならない医者としての立場が切なかった。
患者の人格を統一させた瞬間に愛した人を殺すという事はどれだけの想いがあるのだろう。
好きだった人と同じ顔、同じ身体。それなのに真逆な極道らしい荒々しい強引な態度で自分に執着を見せる緒方に嫌悪しながらも惹かれていく朔夜。
朝南先生の描かれた表紙の眼鏡(?)を片手で壊しながら朔夜を抱きしめている緒方。抽象的な構図は二人の内面を表しているのでしょうか☆

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2012年01月18日

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