朝南かつみのレビュー一覧

  • 積木の恋

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    ネタバレ

    医大研究員×詐欺師。

    恋愛詐欺師の受けは攻めをターゲットにして、恋人として付き合うことに。攻めを好きにるほど罪の意識が芽生えはじめて…。攻めも受けにある罪の意識を持っていた、というのが帳尻あわせじゃないけど自分的には昇華できて良かった。
    あと、攻めがイケメンではないけど清廉でクリーンなイメージが読んでいて心地よい。ちょっとヘタレなのにきめるポイントは外さないのも良い。

    受けは不幸な生い立ちから、お金を騙しとる詐欺師になってしまったんだけど、読んでいて不快ではない。むしろ、隣室の虐待している親や、出所後のバイト先の家族にムカついてしまう。まー、前科者の受けは甘んじて受け止めないといけないとは

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    2018年12月20日
  • 積木の恋

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    嫌いじゃないし良かったけど、凪良さんだーって読んだので、物足りなさを感じた。
    凪良さんのいわば原点に近いお話だと勝手に思うので、そういう意味では、今の凪良さんと比べてはいけないと知りつつもつい比べてしまった。

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    2018年11月16日
  • 藩王宮の黒太子【イラスト入り】

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    ネタバレ

    面白かったです。
    タイトルを見ただけで、何かゾクゾクするものを感じます-笑

    ひと昔前のインドのとある藩王国が舞台。日本人美青年と凛々しく猛々しい皇太子との純愛物語りです。
    純愛といえば純愛ですが、遠野先生らしく、かなりハードです。
    強いて欲を言えば、ハードなだけでなく甘い部分も欲しかった。二人が良いムードのシーンを甘いと呼ぶのかもしれないけど、私が思い描く雰囲気とはちょっと違いました。

    舞台が中近東、砂漠の王、王子というのはよく見かけるけれども、藩王国、マハラジャというのは、かなりレアです。
    その意味でも、楽しめた作品でした。
    あと、ラストまで美青年の親友であるイギリス人青年の気持ち-ヒロ

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    2018年09月17日
  • 積木の恋

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    ネタバレ

    両極端な人生を送ってきた二人のゆっくりと進む恋模様が心地よく、幸せになってよーと願わずにはいられませんでした。
    人は、知らず知らずのうちに自分に欠けているものや足りないものを持っている人を好きになるのかなーと感じました。

    1
    2016年02月19日
  • 積木の恋

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    綺麗で危うくて痛々しい愛を信じられない恋愛詐欺師蓮と、彼のターゲットとなったお金持ちのお坊ちゃん加賀谷。
    孤独で捻くれた男が不器用で真っ直ぐで純粋な思いに解きほぐされていく…というある種王道の展開ですが、蓮の深い孤独、心のひだが丁寧に描かれていく展開が穏やかであたたかい。
    人の気持ちに深く寄り添う優しさが溢れていて、蓮と加賀谷、どちらもいとおしくなりました。

    本編は130頁程度のボリュームなので展開がやや性急に感じたのが少し残念だったかな?
    無事結ばれた後も蓮の抱える根深い痛み、加賀谷の家族との問題、元犯罪者の前科者であるという罪は消える事も無く、世界は二人のために全てに都合がよく優しく回る

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    2015年05月25日
  • つる草の封淫

    購入済み

    これはまたゴイスー(笑)

    いやね、沙野さんのお話ってこぉ結構エゲツないってゆーかグロかったりしません?あ、良い意味で!(笑)私イタイ描写や複数お布団プレイが全くもって苦手なんですが、何故か沙野さん作品に限って鬼萌え(ん?実は好きなのか?)。本作もめっぽうイタイかったり3人でふしだらな事に勤しんじゃったり、もぉお腹いっぱい(笑)しっかり練られた世界観の忍者モノ時代ファンタジー。葛の心理描写も如実でつい引きづられて悲しくなったり切なくなったり、半額だったしかなり良いお買い物でした。続編あるよーなので早急の電子化望みます!

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    2014年07月26日
  • 積木の恋

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    蓮(透)の素直になりきれない過去のいろいろが辛かった…でもそれを少しずつときほぐす加賀谷の優しさが暖かくて良かった。前科者に対する一般的な対応という意味でレストランの夫婦とのエピソードがあったのだろうけど、誤解が解けないままだったのはなんか悔しかった…

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    2014年07月13日
  • 忘れないでいてくれ

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    ネタバレ

    積読消化です。
    トラウマ刑事とトラウマサイコメトラーな話でした。
    受のトラウマはよく見ますが、攻もトラウマって珍しい。
    なので結構重たい内容なのですが、直情型攻とツンデレ受の
    夫婦喧嘩を挟みつつ、微妙にマイルドな仕上がりにされて
    いたため、あんまりサスペンス感は感じませんでした。

    またイラストが美麗で、かなり助けられてる感あります。
    桃色シーンはもっと削って頂いていいので、その分を
    ふたりの心理描写に費やして欲しかったです。
    攻が受の顔が好みだ、としょっぱなからやらかしちゃって
    たので、受へ心が傾いていく様をもう少し丁寧に描写
    してもらってたら大満足かも。
    そしてそして、ツンデレ受が思うさま

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    2014年06月28日
  • つる草の封淫

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    ネタバレ

    もの凄く熱い感想書いたのに、全部消えてしまったので、
    完結に書きます(涙)


    初読み作家さんです。
    プラチナだし、タイトルからしてただのエロエロ中身無し系かなと
    思ってたんですが土下座して謝りたい気分でした。
    エロじゃなくてエロスでした。
    好き嫌いは激しく分かれると思いますが、私は大好きです。

    江戸時代に忍者だとか特殊能力だとか、なんちゃって戦国風に
    なんちゃって平安衣装ともの凄いチャンポンしてるのに
    しっくりくるという不思議なマリアージュ。
    蛇姦(?)だとか血飛沫内蔵はみ出る系に、触手(とは少し違うけど)
    挙げ句の果てには受さんの首が吹っ飛んだりと、とんでも展開の連続
    にも関わらず、エロ

    1
    2014年04月25日
  • ワイルド&セクシー

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    読み始めの数ページとラストの数ページでこの本に抱く感想が全く違う。
    いい意味で裏切られるストーリーでした。久世さんに関しては3度ほど裏切られましたし……w
    久々にゴリゴリっとしてドキドキっとしたBLを読んだ~。満足♪

    0
    2013年09月11日
  • つる草の封淫

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    エロ大風呂敷広げまくったというか、なんというか・・・色んな意味で衝撃的な作品でしたwwww
     
     
     
     
    続編は、いつ読めるかな……(2013.9追記)

    1
    2013年09月11日
  • 忘れないでいてくれ

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    登場人物が皆キャラが濃かったなぁとwww 
    なのに破綻することもなくサスペンスとラブと人間模様がいいバランスでストーリーを動かしていく。
    もちろんイラストも素晴らしくてグイグイ引きつけられてあっという間に読み終えてしまった。あぁ、いい読書をしたなぁ。

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    2013年09月08日
  • 積木の恋

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    蓮が賀谷に心を開いたり閉じたり1歩進んだり2歩下がったり、じれったくて最後は心が温かくなるお話でした。

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    2013年06月29日
  • 帝王と淫虐の花

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    ほぼ初読みの作家さん


    攻め:李麗峰
    受け:朱雀雪緒


    性奴として調教され貢ぎ物となって麗峰に3ヵ月預けられた雪緒はその3ヵ月で自分の意志をもって男たちを君臨するように麗峰から教えを受けて日本に戻ってきた。その麗峰を殺せと命じられ…。


    エロかったぁ。
    卑語を喋るのは好きじゃないので玩具として意志を捨てて性奴に堕ちていた雪緒は好きじゃないけど男たちを手玉に取るようになってからはいいと思う。手玉に取る場面描写が欲しかったかな。
    あと、雪緒が性奴として先生たちに調教される場面も。
    いっそのこと、その調教部分で1冊書いて欲しい(笑)

    李麗峰は幾つの設定なのか?…と思ったら雪緒の感じ方で20代

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    2013年02月28日
  • 藩王宮の黒太子【イラスト入り】

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    ネタバレ

    タイトルの通り、マハラジャものです。
    表紙買いをしました(^^;;

    タイトル作品もよかったのですが、
    一緒に収録されている「密儀の王宮」のほうが好みでした。
    ちょっとインディ・ジョーンズっぽいところがあって
    面白かったです(^^)

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    2013年02月22日
  • この世の楽園

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    兄弟モノ・主従モノ・世間知らずのイノセンス開発モノ・3Pのどれか萌えポイントが当てはまれば、それら全部網羅されているのに「過剰」な「盛り込み」感がないのは凄い。しかも笑いツボも刺激されると言う…世間知らずで孤城に籠りっきりのお坊ちゃん・聖也の、見るもの全て新鮮で新しい、ってあの下りで、思いっきり笑っちゃった。井の中の蛙が外界へ出た時の描写が秀逸だった。盛り込み過ぎに感じないのは、一重に、弟の賢司のキャラ付けが突飛なようでそうじゃないからじゃないだろうか。悠介:杉田、賢司:鳥さん、聖也:しんちゃんしか浮かばなかった(笑)。とにもかくにもお坊ちゃん・聖也がナイス過ぎる。とてもよく出来た、凌辱とかプ

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    2012年11月22日
  • 積木の恋

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    ネタバレ

    表紙が重そうで、なかなか手がでなかったのだけれど、いたって凪良節の作品で沁みました。

    前科がついたことによる世間の目がリアルに冷たくて、現実的なところが物語を深くしてくれてたのか、読んでて苦しかったけれどシラけなくてよかった。
    恋愛部分については、お話がリアルな分、格差のある二人が寄り添うのは難しいのでは?って感想なんだけど、双方の心の傷が絆なんでしょうか。

    毎度、BLあなどれないなぁって読み応えです。

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    2012年10月01日
  • くるおしく君を想う

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    「くるおしく」は狂おしくではなく苦おしくのほうがしっくりくるほど読んでて苦しかった。最後まで兄を好きにはなれなかったけど、別の意味で落ち着きそうだったから今となれば無害。それにしても読んでて辛かったので一個★マイナスで。

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    2012年04月15日
  • 積木の恋

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    泣けはしなかったけど、とても綺麗な話だった。
    展開は読めちゃうけど、ベタな展開だからこそイイ、みたいな。
    書き下ろしの加賀谷視点が特に良かった。

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    2012年03月08日
  • 積木の恋

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    最初は嘘で始まった関係だけれども、一緒にいる時間が増えるにつれて相手の飾りのない優しさに自分の中で長く閉じ込めていた「愛情」という感情に向き合うーというお話です。主人公・蓮はネガティブ思考だけど彼は彼でトラウマというか、家族に愛されず子供のころからすでに自分自身を守っていかなければいけないという孤独という深い傷に長く悩まされていたのです。だからなのか、うずうずすんな!てところもあったけど、でも仕方ないよね、とつい思ってしまいました。人間関係からうけた傷というものはそうそう治るもんじゃないし、周りが優しくしてくれたって、全て理解してくれて受け止めてくれたって治ることができるもんでもないですからね

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    2012年01月16日