白川紺子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
亡き祖母からアンティークの着物を譲り受け、その管理を任された高校生の鹿乃。
譲り受けた着物は全て曰く付きの不思議な着物で、普通に怪奇現象が起こる。
その怪奇現象をなんとも思わず、普通に謎を解いて解決しようとする短編連作は、若い子向けのライトノベル。
一巻と違い、和歌だけでなく、音楽や本の内容も絡んでの現象が起こる。
鹿乃だけでなく、兄のよしたかが解決する話もある。
人間関係の話は、一つのストーリーを進めるために、似た関係の2人を作ろうとしているように見え、ちょっと子供向けすぎて大人にはおかしい部分もあるが、まあ、その辺はティーンズ向けだか仕方ないと思う。 -
Posted by ブクログ
アンティークのお着物に残された、過去の持ち主の心残りを着物の柄などを手がかりにして解決してゆくファンタジー。最近の紹介文はすぐミステリという言葉を使いたがるが、ミステリと言うには謎解き要素の薄いものが多い。
これもその一つで、確かに着物の由縁や見立てを駆使して人の心を解くのだけれど、ミステリとはちょっと違う。和風の心理ファンタジーと名付けたほうが良い。
旧華族の野々宮家の令嬢鹿乃は、古美術商の兄と大学の准教授の青年とともに暮らす高校生。レトロな洋館に住み、祖母の遺したアンティーク着物を纏いながら、穏やかな日常を送っている。ところがここにある着物、どれも普通の着物ではなく「声」を発したり柄が普通でなかったりと曰くがある。怪奇現象を起こすこの着物に残った持ち主の心残りを解決することに、鹿乃はなるのだが…というお話。
素敵で閉鎖的な住まいがまず、自分だけの理想の世界だし、着物の描写がなんとも美しい。手触りの柔らかさや絹の冷たい滑らかさが思い起こされる。実際の着物の写真なども眺めて想像力を増して読むと更に楽しいだろう。
お能に和歌にお着物に、旧華族の家柄。そして鹿乃を守るような素敵な青年たち。淡い恋。こんな立場になってみたいものだわと憧れる道具立て。古風で、上品な明治以降の小説世界を、現代の読みやすさで仕立て直したオトナ女子もOKな少女小説だと思う。
出てくる生活感がおっとりと優雅で、文章も淡々とあわい感じ。細かい所までそういう意識が張り巡らされて言葉遣いも徹底した京都のお屋敷言葉。和モダンの上品な令嬢の暮らしを疑似体験して楽しんだり、このお話の主人公である着物の美しさを堪能したりするには、いい。一時の夢の世界を、手箱をあけてみている。そんなおはなしだった。
持ち味とはいえさらりと読みすぎたかなと思わせる文体なのでちょっと読み応えには欠けるかも。道具立てを堪能するお話なのでこれはこれでいいのか。ちょっとだけ物足りないので星3つ。 -
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ラノベのコミカライズ
ラノベのコミカライズ。
なのでなんかこう浅い。
兄弟が殺されたり国追われたりしてんのに、啓も蘭も何もしなくて全部周囲がやってくれてんだもんなぁ。