播摩早苗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社内でリーダーとしての役割が求められる今日この頃、
まず手に取って読んでみた本。
僕は何でも小説から入るのです、読みやすいので。
この本は、リーダー職に抜擢された主人公が、
メンターのおっさん(ちなみに女性)のアドバイスを受けながら、
個性あふれるメンバーと共に成長していく物語。
初めの頃はメンバーの信頼もなく、
負のスパイラルに陥っているのを
メンバーを「承認」することで、少しずつ関係を修復していき、
最終的には結果も残すというありきたりなストーリーです。
(よくあることですが、こういう本に
ストーリー性を求めてはいけません。)
しかしながら、中身はとても真っ当で、
リーダーとしての心構 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上司にこび入れる力の紹介ではなく、ちょっとしたコミュニケーションのTIP集みたいな本。なるほどなるほどと参考にしたくなる、結構面白く為になる本です。
会話の流れを意識する
「話してよかった」という快をふやす
可愛がられ力は貯金
押したり、ひいたり落とし所を急がない
相手の期待に少しずつ寄りそう
相手が場になじめる雰囲気をつくろう
意見を取り入れるだけで評価は変わる
存在・変化・生き方そのものを認める
感情を無視しない
はじきあうとコミュニケーションはうまくいかない
質問をしない後輩は「有能」というより「把握しにくい」存在になる
悩みなどを上司に言わず周囲に漏らすだけなのは結果的に自分自身にと -
Posted by ブクログ
言いたいことも理解できるし、役にもたつ。
しかし、正直なんか押しつけがましい感じがするのは否めない。
なんだかんだいって、古い世代の価値観を無理に押し付けているような文体。
今の新社会人は昔と違い、会社にそれほど忠誠心もないし、気に入らないとすぐ辞める性質でもある。また、日本人同士にありがちな以心伝心や気を利かせろみたいな、上司が部下に指示の伝達や教育を省いている仕事のやり方も依然多い。今後はある程度上司の側からも新人(若い世代)に歩み寄るようにしないと、相互理解や円滑なコミュニケーションは十分できないのではないかと思う。
本書は、上司や古い世代から見た「いまどきの若い」やつへの教育の仕方と -
Posted by ブクログ
何冊かコーチングの本は読んだことあるのですが、本書は「聴くこと」、「クライアント軸で考えること」を特に特化している本だと感じました。
特に印象的だったのは
「基本的に人は他人の話を聞きたくない、自分のことを話したい」
というくだりでして、思わず納得。
良書だと思うのですが如何せん、読むタイミングが悪かったです。
『同じテーマの本を続けて読むと、理解が深まるんじゃないか?』
と仮説して、"コーティングの基本"に続けて読んでみたんですが、いやはや。私の脳味噌はコーチングに飽き飽きで、読書スピードが著しく落ちてしまいました。。。残念。
実はもう1冊コーティングの本が手元にあ -
Posted by ブクログ
最近は,プレイングマネージャーのポジションでの活躍を求められる機会が増えてきているようだが,主人公はまさにそういう会社でのグループ長に抜擢された主人公の奮闘物語。
小説仕立てなので,読んでいて解説くさくないところが,好感が持てる。ただ,全体にややうまくいきすぎな感じもある。例えば,相手の話を聞くというのも実はそんなに簡単ではないはずだ。年上の部下の頑なさも実際はもっと頑迷だったりする。。。
でもそういう実際の困難さをあまり丁寧に描写すると,小説としては面白くなるとしても,手軽な入門書・解説書としての平易さ・とっきつきやすさはなくなってしまうのかもしれない。初めてそういう立場に立った人にも