あらすじ
チームマネジメントが楽しくわかるビジネス小説
部下の心に眠る、仕事への情熱を引き出す方法とは?
大手企業に信頼されるカリスマ講師が初めてチームを持つあなたに伝えたいこと
倒産寸前の旅館に支配人として赴任した永理子。黒字化を達成しようと意気込むが、やる気のないスタッフを前に空回りするばかり。そんなとき、一匹の猫が永理子に向かって語り始めた!
「舐められるぐらいのマネジャーがええんや」
「あんたがアタマ使えば使うほど、みんなはもの考えなくなるでぇ」
「マネジメントは『全部自分のせい』から始めるんや」
なぜかマネジメントに詳しい猫の教えで永理子は自分を変えていき……。
ストーリーを追うことでチームマネジメントのポイント、旅館事業の裏側、地域活性化のヒントが楽しく学べる!
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Posted by ブクログ
マネージャーになるにあたって、赴任直前に読んだ本。付箋をつけながら。
改めて大事だと気付かされた点は、マネージャーがメンバー一人ひとりとしっかり向き合い、コミニケーションをとることの重要性。従業員全員に活気がみなぎっているのを目の当たりにする、そんな組織にしてみたいと改めて決意を新たにした。
また、逆に主人公のように困難を乗り越えられるのか?メンバーの心を1つにできるのか?不安な気持ちにもなった。
気づきを得た言葉。
・勝とうとしたら負け。上手に負けなければいけない。上手に負けるためには情報を収集する。
・舐められるくらいがちょうどいい。自分が有能だと見せびらかしたらだめ。
・メンバー本人から考えが出てくることが大事。マネージャーが頭を使えば使うほどメンバーはものを考えなくなる。つまり、みんなの仕事を横取りしてしまう。
・メンバーを信じられない人は、つい小言を言う。監視されないと怠けるようになる。従業員を信じることが重要。
・お客様に心を向けさせることが支配人の仕事。
・ビジョンに基づいて従業員が生み出したサービスを認め、仕事の喜びを伝播することがマネージャーの役割。そのための会話を惜しんではいけない。行動できたらちゃんと認めてビジョンと関連付ける。叱る時もビジョンと関連付ける。
・リーダーは、メンバー一人一人がビジョンを大切にする働きかけをしなければいけない。つまり、メンバーとたくさんのコミュニケーションを取ること。