ナツ之えだまめのレビュー一覧
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読み止まらなかった本
なんだこれ、面白い。
沢山いっぺんに本を購入してその中の一冊、の流れで読んだところ、読み始めたら止まらない本になりました。
「南極パブロフ」でこの作家さんを知って2冊目、ものすごく自分にハマる文の流れだなと思う。それはきっと、お道具使われるとかそういうところよりも、主人公達の事を書くのに、めちゃめちゃ客観的でもなく主観的でもない、わたしが読んでいて、客観的にシーンを見ている時と、主人公たちの気持ちになって読んでる時と、その両方にちょうど当てはまっているからなんじゃないかと思ったりした。
わたしにとって、とても自然で気持ちのよく、エロいところはとてもエロい気持ちになり、苦しいところ -
ネタバレ 購入済み
忠犬とエロ可愛い年上さん
初読み作家さんです。
文章のリズムが好きです。タンタンタンといい感じ、でもキャラが良くて少しはやる気持ちで読み進めました。
南極という非日常お仕事場もよかった。少し閉鎖的なんだけど暖かい職場の中で忠犬が寄り添ってくる感じの攻めとちゃんと手綱を握ってる受けだったけど、さて日常(日本)に帰ってきたら?
攻めが夢見たままの忠犬ではなく、一度ひとりの人間に戻ってるのもよかったです。そうでなければ南極と同じままで日本でもふたりでいたかな?と思ったので。
二編入っていて、後半は恋人同士になってからのふたり。
えっ大事なのここからですよね?!ってところで終わっていますが、まあそこは妄想を広げるしか。
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ネタバレ 購入済み
かゆいところに手が届く
同級生同士のオメガバースものとあらすじで知り購入。
出会いから纏まるまでを丁寧に描写していたのが良かった。じれったいのがまた良い。ほとんどが主人公目線だったが番外編に攻め目線があり、さらにはもう登場しないと思っていたサブキャラのエピソードまで…。お腹いっぱいです。 -
ネタバレ 購入済み
満足。★1.5
どちらもノンケのカップルは初めてでした。どちらにも罪悪感みたいなものがないから不思議に感じながらも素直にのめり込んでいくのかなと。でも…伊織さんは逃げる逃げる何処までも逃げる。怖がりな伊織さんをなんとか捕まえたられて貴船さん良かったね。名前を読んであげたら伊織さんの好きな表情が見られたかも…表情が崩れるのが好きってわかるなぁ…そしてわかってても貴船としか呼べない気持ちも…。社長の言葉がすべてかもしれない。出番ちょっとだけどいい仕事してます社長。逆に後輩くんはなんだったんだろう?ブラコンの弟くんは?…続き気になるけど不幸になるならここで終わりでも…。駄目かな気になる。
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ネタバレ 購入済み
健やかなるときも、病めるときも
「うなじまで、7秒」の続編。前作のアブノーマル風味の夜なお話からすると、ムードに落差があって。純愛の強さを試めされる未来へ向かうお話でした。
膨らみましたねー、背景。
ナツ之先生の伊織と貴船への愛を感じます。ひとりもいやなひと出てこない、こういうお話がすき。SSで積もっていく2人のらぶいエピソードに、にやにやがとまりませんでした(≧∇≦)b
異性でも同性でも、ちゃんと二人で生きていくってきめて、見つめあっていくことは大事ですよね。
記憶喪失でこじれまくったときは、悲しくて涙が出ましたが、思いに正直に、腹をくくることになってよかった♡
しかし、前作であんなにアブナく始まった二人が、コタツでほっこ -
ネタバレ 購入済み
なんぞこれ
………えっっろ!!
でも下品には堕ちない、行間から色気が滴るような文章。
好みです。
佐々木さん思いっきりカラダで落とされてます。蜘蛛の巣に搦めとられた虫だな。それともウツボカズラに落ちた虫かな。
サイドストーリーの清水さんもいい味出してるし、なかなかの読み応えでした。
でもね、こんなやり方で始めておいて、気持ちを信じてもらえない、と傷つく資格はないだろう貴船。確かに大島社長の言い分(普通に誘ったらついて行ったか云々)ももっともだけれど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレさざ波のように静かで、でも確実に波が立っていて・・・・
なんというか、すごく良かった。
薄いベールをまとったような核心に触れられないのに、見えるというか。
マーケテイング部に在籍する伊織と会社が契約している翻訳会社の貴船。
ある日エレベーターで一緒になった時に貴船は伊織のうなじにキスをする。
戸惑い訳が分からない伊織は熱を出し、帰宅する。
そのマンションへ貴船が訪問し、かいがいしく世話を焼く・・・・のが、デザートにと持ってきた桃を手で食べさせて、滴り落ちる汁を舐めて・・・・そのままベッドイン。
女にモテる貴船に対して一線を引く伊織。気持ちは確実に貴船に向かっているのに伊織を好きだという貴船 -
購入済み
読みやすいです
ちょっとお安くなっていたので、お試し感覚で購入しました。うん。読んでみて良かった!病気で高校生活を送れなかったセラ。よりどころだった乙女ゲーム。転生後は、病気でやれなかった青春のやり直しって感じでした。焼きそばお腹いっぱい食べられて良かったね、走ることできたね、甘い物も食べられたね…小さな幸せがほんわかしました。「悪役令息」は最初こそ頑張ってましたが、セラにはなりきれなくて、悪役感は皆無に等しかった。ゲーム主人公のリリー、まさかの登場ですが可愛いです。
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ネタバレ 購入済み
中華なお話
猫カナメが可愛いです。すぐに人間になるのかと思ったら、なかなかそのまま猫生活…仙王様の猫可愛がりもステキです。人間になってからの恋の成長も楽しかったです。仙王様の心模様が天気に直結なのも分かりやすい。家族への強い思いを持ったカナメの行動には涙しましたが、雨のやまない、仙気の減少していく様子もハラハラでした。2人とも幸せになって!