名称未設定さんのレビュー一覧
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読み止まらなかった本
なんだこれ、面白い。
沢山いっぺんに本を購入してその中の一冊、の流れで読んだところ、読み始めたら止まらない本になりました。
「南極パブロフ」でこの作家さんを知って2冊目、ものすごく自分にハマる文の流れだなと思う。それはきっと、お道具使われるとかそういうところよりも、主人公達の事を書くのに、めちゃめちゃ客観的でもなく主観的でもない、わたしが読んでいて、客観的にシーンを見ている時と、主人公たちの気持ちになって読んでる時と、その両方にちょうど当てはまっているからなんじゃないかと思ったりした。
わたしにとって、とても自然で気持ちのよく、エロいところはとてもエロい気持ちになり、苦しいところ...続きを読む -
忠犬とエロ可愛い年上さん
初読み作家さんです。
文章のリズムが好きです。タンタンタンといい感じ、でもキャラが良くて少しはやる気持ちで読み進めました。
南極という非日常お仕事場もよかった。少し閉鎖的なんだけど暖かい職場の中で忠犬が寄り添ってくる感じの攻めとちゃんと手綱を握ってる受けだったけど、さて日常(日本)に帰ってきたら?
攻めが夢見たままの忠犬ではなく、一度ひとりの人間に戻ってるのもよかったです。そうでなければ南極と同じままで日本でもふたりでいたかな?と思ったので。
二編入っていて、後半は恋人同士になってからのふたり。
えっ大事なのここからですよね?!ってところで終わっていますが、まあそこは妄想を広げるしか。
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さいっこう!心の中で全力で叫ぶ
わたしの長い長いBL歴の中に10年のブランク(子育て)があって最近戻ってきたばかり。なので、この作家さんは初読みかと思う。
んで。
相手はもふもふのスパダリ獣人さん、そのもふもふさんに大切に大切に真綿にくるまれるように自分を取り戻してきた主人公。
主人公たちの気持ちの浮かび方とか気付き方が読んでるこちらも本当によくわかって、一緒にその気持ちになりながら読んでました。
主人公ふたりの間に現れるおこさまの可愛さ、その両親の駄々漏れの愛情、何気に交わす会話のおかしさに笑って、そこで叫びましたよね、心の中でさいっこう!と。
口に出して叫んだら娘に問われてしまうので。
ただ。周りの大人たち、「家」...続きを読む -
色気溢れすぎの目がたまらん。
あー……読んだ後、天を仰ぎたくなる漫画や小説ってあるんですけど、今まさにそれ。
キャラの色気ェ…たまらん…となっています。
目がすわった仏頂面攻に恋に臆病になってる美人受、どちらも流し目の威力ハンパないです。
この目に見つめられたい、捕らわれたいと思ったら。受は恋に溺れるのが怖いからうつ向く、そこを攻は頬に手を添えて自分の方に向かせるんですよ。
ただし、攻があまりにストレートな言い方をする為、誤解は生じます。元々、甘える事が出来なくてぐるんぐるん悩む受。さあどうなるどうする。
子供たちも可愛く同僚カップルも出てきて、美味しさが何層にも感じられますが、やっぱり主人公たちから...続きを読む -
2巻もたまらん。
1巻で見せてくれた色気駄々漏れだけでなく、こんな顔もするのセンセエ?!となる第2巻。
しかもその理由が体力の差によるものって…
体力モンスターで抱き潰すから禁欲していたのに、いつのまにか、自分が早いから体力つけないとになってる攻、そのスライド具合は何故なんだ。
君たち、意思の疎通がたまにあちこち行くよね、と遠い目になりながらも、そのすれ違いが大変オイシイ。
なんやかんや言っても、すべては相手の事が好きだから。いいね。本当にいい。読後感が大変清々しい。君たちが本当に好きだ。
子供たちの未来話も見れます。
カッコ良く、可愛くなった子供たちに、まったく変わりない大人たち、そこ...続きを読む -
すッき~…
先にね、続編を読んでしまったのです。
その中のめちゃめちゃ幸せそうな家族の、その家族になる前のお話でした。
この作家さんは読んだことが無かったのですが、何て言うのかな、文面が、とても仲の良い相手に淡々と、でも少し親しみを込めて状況説明をしていく感じがして、わたしは嫌いじゃないです、あ、嘘つきました、嫌いじゃないじゃなくて、かなり好きです。
このシリーズは、攻と受の間にあった過去がかなりエグいのですが、自分の生まれ持ったものを抱えながらそれでもひたすらすべては受の為な攻と、生まれながら愛情を一切知らない受がふたりで生きていく術を見つけていくおはなしてした。
続編までの数年間、...続きを読む -
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