あらすじ
獣人・人外・人間が共存するイルミナシティ。狼獣人のナツカゲとともに護衛業を営んでいるアオシはひょんなことから誘拐寸前だった虎の子供のヨキを保護、両親のもとに送り届けるまで一緒に暮らすことになった。六年前から同居しているが、実は恋人でも伴侶でもないアオシとナツカゲ――実家同士の都合で強制的に番わされ肉体関係を結ばされた二人。互いに距離感がつかめずぎこちなかった二人の仲に、ヨキの出現で微妙な変化が訪れる。
...続きを読む感情タグBEST3
さいっこう!心の中で全力で叫ぶ
わたしの長い長いBL歴の中に10年のブランク(子育て)があって最近戻ってきたばかり。なので、この作家さんは初読みかと思う。
んで。
相手はもふもふのスパダリ獣人さん、そのもふもふさんに大切に大切に真綿にくるまれるように自分を取り戻してきた主人公。
主人公たちの気持ちの浮かび方とか気付き方が読んでるこちらも本当によくわかって、一緒にその気持ちになりながら読んでました。
主人公ふたりの間に現れるおこさまの可愛さ、その両親の駄々漏れの愛情、何気に交わす会話のおかしさに笑って、そこで叫びましたよね、心の中でさいっこう!と。
口に出して叫んだら娘に問われてしまうので。
ただ。周りの大人たち、「家」が真逆に最悪も最悪なので…ガチの吐き気もあったりしますが、その分、彼らの幸せを願うし叶えて欲しいと思うし、それが叶ったときの幸せが大きかったです。
順番は逆になりましたが、ラブラブもう一組の方も読んでみようと思います。
良い本でした。
家族がえぐい
両親ともにえぐいです
しかし、ナツカゲさんの激愛ぶりが凄かった
狼は番を激甘、激愛するらしいけど
アオシもナツカゲに対する好きぶりが凄い
甘い+ダーク?
お気に入りの作品になりました。
全体的に攻めが受けを大好き溺愛なので、そういう意味での波乱は少ないです。
但し背景というか周りというか設定というかが中々の過酷?残酷?中々の扱いじゃない?という感じがします。
前作は未読でしたが楽しめました。
そして前作が読みたくなります(笑)
ハードボイルドって難しい
一応楽しく読みましたが、繁殖用人間など独特の設定と護衛業というハードボイルドという世界観がもりもりな作品。
どちらも物語の展開に関わっては来るのですが、起こった事件の偶然のつながりがご都合主義的というか、敵側の陰謀が薄いといいますか、その辺りの事件の展開に面白みを感じませんでした。
また、受けの子が気が強そうなのに、特に具体的な問題が起こったわけでもないのに自分の妄想で「攻めの幸せ」のためにと離れようとするが、「あれ?この子どんな性格なの?」となってしまいました。