あらすじ
突如オメガ変転した智宏は9歳にしてヒート=激しい発情を覚えてしまう。その後周囲から性的な好奇の目を向けられ傷つき悩むが、高校に入学してアルファの恒星と出会い「高校生活、楽しいほうがいいじゃん」 と屈託なく笑う彼に惹かれていく。アルファとオメガであったら誰でも “つがう”ことが出来るのに、二人は無二の親友の道を選ぶが――。電子限定書き下ろしSSを収録!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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登場人物たちが魅力的
読んだことない作家さんだったけどすごく良かった
ただ甘いだけでなくきちんと人物が書ける作家さんは尊いです
アルルカンと踊り子の描写はすごい悶えましたけど、あんなの受に贈るなんて、受け入れてくれない受けに対して、苛立ちからの当て擦りだったんだろうなあ
切なさもあり笑もあり、すごく面白かった
あと、お姉さんなんか大佐みたいな喋り方で最高w
続きやスピンオフもあったらいいなと思えるお話でした。
かゆいところに手が届く
同級生同士のオメガバースものとあらすじで知り購入。
出会いから纏まるまでを丁寧に描写していたのが良かった。じれったいのがまた良い。ほとんどが主人公目線だったが番外編に攻め目線があり、さらにはもう登場しないと思っていたサブキャラのエピソードまで…。お腹いっぱいです。
Posted by ブクログ
オメガだから。という理由だけで、陰口を言われたり、差別されたりしてきた智宏。だからか、ちゃんとしなきゃ。男らしくしていなきゃ。という気持ちが強く出ていて、それが少し悲しい。高校で出会った恒星と一緒にいるときは、いつもより自然に行動できているように見えて嬉しくなった。友情なのか恋なのか分からない状況はもどかしいけれど、お互いのことをとにかく大切に思っているのはよく分かって、どんな形でも2人が幸せになってくれるといいな。と思った。
ナツ之さんの書く文章が好きで購入
正直、オメガバースは得意ではないのですが、これは大丈夫。
ナツ之さん独特の世界に浸れました。
じれじれしたりするのですが、あまあまもあって。
たまにあれ?と思う作品もあります(出版社で違う気が)が、この作品はオススメできます。
スピンオフも続けて読みたいです。
新しい
こういうオメガバースの解釈もあるんだなって新たな発見って感じです。
途中ご都合設定はいくらかあった気がするけど、みんなが幸せならいいかって自己解釈しました。
キュンが足りない
同級生カップルのお話。
お話もキャラクターも良かったのですが私はもうちょっと2人でキュンキュンしたかったな。切なさがもう少し足りないな、という読後感でした。
受けはその生い立ちの影響もあってか芯の強い性格で割りと男の子っぽさもあるΩ。その受け視点で本編は進みます。攻めは皆に好かれる人気者で何でもできるα。
そんな2人の高校時代のやりとりは瑞々しさがあり、攻めはその年頃の男の子なりの優しさで受けを大事にしようとする様子が伝わってきました。
同級生同士の甘酸っぱい感じが楽しかったです。でももっと2人のそんなやりとりを見たかったな。
攻めもやんちゃさのあるいいキャラなのに、なんかトータルで読んだときに存在感が物足りないんですよ。高校時代の頃の。
だから2人が後半やっとくっつくかという場面で「あぁ、攻めって感情が高ぶるとこんな口調で話す子なんだなぁ」と分かるというか…。
そういう意味では、短編で攻め視点の話もあるので良かったなと思います。