辻堂魁のレビュー一覧

  • 斬雪 風の市兵衛 弐[30]

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    風の市兵衛は、半年ぶりくらいに読んだけど、最初に前巻の粗筋みたいなものが書かれてあったので、スッキリ入って行けた。やっぱり、風の市兵衛は、定番の面白さだ。それにしても、市兵衛は強すぎる!

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    2025年04月19日
  • 蝦夷の侍 風の市兵衛 弐[34]

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    「風の市兵衛 弐」(第二期)第14弾。(通算・34作目)

    両替商〈近江屋〉から〈宰領屋〉の矢藤太を通して、市兵衛に人捜しの依頼が入ります。
    行先は遥か北方の蝦夷。
    捜し人は、訳あって十二年前に江戸を出た元船手組同心の瀬田徹という侍で、どうやら彼が西蝦夷地アイヌの集落で暮らしているらしいとの噂があって・・。

    今回は、市兵衛さんの"蝦夷紀行”といった感じで、距離的には遠い道のりではあるものの、いうても船旅ですし蝦夷に到着してからも協力者に恵まれて捜索は比較的スムーズに進みます。
    そんな市兵衛さんの人捜しの件と、鬼しぶさんや弥陀ノ介が調査する、鉄砲密輸の件をおつまみ程度に絡めつつ展開し

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    2025年02月24日
  • 蝦夷の侍 風の市兵衛 弐[34]

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    今回は蝦夷まで市兵衛が行くということで、もっと壮大なものを想像してしまったので、少し物足りなさが・・・
    鉄砲の件も、あまりお咎めなし?

    尾上陣介みたいな人っていますよね。大人になってもまだやっているのか、中高生かよ!と言う呆れはあるけれども、まあ職場でも普通にあるよなあと。それでそういう人物を可愛がったりひいきしている上司も大体はろくでもないし。

    なんだか今回感想が口が悪い 笑

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    2025年01月24日
  • うつ蝉 風の市兵衛 弐[33]

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    「風の市兵衛 弐」(第二期)第13弾。(通算・33作目)

    かつて市兵衛が助けた、川越藩士の娘・早菜が三千石の旗本に輿入れすることに。
    ですが、嫁ぎ先の旗本・岩倉家が、実は莫大な借金を抱えている事が判明します。
    一方、隠田村で発見された変死体と行方不明になった大坂の米仲買人の関連を調べる渋井父子は、あやしい金貸しをマークしますが・・。

    早菜さんって、確か『残照の剣』で川越藩の陰謀で父上を亡くして市兵衛さんと江戸に出てきた娘さんですよね(うろ覚え)。
    その時に辛い思いをして、せっかくこの度の輿入れで幸せになれるかと思いきや、これがとんだクズ旗本で、今回の婚姻も早菜さんの後見である両替商〈近江屋

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    2024年10月17日
  • 春風譜 風の市兵衛 弐[31]

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    結果的にはいい話なんだけど、頁の多くが悪役たちの描写で占められていてなんだか物足りない。
    やっぱり市兵衛さんはそろばん侍じゃなければ。

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    2024年09月08日
  • 乱れ雲 風の市兵衛 弐[28]

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    久しぶりの市兵衛は、相変わらず強かった。しかし、何か、暗いというか、はっきりしないものを感じる。新たな展開があるのだろうか?

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    2024年05月12日
  • うつし絵 大岡裁き再吟味

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     大岡越前守忠相。還暦を越えてもなお吉宗の計らいで寺社奉行として幕閣に留まる旗本だ。忠相には南町奉行時代に下した裁きの中に引っ掛かりを覚えるものがあり、晩年を迎え内々に再吟味に乗り出すことにした。シリーズ3作目。
              ◇
    今回の再吟味は15年前に起きた、大身の旗本同士の間で起きた殺傷沙汰についての顛末である。
     跡取り息子を殺された倉橋家と、殺したとされる内藤家の間で一触即発の状態となったが、嫌疑をかけられていた内藤家当主の斎樹が屠腹して果てたことで倉橋家も矛を収め、一件落着となった。

     当時、南町奉行だった忠相は、そのときのことをかなり克明に覚えている。
     内藤斎樹に

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    2024年04月12日
  • 母子草 風の市兵衛 弐[32]

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    「風の市兵衛 弐」(第二期)第12弾。(通算・32作目)

    市兵衛は、病に倒れ療養中の大店下り酒問屋〈摂津屋〉の主人・里右衛門から、彼が若き日に真心を通わせた三人の女性を捜し出し、自分の気持ちを伝えてほしいと頼まれます。
    早速、市兵衛は矢藤太と共に、里右衛門の数十年も前もの想い人の探索に動き出しますが・・・。

    今回は、市兵衛さんの活躍場面は少な目で、“粋人の里九”こと里右衛門が愛した三人の女性達の物語がメインでした。
    依頼された探索も、いつもの依頼と比べて割とイージーに進むので、盛り上がりに欠けるといいいますか、何だか物足りないな・・というのが正直なところです。
    終盤に、鬼しぶさんが追ってい

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    2024年04月02日
  • うつし絵 大岡裁き再吟味

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    いつの時代も、金持ちのどうしようもない息子っているものだな。
    そして、人は職業によって信用してもらえたりもらえなかったり…これも変わらないな。

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    2024年03月25日
  • 斬雪 風の市兵衛 弐[30]

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    津坂藩内の不祥事はまだ続いていた。
    ホントに時代小説に出てくる小藩の重役達はめちゃくちゃなことを平然とやり、それが隠し通せるとか権力で通用するとか勘違いした人が多いですね。
    最後は勧善懲悪のお約束なので呆れながら読んでいますが、現代の中小企業や地方自治体でも充分ありそうな話なので、人間の性なんだろつか。

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    2024年03月16日
  • 残照の剣 風の市兵衛 弐[27]

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    こう言ってはなんだけど、今回は相手が小物だったので、今一緊張感がなかった。ただ、鬼しぶの息子の今後には、興味がある。

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    2024年02月06日
  • 希みの文 風の市兵衛 弐[26]

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    今回は、何かホッとした。これで重いしがらみが断ち切れれれば、この後の話を読むのが楽になる。市兵衛自体は、魅力的な人物だから、先が楽しみだ。

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    2024年01月29日
  • うつし絵 大岡裁き再吟味

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    生意気な言い方だけど、読んで行く途中で、だいたいの謎は解けていた。面白かったのは、大岡越前が、意外と幕閣のなかで嫌われいた、ということだ。まあ、あまりに堅い人間は、いつの世も、煙たがれるものか?

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    2024年01月25日
  • 天満橋まで 風の市兵衛 弐[25]

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    最後は、ほぼ予想通りの展開になったけど、何か虚しい感じだ。「武士の意地」を貫いて行くと、際限の無い悲劇になるのだろう。気が滅入る。

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    2024年01月20日
  • 縁の川 風の市兵衛 弐[24]

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    今回の敵役には、哀れみを感じた。特に、「武士の矜持」(というか「自己満足」)のために、市兵衛に戦いを挑んで、斬られてしまう結末は、わかっていたけど、「やっぱり、そうなるか?!」

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    2024年01月02日
  • 秋しぐれ 風の市兵衛[16]

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    元関脇鬼一と水茶屋の娘
    無頼の借金持ち侍と貸元の札差
    風の市兵衛シリーズにしてはイマイチなエンディング

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    2023年12月18日
  • 雇足軽 八州御用

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    ネタバレ

    昔の地名が分からなくて、どことだろうと思いないながら読んでました。
    後で調べました。あと水戸?とどこかだけ幕府の干渉受けたくないと巡回に応じないのが面白かったです。OKなんですね。
    杉作の件については、叔父さんのところに返さなくてもというか読んでる時はそのままお店で働くんだろうなと思ったんですが、連れ帰られてしまってえ!と思いました。でも幕府の方針的には農家が農業以外の仕事すんなってことだったので、そうか…と理解。
    鉄之助が死んだのは悲しかったですが、最後に杉作に会いに行ってくれたてよかったです。ただ、ちゃんと理解できてないのか杉作がなぜ泣いていたのかちょっと分からなかったです。ただ長吉と別れ

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    2023年12月01日
  • 母子草 風の市兵衛 弐[32]

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    今回はいつもと違うテイストだった。
    3人の女性を探す依頼が来る。この依頼といつもの大きな事件がいつの間にかリンクしてくる展開を予想しながら読み進めていたら、今回はそんな展開もなく。あれ?このまま終わっていくのか、、と。
    でも、これはこれで良しかな、と。個人的には。
    大きな陰謀や事件と、市兵衛の緊迫した剣の場面が好きな読者には、ちょっと物足りないのかも!?

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    2023年11月27日
  • 遠き潮騒 風の市兵衛[19]

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    なんか、ここ何作か、敵役が可哀想に思えるものが続いているような気がする。それよりも、市兵衛の縁談の方が気になる。市兵衛が婿養子に行っちまったら、話が終わってしまうんじゃないか?

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    2023年11月14日
  • 雇足軽 八州御用

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    関東八州の農村を巡回観察する役目、いわゆる八州様一行の行く先々で起こる大小の出来事が描かれる。内容はリアルというか、情景描写もわざと(なのか)堅苦しい文体で書いていて、その淡々とした表現が、江戸時代の物語を違和感なく受け入れさせてくれるのにひと役買っているように思われる。ただその分漢字が多くて、読むペースは乱れがち(難読ではなくただ単に漢字が多い)。
    最後までそうそう派手な事件は起きずにそれが世界観とは合っているが、さすがに最後の方は読み飽きてしまった。

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    2023年10月16日