「風の市兵衛 弐」(第二期)第12弾。(通算・32作目)
市兵衛は、病に倒れ療養中の大店下り酒問屋〈摂津屋〉の主人・里右衛門から、彼が若き日に真心を通わせた三人の女性を捜し出し、自分の気持ちを伝えてほしいと頼まれます。
早速、市兵衛は矢藤太と共に、里右衛門の数十年も前もの想い人の探索に動き出しますが・・・。
今回は、市兵衛さんの活躍場面は少な目で、“粋人の里九”こと里右衛門が愛した三人の女性達の物語がメインでした。
依頼された探索も、いつもの依頼と比べて割とイージーに進むので、盛り上がりに欠けるといいいますか、何だか物足りないな・・というのが正直なところです。
終盤に、鬼しぶさんが追っていた悪人たちと市兵衛さんの剣戟がお愛想程度に(?)描かれていましたが、これがあっさりとしたもんで、シリーズ初期の頃、弥陀ノ介(再登場熱望)と共に強敵とビシバシ闘っていた頃が懐かしいですね。
(何気に市兵衛さんもいい年なので、激しすぎる剣戟はしんどいのかもしれないですがw)
ま、今回は三人の女性達それぞれの生き様、という人情噺としてしっとりと楽しむ巻。と、捉えるのがよいかもですね。
あと、以前もレビューに書いた気がするのですが、こちらの作者の方は、情景描写や地理描写がすごく丁寧に細かく(細かすぎる程)に描かれているのですが、この巻は内容に動きが無かったせいか、描写がちょっとしつこく感じてしまいました。
・・・等々、文句多めになってしまいました(個人の感想ですよ~)。
正直今回は★2.5って感じなんですけど、ずーっと読んできたシリーズという誼みで★3にしておきますw。
次巻は、もうちょい躍動感ある展開を期待したいですね。
あ、あと鬼しぶさんの登場を増やして頂けると嬉しいです・・弥陀ノ介の再登場と併せてお願いします~。