興津要のレビュー一覧

  • 古典落語

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    ある男が蕎麦を食べて、お会計。16文。男は小銭を「1,2,.. 8」と数えたところで、男「いま何時だい?」、蕎麦屋「9時です」、男「10, 11..」。1文をごまかして支払った。これを見ていた頭の弱い与太郎。男と同じように会計をごまかそうと、別の蕎麦屋で、「1,2...8」と数え、与太郎「いま何時だい?」、蕎麦屋「4時です」、与太郎「5, 6..」。4文損をした。『時そば』

    ある夫婦に男の子が生まれたが、名前がまだ決まっていない。そこで和尚に縁起のいい名前を付けてもらうことに。和尚「寿限無はどうか。寿命限り無し」。和尚は次々に縁起のいい名前を提案していく。夫婦は1つを選ぶことができず、すべて

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    2023年12月16日
  • 古典落語

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    古典落語の名作とはいえ知らない噺もあるので、改めて文章で味わうのも良い。
    だけどやっぱり表情、仕草、口調などがあってこその落語なので、あくまで予習復習のための一冊ですね。

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    2020年03月30日
  • 大江戸商売ばなし

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    タイトル通り、江戸の商売を紹介する本。
    直接当時の姿を見ることはできないが、明治の随筆や江戸に流行った物語、落語等からできる限り実際の様子を伝えようとしており、非常に参考になった。
    普段あまり馴染みのない落語や川柳の引用が多かったのに、難なく読むことができたのは、筆者の説明の良さゆえだろうか。
    この手の本には「昔はよかった」という論調が多いが、それがあまり主張されていなかったのも良かった。

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    2015年09月02日
  • 江戸食べもの誌

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    江戸の味について、「いまものこる江戸の味」、「いまはむかし江戸の味」、「江戸の味・余滴(諺・俗説等)」の3章にわたり、川柳、小噺を題材として案内する。落語にも出てくる幾世餅等、失われた味を味わってみたくなった。旺文社文庫、朝日文庫版につぐ3度目の文庫化で、江戸に関する本の定番のようだ。

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    2012年02月16日
  • 古典落語(上)

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    落語好きな父親の部屋から拝借。寝る間に一つずつ読んでいます。
    ラジオでよく聴かされていたので、知っている話も多かった。
    有名な「まんじゅうこわい」「目黒のさんま」「時そば」もあり。

    やっぱり文字だけでは面白さの6割くらいしか伝わらないもんだなー。噺家さんの芸で楽しみたい。

    上巻なので、下巻はもちろんのこと、続、続々と続いているようです。日本の笑いをゆっくり確認できる、いい本です。

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    2011年11月19日
  • 古典落語(上)

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    くやしい。でも。くっくっく。
    マンガを読みながらくすくす笑うのは結構いるけど、文庫読みながら何度か笑ってしまった。
    くやしい。でも。

    おもしろいのはもちろんだけど、言葉ならではの想像力もさすが。
    北海道の寒さで凍らせた火をぱりんぱりんと折るのもなかなかだけど、おはようございますという挨拶も凍るので、凍ったあいさつを5、6本ほど土鍋で火にかけて溶かすと、おはようございます!と大きな声が再生されるとか発想がやわらかい。

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    2011年09月04日
  • 古典落語

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    姉に借りた本!金明竹がないのが実に惜しい…暗記してしゃべれるようになりたい★
    やっぱり読むのも良いですが、聞きたいです。まくらもちゃんとあるやつがいいなあ

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    2009年10月04日
  • 古典落語

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    落語は聴くもの、落語の面白さは噺家さんの技量にある、と知りもしないくせに思い込んでました。読んでも面白いです。話としても笑えるし、これをどう話すんだろう、と想像してみてもいい。たまに聞き手の知識不足のせいでオチがわからず首を傾げてしまうこともあるけれど、注釈がついてて分かりやすいです。上方落語はそれでも分からない言葉もありますが。話を知った上で落語を一度聴いて見たくなりました。

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    2009年10月04日
  • 古典落語

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    時そば・寿限無・目黒のさんまなど、自分のように一度もちゃんと落語を見たことのない人間でも知ってるような有名な話が21編収録されている。各話ごとに付くちょっとした説明や、巻末に収録された落語の歴史に関する解説などが初心者には大変ありがたい。
    とにかくあらすじだけを伝える入門書と違い、読んで楽しめるというのが本書の大きな利点である。ちょっと高いが、娯楽と教養とを一挙に得られる本書には、それだけの価値は十分にあると思う。


    800円。

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    2009年10月04日
  • 古典落語

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    「タイガー&ドラゴン」を観ながら平行して読み返した。「目黒のさんま」「寿限無」「時そば」など有名どころが網羅されている。再読に耐え得る書。08.5.19再読。

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    2009年10月04日
  • 古典落語(続)

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    江戸落語25編、上方落語10編。定本として使えるテキストだ。今では時代に会わなくなって、ここに書かれている通りに演じられる噺が減ってきている。本当に古典落語を楽しむ為には、こうしたテキストで聞き手も勉強する必要がある。解説も簡にして用を得る。用語集も便利。

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    2009年10月07日
  • 古典落語(下)

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    速記古典落語のスタンダード。取敢えず落語の筋はこのシリーズで勉強できる。「らくだ」「子別れ」など定本となるだろう。読んで面白いものを集めたとのことだが、本当に面白いし、今では珍しい噺もある。

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    2009年10月07日
  • 古典落語(続々)

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    落研に入る際、父から古本を譲り受けた。好きなのは、夢八、茶の湯、あわび貝。落語に詳しいわけではないので、メジャーどころかどうかの判断はできない。寿限無がメジャーだってことくらしか、わっかんない。

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    2009年10月04日
  • 花暦八笑人(下)

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    そして、とうとう下巻ですね。ここまでバカ連中に付き合ってこられたあなたは、まことに見上げた方です!さぞかしお疲れでしょうから、湯にでもつかって気分をさっぱりさせてください。

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    2009年10月04日
  • 花暦八笑人(上)

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    さて、『七偏人』を制したあなたにはすでに怖いものはありません!さっそく、『八笑人』に進みましょう… この二作の違いは?というと、『八笑人』の方がバカ度が高い、という感じですか。

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    2009年10月04日
  • 妙竹林話 七偏人(上)

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    『明治のおもかげ』で味をしめた方に、更なるディープな道楽者戯作を… はっきり言って、とてつもなく頭が痛くなるくらい、全編これバカすぎる「茶番」しか書かれていません。そのため、読むのにかなりの忍耐力を要しますが、江戸人の遊び方の方向性って、こういうのだったのか…!と、達観できるような気持ちになれます!

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    2009年10月04日
  • 江戸小咄

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    明和から文化に至る時期の笑話本集。落語でお馴染みの地口やくすぐりの元である。読んで面白く、江戸の風俗が偲ばれて楽しい。巻末の「小咄の歴史」は勉強になります。

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    2009年10月07日
  • 古典落語

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    (明烏、三人旅、厩火事、千早振る、粗忽長屋、三方一両損、たがや、居残り佐平次、目黒のさんま、小言幸兵衛、道具屋、時そば、芝浜、寿限無、三枚起請、崇徳院、野ざらし、青菜、らくだ、がまの油、子別れ)

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    2009年10月04日
  • 大江戸商売ばなし 庶民の生活と商いの知恵

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    川柳・俳句、随筆・滑稽本などを引用し、江戸を紐解く。江戸文化の入門書によくあるイラストでわかる本ではなく、当時の文章から江戸の文化を知ることができる。

    本書は、『江戸商売往来』を、改題・加筆した本である。

    この本は、以下のように、3種類ある。

    1. 単行本、プレジデント社、1993年発行 『江戸商売往来』
    2. PHP文庫、1997年発行 『大江戸商売ばなし 庶民の生活と商いの知恵』
    3. 中公文庫、2013年発行 『大江戸商売ばなし』(電子書籍版もあり)

    再版されるということは、人気があったということだ。それは、興津氏の『江戸食べもの誌』、『大江戸長屋ばなし』も同様である。

    私は、

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    2025年05月10日
  • 古典落語(選)

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    興津要氏の講談社文庫古典落語シリーズの3冊目。相変わらずたのしい。中でも人情噺の唐茄子屋政談が味わい深い。

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    2022年08月14日