興津要のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大手チェーン店ではない“ザ・古書店”を物色中に発見。
しかも昭和47年発行の第4刷なので定価が340円!中古で250円!
迷わず上下巻を購入しました。すっごい得した感じ。
『美味しんぼ』の落語ネタとか、北村薫の「円紫さんと私」シリーズとか、古典落語の知識持ってる人ってかっこいいなあと常々思ってまして。あと、自分でも忘れかけてたけど、一応学生時代の専門が古文だったし。笑点とか好きだし。
そんな訳で、古文だろうが歴史的仮名遣いだろうがかかってきやがれ的なテンションで臨んだ本書だったのですが、明治大正昭和の落語家の速記本が元になっているので、現代的なアレンジがチラホラ。実に読みやすい。
しかも、 -
Posted by ブクログ
CDに例えればベスト盤。入門者にお勧めの、活字落語の本。
本書は1972年発行された「古典落語」(上)(下)に収められている62話の中から、青山忠一氏が21話を選び、再録したものである。
本書p431、興津要さんと私 (青山忠一)より
この「古典落語」 (興津要/編)の類書には「落語百選」 (麻生芳伸/編)がある。「落語百選」の方は春夏秋冬の全4巻からなり、すべて集めると100話になる。「落語百選」全4巻は私も所有しているが、どれか1冊を選ぶのは難しい。仮に好きな演目が収録されている巻を1冊だけ買っても、どうにも落ち着きが悪い。1冊だけでは百選のうち25話しか収録されていないし、背表紙をみ