興津要のレビュー一覧
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川柳・俳句、随筆・滑稽本などを引用し、江戸を紐解く。江戸文化の入門書によくあるイラストでわかる本ではなく、当時の文章から江戸の文化を知ることができる。
本書は、『江戸商売往来』を、改題・加筆した本である。
この本は、以下のように、3種類ある。
1. 単行本、プレジデント社、1993年発行 『江戸商売往来』
2. PHP文庫、1997年発行 『大江戸商売ばなし 庶民の生活と商いの知恵』
3. 中公文庫、2013年発行 『大江戸商売ばなし』(電子書籍版もあり)
再版されるということは、人気があったということだ。それは、興津氏の『江戸食べもの誌』、『大江戸長屋ばなし』も同様である。
私は、『江戸食べもの誌』、『大江戸長屋ばなし』を読んでいたので、それらと重複する記述もあった。一つ例を挙げれば、本書の「銭湯」は、『大江戸長屋ばなし』の「銭湯はいこいの場」と重複する。しかし、まったく同じ文言を使っているわけではない。内容は同じでもリライトされており、著者の丁寧な仕事ぶりがうかがえる。
『江戸食べもの誌』、『大江戸長屋ばなし』とともに、お勧めしたい。 -
Posted by ブクログ
巷では、落語ブームなんていいますが、
実際に落語の噺を聞いたことある人なんて、
まだまだ少ないもんで。
「まだ寝てるね、うちのどら息子は。将来はニートだな。」
「いくら太ってるからって、食べられるのはごめんだい。」
「ミートじゃないんだよ、全く。起きてたのかい。
いつも寝てばかりいないでさー、読書でもしたらどうだい。」
「何を読んだらいいか、さっぱり分からないもん。」
「別にかっこつけて、難しいもん読まなくていいんだよ。とうちゃんが小さいころには、
落語の本をよく読んだもんさ。」
「図鑑で見たことあるよ。あのこぶのついた、砂漠にいるやつでしょ?」
「それは、らくだだよ、バカ。まー、らくだっていう有名な噺があるけどな。
別にそれを知ってた訳じゃあるまいしな。」
「とうちゃん、俺のことをバカにしすぎだよ。
落語くらい知ってるさ。三枚起請に、芝浜、そんでもって、泥酔鶴瓶だろ。」
「なんだい、最後のは。そんな調子じゃ、
残り2つもタイガー&ドラゴンで見たくらいだろ。」
「ギクッ」
「ま、難しいイメージはあるだろうしな。ただ、意外に読んでみると
背景なんかも分かって面白いもんだよ。ほら、貸してやるよ。」
そんなこんなで、読み始める息子。
意外や意外に、これを読み耽ったようで。
「ありゃ、何やってるんだい。こりゃ、落語のDVDじゃないか。」
「とうちゃん、俺、落語家になるよ。」
「ぐうたらなお前にしちゃ、珍しいことだ。いいじゃないか。
で、どんな落語家を目指すんだい。」
「とりあえず、股間をさらけ出すような、らくご者にだけはなりたくない。」