北大路公子のレビュー一覧

  • 生きていてもいいかしら日記

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    妄想力が半端ない。ダメな自分をよく知りながら諦めて楽しく昼酒に勤しむ作者。
    周りの人を観察する目は鋭く面白い。

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    2021年08月15日
  • 流されるにもホドがある キミコ流行漂流記

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    相変わらずのキミコさんが、流行をおって様々な体験をする。何が何だかわからないまま体当たりでトライするものから、理解しているものの、全然合わないものまで、一貫してるのはとにかくいつでもお酒を飲むという事だけ。自虐と少しの後悔に爆笑しつつもうっかり術中にはまり次々と読んでしまうエッセイ本。

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    2021年07月01日
  • 生きていてもいいかしら日記

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    「世の中には努力して頑張っている人がこんなにたくさんいるのだから、私はそれほど頑張らなくてもいいや」
    「世の中には働いている人がこんなにたくさんいるのだから、私はビール飲んでもいいや」
    だらしない自分を責めがちな私もこの考えには目からウロコであり、笑ってしまった。
    この作者とは境遇や共通点が多く、ぐうたらなところもそっくりなのだが、似すぎていると「本当にこんなんでいいのかな…」苦笑いが出る。
    文章は軽快で面白いのだが、何のためにもならない生産性のない内容で、逆に焦りも生まれる。
    暇潰しにクスリと笑いたいときにはいいのかもしれない。
    疲れたときにパラパラと読むのがちょうど良い。

    ★3

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    2021年05月23日
  • 私のことはほっといてください

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    人妻界の秘密、河童との出会いと別れ、フェイスブックなりすましなどの日常エッセイ。文庫オリジナル。

    今回は笑うポイントはそんなに…。
    妄想から突然短編小説が始まるものが多く、書く枚数が足りなくてこうなったのかなーと思うところも。
    でも表現や文章はほんとに上手いなぁと感じる。小説も書けそう。
    最後は相変わらずの感じで終わったのは笑った。

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    2021年05月20日
  • 頭の中身が漏れ出る日々

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    家族と揉め事が絶えない今日。皆さまお元気ですか。
    昼から酒飲みながらダラダラ、したいなぁ。
    なんなら仕事に飽きたからゲーム、いいなぁ。

    笑いの神は舞い降りなくていいから、札束が舞い降りてほしい。

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    2021年05月19日
  • 生きていてもいいかしら日記

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    何回も声が出た。笑ってしまって。破壊力満点。
    文芸への敬愛が文章から垣間見えるのも、この人の文章が心地よい理由なんだと思う。

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    2021年05月11日
  • すべて忘れて生きていく

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    映画のエッセイ、相撲の話、飲食の話、どれも肩肘張らない描きぶりで楽に読めた。
    最後の短編は読みづらかったが。

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    2021年05月11日
  • いやよいやよも旅のうち

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    ぐうたらしたいのに連れ出される面白おばさんのつぶやき。旅レポを期待してはいけない。
    声出して笑った。清々しい。

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    2021年05月03日
  • ハッピーライフ

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    エッセイとは全く違うテイスト。

    とはいえ、エッセイの中にも少しこんな感じの物語も掲載されていたので、全くお初でないものの・・・
    当たり前ですが、そのギャップがまた不思議感を助長します。

    均された世界、このある意味、安定感の世界での連作短編、どこかで歪みながらも感情は続いて無くならない。

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    2020年12月28日
  • ハッピーライフ

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    あらゆる出来事が等しく遠くなるように、あらゆる感情が等しく平らになるように、あらゆる景色が等しく小さくなるように、人は入れ替わる。そんな風にして自分の感情を肩代わりさせている。意味の擦り切れたやりとりを日々繰り返し、やがて言葉だけではなくお互いの存在すら無意味になってきた頃、離婚を決意。だからか、他愛のない言葉ばかりであっても、影のような住人との暮らしにぼんやり疲れていた主人公には、そんな馴染み深い親しさが心地よかった。人は自分の感情くらいは自分で引き受けるべき、替わらない人たちのように。SFなのかファンタジーなのか不分明ではあるが、小説であることだけは確か。タイトルのハッピーライフは言いえて

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    2020年12月12日
  • いやよいやよも旅のうち

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    腰が重すぎる作家、北大路公子さんが、担当編集者の元祖K嬢に引きずられるようにして色々な場所を旅し、体験するのですが、なかなか謎な行き先チョイスと行程でした(元祖K嬢が考えた「いやよ旅」?)。
    埴輪づくりなどはまだいいとして、犬ぞり、富士の洞窟探検・・・バラエティ番組の芸人並みに過酷。こんぴらさん(の階段)やシュノーケリングもハードだし。

    それにしても、キミコさんの往生際の悪さよ。読み手としては、エッセイが面白くなるからいいんだけど(笑)。

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    2020年11月15日
  • いやよいやよも旅のうち

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    出無精者の味方、北大路公子。
    出無精者の代表、北大路公子。
    出無精者の代弁者、北大路公子。
    出無精者の広告塔、北大路公子。
    出無精な気持ちを正当化したい人、必読です。

    ここまでゴネても企画(約束)は違えられない、あきらめよ。身を捨ててこそ浮かぶ瀬がある。という結論にはなりますが、味わうべきはゴネの壮大さです。
    言うならここまで言ってみたいもんだと思わせるゴネ方が、著者の真骨頂だと思います。

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    2020年11月14日
  • 石の裏にも三年 キミコのダンゴ虫的日常

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    北海道の雪深い地域での日常(雪かき)と、父親と母親との会話と、仕事が少々の日記。彼女の独特の語り口が好きなので、先日まとめ買いしてしまった。
    現時点での最高傑作は『枕もとに靴』だ。これを超える作品を期待してしまうから、読む前からハードルを上げてしまっている。素直な気持ちで、読むと誓って、次の一冊に手をのばす。

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    2020年10月17日
  • 私のことはほっといてください

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    北大路さん四冊目。読める限りは全部読むんだろうなぁ。
    これまではほぼほぼ日記という形式だったけれど、これはエッセイなので、1つの話題が比較的長めに続いている。
    で、それが合うか合わないかは、相性があるよなぁ、と。

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    2020年09月19日
  • いやよいやよも旅のうち

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    ネタバレ

    元祖K嬢のキャラクターの良さが光りすぎた一冊。もちろん、北小路さんも相変わらず素晴らしいし、同行する誰かもとてもいい人達なのですが。北大路さんのまわりには良い人、もとい、面白い人が集まるのが羨ましいです♪そこまで?という出不精にもすっかりなれて、今回はあちこちで「いやいや」と言いながらも楽しんでいる様子がとても羨ましかった。

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    2020年07月13日
  • 生きていてもいいかしら日記

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    笑えるし楽しい。
    でも北大路さんのエッセイ続けて読むと、さすがこの方飲みすぎなのではと心配になるよね(笑)
    いや、べつにわたしがたまたま続けて読んだからそれこそ毎日飲んでるような印象強いだけなのだけど。

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    2019年05月30日
  • 私のことはほっといてください

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    なんでもない日常。どこまでいってありふれた生活は変わらない。中には握手会などという非日常ビッグイベントもあるのだが、これまた何でもない普通の日常になっている。北海道の果てにあっても、どこまでいっても地続きな親近感がある。あり得ないほど強い先輩風が頬に心地よく冬の魅力を存分に楽しませてもらった。

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    2019年05月11日
  • 頭の中身が漏れ出る日々

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    ネタバレ

    何で笑いの神がこんなにも舞い降りるのか。本人にとっちゃ災難極まりないのだろうけれど、思わず笑ってしまう(*つ▽`)酒飲み過ぎのきみこさん。毎日満喫しているのかしていないのか。こんな日々もありなのですね。

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    2019年05月07日
  • すべて忘れて生きていく

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    ネタバレ

    爆笑、は無かったけれど、ふふ、となる所多数。やっぱり癒やされました。相撲愛がすご過ぎてそこもまた読み応えがありました。書評もまた面白く…。多くの本を読んでおられていて(当然か)、目線もまた個性的なので、ついつい読みたくなる♪私が読んだ事のかる作品は登場しませんでした。まだまだだな、私。小説2作も少し不気味で面白かったです。

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    2019年04月20日
  • すべて忘れて生きていく

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    少しずつ綻んでいた桜並木の花の蕾が、ある日、気づいた時には満開になっている。陽射しは温かく、風は柔らか。すべてが白く霞み匂いたつ。空を覆うように咲く視界に入りきらない桜。春は穏やかにやってくる。いつの間にか近づいてきて、そっと隣に寄り添っている。感情的にもイベント的にも起伏の少ない生活の中、それでも春はやってくる。いやなことはすっぱり忘れ今日一日を新たなスタートとして力強く生きていきたい。

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    2019年04月20日