三宅陽一郎のレビュー一覧

  • 戦略ゲームAI 解体新書 ストラテジー&シミュレーションゲームから学ぶ最先端アルゴリズム

    Posted by ブクログ

    当然何らかの研究がないとこういうゲームはできないだろうと思っていたけれどここまで深い研究がいろいろとあるとは
    これはゲームだけじゃなくて社会シミュレーションにも役立つ

    0
    2021年11月03日
  • 人工知能のための哲学塾

    Posted by ブクログ

    2020年の夏休み図書として購入。
    2017年から社会人として博士後期課程に進学したことがきっかけで哲学的思考に興味を持ち始め、自身の研究を進める傍ら様々な西洋哲学の入門書も読み進んでいくなかで偶然本書を知ることとなった。

    著者は国内におけるゲームAI開発者の第一人者ともいえる三宅陽一郎氏であるが、本書は三宅氏が「人工知能のための哲学塾」というイベントを5回に渡って開催した際の、いわば講義録的な内容となっている。

    人工知能関連の書籍はサイエンスやエンジニアリングに偏った内容が多い中で、本書は人工知能に関する専門的な内容は最小限に留めつつ、人工知能開発における哲学的思考の必要性について、終始

    0
    2020年08月23日
  • 人工知能のための哲学塾

    Posted by ブクログ

    AIが本物のAIになるための必要な要素のひとつとして著者が考える、哲学を解説してある、と思ってたら大間違いだった。

    哲学塾とあるものの、実際は心理学や生物学も含めた幅広い分野をAIに絡めつつ、AIに主観を持るためには何が必要なのかを認知を中心として解説していくように自分には読めた。
    本書の素晴らしいと感じたところは、例えば、さりげなく

    「意識」を「注意」と置き換えて考えてみます。

    といって(理由をくどくど説明することなく)、よどみなく読み進められるところか。

    唯一残念だったのは、巻末に読書ガイドがあるとてっきり思い込んでいたのが、めくってみたら講義のディスカッションの記録だったことくら

    0
    2019年03月27日
  • 絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68

    Posted by ブクログ

    最近何かと話題になっている人工知能について知りたいと思って手に取った一冊(最初と最後にシンギュラリティを紹介している辺りが)。68のキーワードを紹介していくタイプで,その単語についてイラスト入りで分かりやすく説明されている。帯に糸井重里さんのメッセージがあるとおり,別に前提知識は共有されないので一般向きの本と言える。ただし,微妙に周辺知識があるとイラストはより一層楽しめる。
    最初の一文はさも人工知能について知りたくて出会った本のように見えるけれど,事実はその重要な動機となったアプモンのAI監修の人(三宅陽一郎さん)の本ということでほぼ名指し。近辺で登録したアイテムを見ればバレバレか。そして過去

    0
    2019年01月27日
  • C++のためのAPIデザイン

    Posted by ブクログ

    言語に関係なくAPIデザインにとって重要なことから、それをC++でどう実現するかの実装イディオムまでつなげて書かれている。切り口も互換性/拡張/言語バインディング/テスティング/パフォーマンスなど多様で、ヘビーではあるけど読む価値はある一冊だと思います。

    ただ、C++そのものについてそれなりに習熟していないと、特に実装イディオムに落とし込むところは厳しいかな。

    0
    2019年01月20日
  • 人工知能の作り方 ―「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

    Posted by ブクログ

    『人工知能の作り方 ―「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか』を読み終わった。知能ってなんだろうというところから掘り下げて、ゲームAIの観点で人工知能の概念や周辺領域を渉猟する本。環境と知能、身体と知能の関わりなどを実例を交えて語るのでわかりやすい。

    認知科学や生物学なんかもさらっと動員される。深層学習の知らなかった概要を知れた。なにより、たとえばピクミンやゼルダでキャラクターはどうやって動いてるのかを知るきっかけになった(ピクミンずっと謎だった)。ゲームAI、奥が深い…。

    0
    2019年01月02日
  • C++のためのAPIデザイン

    Posted by ブクログ

    基本的にはAPI開発のための本なのだが、APIを高品質なソフトウェア部品と捉えると、当然全てのソフトウェアにも適用できるものと捉えることができるので、API向けと書きながらこの本は全てのソフトウェア開発者向けの本ということになる。実際、厚めの本であり、取り扱う内容は、多岐に渡っている。CodeCompleteを読んだ後、この本にも目を通しておくことを奨める。

    0
    2018年11月12日
  • 絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ニューラルネットワークは卒論でやった。20年も前に。
    しかしかなり進化しているようだ。

    最近、ネットを利用していて思うことは、データ分析して出てくる広告が偏りすぎてつまらないということ。
    youtubeでも出てくるおすすめがいつも一緒で面白みがない。
    こういうのがお好みのようですけど、あなたの性格からするとこれも合うんじゃないかなみたいな分析のできる人工知能の開発を!

    0
    2018年08月02日
  • 人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇

    Posted by ブクログ

    ゲームAIに「強いAI」を実装するにはどうすればよいか、哲学の知見から考察する内容で本書は特に東洋哲学からのアプローチについて書かれています。本書の前に刊行された西洋哲学篇と対比して東洋哲学の特徴を浮き彫りにしています。西洋と東洋で考え方が真逆なのがとても興味深い。読み物として大変面白かったです。

    0
    2018年07月22日
  • 人工知能のための哲学塾

    Posted by ブクログ

    現象学の考え方が人工知能研究で大きな意味を持ちうるという事を初めて知りました。
    分野横断的に人工知能に関わり得る思想を取り上げているので、哲学や人工知能の各分野の本を読むだけではなかなか触れ合うことのない考えに触れられた気がします。

    0
    2018年07月01日
  • 人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇

    Posted by ブクログ

    東洋編は、よかったねえ。縁起とか、東洋的な時間とか。最後の方はどちらかというと思いが強くなりすぎちゃってわかりにくい上に東洋だからいいのかもしれないけど「大事なことだから二度言います」方式になっちゃうけど、それも含めてかなり面白いです。そして、最後の方の補足説明も非常にわかりやすくて、体験ってのと分節化ってのが、結局なんなんだ?ってのが上っ面でわかるような気分がします。まあこれ、禅的にはだめなんだろうけどね!

    0
    2018年06月13日
  • マンガでわかる人工知能(池田書店)

    Posted by ブクログ

    人工知能について、知識ゼロから分かる本。まんがと解説がセットになっていたから分かりやすかった。ニューラルネットワークや機械学習についての概要を理解することができた。他の本も読んで、さらに人工知能について詳しく知りたいと思った。

    0
    2018年05月04日
  • 絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68

    Posted by ブクログ

    かわいいネコが解説する絵は楽しい上にわかりやすくて良かった。AIの思考形態やシステムから、逆にヒトがそれらを模倣(or自らの能力を再認識)する事で、頭の中を整理したり、新しいアイディアを創出できる可能性があるかと思った。

    0
    2018年03月22日
  • マンガでわかる人工知能(池田書店)

    Posted by ブクログ

    AIという概念は昔からあったがコンピュータの発達が追い付いていなかったため中々実現できなかったが、もうそろそろAI時代が到来することがわかった。
    また、ニューラルネットは学習によって重みやバイアスの値が決められてアウトプットを表現することも分かった。AI入門にはもってこいの本だった。

    0
    2018年01月27日
  • マンガでわかる人工知能(池田書店)

    Posted by ブクログ

    人工知能の基礎から仕組み、課題、これからなどがわかりやすく説明されている。最初のとっかかりにはよい。

    0
    2017年11月18日
  • なぜ人工知能は人と会話ができるのか

    Posted by ブクログ

    ゲームAIの開発者でもある著者がAIについて語ったもの。
    人間の認識が言葉によって規定されるのであるから、AIも言語(による記号化)についてのものになるというもの。

    今流行のディープラーニングだけでなく、ゲームで使われるAIを少し前の時間軸から紹介している。シーマンって今から考えると優秀だったんだなと思う。記号主義とコネクショニズムの融合が現在のAIであるとのこと。BEDOREの対話エンジンやしゃべってコンシェルなども取り上げられている。

    まずまず。

    0
    2017年10月09日
  • 人工知能のための哲学塾

    Posted by ブクログ

    講義録なので著者の他の本と内容がかぶるところはあるけれど、大きな筋での見通しが素晴らしくて、最後のメルロ・ポンティに得心する。ユクスキュルと環世界のところはあまり理解していなくて、なんでこれが2番めなんだろうとか思うのですが、最後まで読むとああそういうことねとなりました。エントロピー増大の話が量子力学から導出出来た日にこの本を読んだというのもなにかの縁な気がします。

    0
    2017年09月09日
  • 人工知能の作り方 ―「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

    Posted by ブクログ

    ゲームAIの仕組みについて網羅的に説明しています。具体的な実装方法というよりは概念について述べられています。ゲームという閉じられた世界のなかでいかに知性を宿しているようにみせるか、様々な手法があることを知りました。本書の面白いところは、単にゲームAIとはこういうものですよ、と言うのではなく哲学や認知科学の知見を用いて解説しているところです。著者がいかに深くゲームAIについて考察しているかが伝わってきます。

    0
    2017年06月11日
  • 絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68

    Posted by ブクログ

    人工知能(AI)に関する各種キーワードが初心者でも理解し易いよう、マンガイラスト付きで解説されています。
    だいたい一つのキーワードに対し、2,3ページ程度なので、いつでも手に取って隙間時間などでも読み易い構成でした。
    だからといって簡易過ぎレベルでもなく、しっかり技術的な記述も見受けられますので、AIに対してまずは一冊読もうという時の、きっかけとなる書として推薦できます。

    0
    2017年05月07日
  • 人工知能の作り方 ―「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

    Posted by ブクログ

    結構良かった。ゲームAIってのは、エンジニアリングとしてAIを(現在はもうAIとは呼ばれていないような技術まで含めて)使ってきた長い歴史があり、目的がある。ここで通ってきた様々な技術が紹介されていて、知識として非常に有用だと感じた。ゴール思考とか下世話にいうとこういうことよ、みたいな感じ。

    0
    2017年02月27日