森瀬繚のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
南極の父親からクール便で送られてきた物体をお湯で戻したら、可愛いメイドさんに!
ショゴスのメイド・テケリさんと、平穏を信条とする主人公・新井沢トオルが送る、ハートフルコメディ。時にはバトル。
面白かった。
テケリさんとの生活を『日常』と認めるという事は、今回のようにそれに付随する厄介事も日常になるという事。
トオルの周りには更なる厄介事が巻き起こりそうです。
作中で"古のもの"をグレート・オールド・ワンと呼んでるのは、『狂気の山脈』準拠のようですね。
ちなみに、黒電話はコンセントを使わず利用出来るって書いてあるけど、実は他の電話もコンセント無しで使えるんですよ -
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Posted by ブクログ
ロバート・アーヴィン・ハワード――REH は、英雄コナンシリーズ等に代表される冒険ファンタジーもので一躍有名となった人気作家の一方で、物語の熱烈な愛好者でもありました。ハワード・フィリップス・ラヴクラフト――HPL の作品ももちろん好物で、彼の作品を読んだことをきっかけに文通仲間となり、やがてクトゥルー神話作家としても名を上げるようになりました。
本書はREHの作品リストから、選者である森瀬繚氏の、クトゥルー神話で作った釣針にかかる要素を持った作品を集めた集成です。蛇人間が暗躍する『影の王国』やREHが創造した無名祭祀書が登場する『黒の碑』など、未完の断章も含め21篇を収録。
本書は2部 -
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Posted by ブクログ
虚ろなる十月、万聖節前夜(ハロウィン)が満月の時、旧き神々が地球へと帰還するための道が開かれようとする。
その時、適切な数の人間が、適切な場所に引き寄せられ、ある者たちは道を開く手助けをし、他の者たちは道を閉ざす努力をする。誰が敵で誰が味方か。それはその時になるまで、そして終わるまでは誰にもわからない――。
19世紀末のロンドンを舞台に、怪人たちが暗躍と駆け引きを繰り広げるゴシック・サスペンス。
本作の主軸はゴシック✕クトゥルフ神話。小説から映画まで、ゴシック作品で有名なキャラクターたちがプレイヤーとなり、2つの陣営に分かれてゲームを行う。なにより、作中で主に描写されるのが、プレイヤ