あらすじ
「もっともっと美味しいごはんを作ってさしあげますからね!」 優しくて献身的で家事万能、だけど人外。不定形のメイドさん、テケリさんが新井沢(あらいざわ)トオルのもとにやってきてから一ヶ月ほど経った。魔術師を名乗る級友のあさひ・ピーバディとその使い魔バロールは、五月の事件後も彼らの家に入りびたり、ほとんど居候状態。あさひはテケリさんと、トオルはバロールとそれぞれ交流を深め、クラスメイトを自宅に招待したりと、楽しくもウィアード(奇妙)な感じの日々が続いていた。そんな日常を、一本の電話が大きく揺るがせた──『お前の家、見張られてるぞ』。意外な人物の到来と、一方的に告げられた突然の別れにトオルが叫ぶ時、とっておきの魔女の切り札、ピーバディ家第二の遺産が<出撃>する! 語られなかった数多くの謎が解き明かされていく中、長らく続きが待ち望まれてきた不定形メイドとご主人様の物語が今、改めて開幕!
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Posted by ブクログ
1巻同様によく自身をみ
手馴れを折り込み書かれた作品
同じような達者な作品といえば賀東招二作品が思い浮かぶ
作品の色はそれぞれだけれど
どちらも中高生向け娯楽小説に対して適格で
中高生でないとそのあたりかたしかみていて面白くない
Posted by ブクログ
話が進みだしている二巻。テケリさん萌えを期待すると思った以上のシリアスさに少し外れることに。怖さというよりも代償的な意味で萌えてもクトゥルフだなぁとある意味納得する本。
Posted by ブクログ
だんだんとキャラが立ってきた友人達、遠慮が無くなり本性を現し始めるあさひ。
平穏な生活に、僅かに忍び寄る暗闇。
盛り上がってきました。
鋼屋ジンが解説(?)書いてます。
Posted by ブクログ
クトゥルー神話を藤子不二雄マンガみたいなメイドものにして、なおかつ既存の神話群に潜り込ませても設定に無理が生じないようにした話の続き。一歩間違えると「栞と紙魚子」みたいな雰囲気になるのに「鉄腕バーディー」みたいになっちゃうのが好きですが、続きはもう2年も3年も待たせないでくださいな。
Posted by ブクログ
まさか続くとは思わなかった。ずいぶんと出なかったし。
しかも実はまだまだ先が長い、という。
ただでさえ続きで前作忘れてる身としてはつらかったのに前提知識がいろいろ必要なのはどうかと思う。
まあ、わかってしまう自分が怖くはあるが。どんだけだよ、と。