【感想・ネタバレ】虚ろなる十月の夜にのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年11月13日

犬の日記視点で描かれる異色の小説。
ロジャー・ゼラズニイ27年ぶりの邦訳新刊。
舞台は19世紀イギリス、クトゥルフ神話をバックボーンに切り裂きジャックや某「伯爵」、某モンスターや某名探偵が、ある儀式をめぐり駆け引きを行う。
 ところがあくまで主人公は使い魔たる犬であり、彼が主に他の使い魔(猫、蛇、梟...続きを読む、鼠、鴉etc…)とコンゲームを繰り広げるのだ。この犬の視点こそがこの小説の醍醐味であり、ゼラズニイの飄々とした文体とマッチしている。
 ゼラズニイがクトゥルフ神話を題材にして、動物視点でのコンゲームを描く、とモリモリの作品。
 なお、主人公の犬とヒロインの猫の名コンビっぷりは二匹の関係性も含めて特筆に値する。

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Posted by ブクログ 2017年12月08日

ゼラズニイの未訳ものが出るのもビックリなら、ラノベの様なカバーで竹書房から出るのもビックリでございました。
表紙絵にも違和感だし、オビの説明文も余計な気がするが、この方が若い子が手に取りやすいんだろうな…

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Posted by ブクログ 2023年10月14日

ゼラズニイの遺作。
クトゥルー神話とハロウィンをネタにしたこんな本を書いていたのか!
いろんな魔物が出てくるけど、そのパートナーになっている動物たちが中心となっている物語。ゼラズニイの割にはわかりやすく優しい感じに描かれています。おしゃれなハロウィン・パーティーって感じ。ゼラズニイ丸くなったな。
...続きを読むットの犬とか猫とか鳥があんなオシャレな会話してたら飼い主の自分は面目丸潰れだなぁ。ちゃんとしよ。

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