ほしよりこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
四編の短篇集。『たろちゃん』は忘れている人と人との繋がりを思い出させてくれます。友達になるには、ネットも携帯電話も必要ありません。ブログで書かれる個人的な日記さえ必要ないのです。自然にごく自然な付き合いの中で友達になっていくんですよね。ただ連絡をとる手段は、ネットからでもいいんじゃないかとも思います。そこまで描かれているストーリーです。
『僕とポーク』は心温まる作品です。ブーちゃんの一生を抱え込むこと。そのことがどんなに情操を深めることができるか、この作品は問いかけていると思います。
その他の作品はとにかく人間の滑稽な部分がクローズアップされていて、単純に面白いです。 -
Posted by ブクログ
「たろちゃん」「僕とポーク」「文豪の苦悩・・・」「鳥」の4本立て。(「鳥」は2ページもの。)
どれもが良質のショートフィルムを見ている様な味わい。
アハハ、と声をあげて笑うほどではないけれど、クスっと笑えて、少しだけ泣けて、あったかい気持ちになれる。
えんぴつで描かれた様なラフな線が、そうした「ほっこり感」をかもし出すのに一役買っている。
「きょうの猫村さん」の中で、劇中劇として結構なページを割いて描かれた刑事もののドラマが好きだった人なら、この作品もきっと好きになれるはず。
この人は絵も独特だけれど、お話の筋を考えるのが本当にうまい。というか「あーあるある、こんなドラマ!」という気持 -
Posted by ブクログ
2026 07/04
タイトルが好き。
何かの比喩かなって思ってたら、本当に腹を噛まれていた!
彬子女王が抱いていた子犬に嫉妬した飼い犬くんが噛んだ。そしてそのページのほしよりこさんのイラストの飼い犬くんの顔っていったら。好きすぎる。
彬子女王とご友人や側衛さんや看護師さん達との関係性が良いのが会話からわかって「ふふっ」てなる。晴れ女の彬子女王と強烈な雨男の側衛さんが一緒に外出すると、雨が降ったり止んだりするので、京都府警さんに「小競り合いはやめてもらえます?」て言われたエピソードとか、良い距離感の馴れ合いが何かいいなぁ。彬子女王の親しみやすい雰囲気が伝わってきて、ほのぼのしちゃう。
お米と -
Posted by ブクログ
彬子女王によるエッセイ集。前著『赤と青のガウン』ではオックスフォード大学での生活がメインでしたが、こちらは日本での皇族としての公務や日常が親しみやすく綴られています。
自らを「事件体質」と称しているようになかなか経験しないような面白いエピソードが盛りだくさん。我々が知り得ない常に皇宮護衛官がいる生活は興味深くも微笑ましくもあり、側衛さんへの信頼が伝わりました。さりげなく登場する友人なども超大物で驚きでした!そして時には日本美術の専門家としての見識、日本文化への深い理解をも綴られていて教えていただくことが多かったです。
これまで遠い存在だった皇族が身近になったような親近感を覚えたり、やはり皇