第19回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作! 逢沢りく14歳、おしゃれなパパと、カンペキなママと暮らしている。タレントのように美しく、クラスメイトからは特別な存在と思われ、みずからもそう信じている。彼女は、蛇口をちょっとひねるように、ウソの涙をこぼす特技も持っているが、本当の悲しみがどんなものなのかは、わからないでいた――。そんな彼女が、ある日、大嫌いな関西にある親戚に預けられることになり……。あたたかな笑いと涙に包まれる感動長篇マンガ。
Posted by ブクログ 2018年12月14日
好きな人が私にくれた本。おもしろかった。
文庫本で漫画って、あるんですね。
猫村さんが好きだったわけではなく、あの絵も特に好きというわけではないけど、なんだかりくちゃんとそのお母さんの美女具合が伝わってきました。
そして、関西のおばちゃん達は本当におもしろい。腹を抱えて笑いながら、読みました。
ほ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月14日
完璧な管理のもと育てられ、悲しくないのに泣くことができる、特別な存在のりくを、あくまで「普通〜」に受け入れる関西の人々。
母親の影響や刷り込みってすごいよなあと共感しつつ、まわりの環境が変われば、そちらのほうにも間違いなく影響される。
ラストはこう描くのね!という驚きもありつつ、多感な時期にたくさん...続きを読む
美しい子の中二病の様を、朗らかに描いています。なんだか特別な気がするけど、それがそこまで幸せとは思っていないけど認めたくない女の子の成長の記録です。
Posted by ブクログ 2018年04月17日
猫村さんは以前から大好きでしたが、
他にもこんな素敵な漫画を書かれていらっしゃったんですね〜
石田ゆり子さんの帯に惹かれて、手に取りました。
サラサラとら読めてしまうのに、この切なくて
優しくて、あたたかい感情はなんだろう。。
りくちゃんから、いつかポロっと出てしまう関西弁を
聞くことができた...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月11日
ものすごい共感してしまいました。
感情を押し殺し、誰かの顔見て勝手にこうした方がいいのかなと考える中学生と、似た様な親。そして、親戚は関西人…。
私の小さい頃過ぎて、なんだこれは…と思いました。ま、違うのはそんなになんでも出来る子ではなかったあたり。笑
でも、きっと誰もがこんな時あったと思うんです。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月11日
NHKラジオの「青春アドベンチャー」で聴きました。
父親の浮気、母からの母娘関係拒 否など繊細な年頃の娘さんにはなかなか厳しい環境の中で彼女は固いからを被って自分を守る手段を取って生きる。
その殻を破ってくれたのは彼女を手放しでそのまま受け入れてくれた遠い親戚であり友。
無条件でうるさい事を言わず世...続きを読む
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