彬子女王の美しい日本語、本当面白い。
朝日新聞、京都府新聞に寄稿したエッセイをまとめた一冊
クスッと笑えて、学びも多く、女王の研究気質も現れた誠実な一冊。とても良き
タイトルは気を衒ったものではなく事実、笑
飼い犬の左馬助さまのすけが、子犬を抱く彬子女王に嫉妬してガブっと。山陰芝犬という種類らしく、毛の生え変わる時期に羊の様になる!
彬子の字は、『論語』の「文質彬彬として然る後に君子なり」から取られたもので、内容である実質と外面である文飾とが、ほどよく調和がとれて初めて君子といえる、という意味である。お印に木偏は使えなかったけれど名前に使え、その上、三笠宮殿下のお印である杉が彬の字に入り父はとてもご満足だったそうだ。
それは「皿」から始まった
面白すぎる!四月と書こうとして皿になり、御手水ではびしょびしょなのにワンピースだからとタオルがなく、躙口では頭真っ白、とりあえず入って、と言われお菓子のきな粉と黒蜜で盛大にむせる笑笑 それを天中殺と表現する彬子女王の文才、笑って申し訳ないが面白すぎ
皇族を護ることを警衛、要人を渡ることを警護、モノや建物を護ることを警備という。
「要人警護は、その人の立場を護るものだけれど、皇族は、存在そのものが大切なのであり、彬子様の代わりはどこにもいない。だから我々は命を懸けて御護りしなければならないし、そんな大事な仕事をさせてもらえていることに幸せに思っているんだよ」と
離合集散、集合と解散を繰り返すきつい訓練
九州地方で使われる『離合』車が狭い道路ですれ違うこと
鉄道用語で使用、
おもに単線区間において、駅や信号所で上り・下りの列車が行き違う時、九州は炭鉱が多かったため、単線区間が多い。列車の離合を見る機会が多かった九州の人たちが、車の行き違いの場合にも離合を使うようになったのが九州中心に離合が普及している理由
【医を信ぜざれば病癒えず】
粽は、「茅巻」の意味で、古くは茅かやの葉で巻いた餅のことを言う。
茅はイネ科の植物で、葉先が剣のように鋭いことから、厄除けの力があると言われ夏越の祓でも茅の輪をくぐる。粽を端午の節句に食べるのは、屈原伝説の関係もあるが、茅の餅で厄除けをという解釈なのだろう。
月を見ながら3度唱える言葉
「月々に月みる月は多けれど
月みる月はこの月の月」
御菱葩のルーツは、齢を固め、長寿を願うという歯固めの儀式。宮中では平安時代以来、元旦から3日間、大根、瓜、押し鮎などの歯固めの膳が天皇に供されていたという。
餅には、歳神様が宿るといわれ、そのお餅をいただくということは、齢を固めるということ。ゴボウは歯固めの押し鮎の見立て。鮎は年魚とのことから新年には珍重され、ゴボウは地中深く根を張ることから家の安泰を願うと共に、精気を養うという意味があり、味噌は邪気を払うという。
円形の白餅とひし形の小豆(赤)のお餅を組み合わせるのは、陰陽道の影響、天は丸、地は角で表される。天地を一体にして、生命の更新を祝うというもの
茶碗と飯椀 石と木の辺の違い
石は冷めても良い
木は食事最後まで温度を保ってくれる
本来は飯椀が江戸中期の瀬戸物、安価で手入れも楽、で流行り出した
お鏡さんは、歳神様のお御霊が宿る鏡であり、お供物、歳神様からいただくのが年玉という名の小餅(これがお年玉の原点)歳神様に宿っていただくお餅を用意し、そして、歳神様からお餅をいただくことで、歳神様と同じお餅を食し、歳神様のお力をいただくことになる。
鬼という言葉は、「隠」おんが変化したもので、隠れて人の目に見えないものという意味だけれど、鬼をこの世に産みだしているのは人間であり、鬼をたのもまた人間なのだろうと思わされてしまった
お米が神様と人のご縁を結ぶから、おむすび