ほしよりこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすごく、分かる
私も、ここで泣いたら被害者になれるな、好かれるな、味方増えるなとか思った時に泣けたし、大人が求めている反応が分かってた。そんな気がしていただけなのかもしれないけど、実際それをしたら喜んでいたから多分求められてたことなんだと思う。
そのくせ、現代社会では「自分のために生きていいんだよ」「逃げていいんだよ」とか言われる。勝手だよね 今更どうやって?どうしたらいいの?って
これがわたしの生きてきた指針なのに、って
大人は、子供は何も考えていないと下に見ていることもわかってる。理不尽を指摘しても、当然のようにそれを受容させようともする。
すぐに恋愛に結びつける人類は気持ち悪い、異質だと思いながらも、恋愛=人生経験が豊富って定説もヒリヒリ感じるから、わたしって未熟なのかな、わたしの方が異質なのかなとも思ってしまう。
こちらに好意はないのに勝手に想像されて期待されて感情をぶつけられるのも吐き気がする。そういう感情に気づくたびに、相手の中にいる自分の存在を殺したくなる 幻想なのに、って
当たって砕けろって。
当てられた方はさ、暴力なんですけどって
長くなっちゃったけど、ぜんっっぜんこれだけじゃない。共感した部分もっともっとたくさんある。
転校を経験して、仲間に入れてあげる、外される、とか、男子に媚び売ってるとか、女子に嫌われないようにするとか、内申点のために媚び売って先生に気に入られる、してたな。とか、色々考えちゃった
その中で自分がわからなくなったりしたよなあ
まだまだ思い出せてない子供時代のことはあるし、たぶん思い出さないようにしてるのかもしれないし、思えば人はみんな自分の傷に鈍感なのかもしれない。
日々そういう小さい頃の自分を見つけてあげて、癒してあげたい。自分を取り戻していきたい。
大叔母さんの「同じ分だけ考えてても感情を表に出せるのと出せないのとがいる」って言葉に涙が出た
何度も読みたい -
Posted by ブクログ
「神と米」(と美味しいもの)が主題のエッセー。日本文化を大切に、とか、米文化を守ろう、というのは一見空虚に響きがちだが、読んでいるうちに、「ああそうか、彬子女王はあの歴史に出てこられる方達のご子孫なのか!」と今更ながら気づき、それはすなわちご自分の家族や家の文化を大切にしたいという気持ちでもあるのかーとハッとした。
それにしても文章が面白い。昼休みもギリギリまで、料理しながらもずっと読んでいた。もちろん「公人」としての職位や知名度で声をかけられたりもあるとは思うが、ご友人とか人との関係を大切にされて、そこから生まれる縁を楽しんで生活されている。読んでいて全く嫌な気持ちにならないのである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『赤と青のガウン』がおもしろかったのでこちらも。京都新聞や朝日新聞に掲載されたエッセイをまとめたものとのことだが、章立ての工夫と、なによりほしよりこさんの贅沢な装画のおかげで、新鮮な一冊になっている。ほしさんに依頼したのも女王権限とかではなく元からお知り合いだったそうで、そのエピソードもなんだかほのぼのする。
タイトルの「飼い犬」は、犬アレルギーのため乳母さんに面倒を見てもらっているらしい。それで飼い犬といえるのですか! なんて突っ込みたくなるけど、その事実をつつみ隠さず明かしていらっしゃるのはむしろ彬子女王が誠実すぎるほど誠実でいらっしゃるからではないか。
他にも、雪の女王ならアナ雪より私のほうが女王歴が長い!のような、『赤と青のガウン』にもあった女王イジリは、むしろ誠実であるからこそ書かれているのではないかと思う。女王の座に胡座をかいているなら、こんなジョークは出てこないんじゃなかろうか。
そして書かれていないだけで、生まれながらにして女王であるご苦労もきっとあると思う。その気苦労にまったく触れていないことにも、気品を感じる。
最後に、彬子女王が選んだ用紙がOKプリンセスNだったというエピソードにはいちばん頬が緩みました。なかなかこんな話、よそでは読めない。