あらすじ
『きょうの猫村さん』のほしよりこ作。
「豚だって豚なりにしっかり生きたはずだし」
泣くもよし、笑うもまたよし。ほしワールドをたっぷりと!
■主な登場人物■
『たろちゃん』:たろちゃん(四歳)、お父さん、お母さん、タケオ、おやっさん、アサヒ電気さん他
『僕とポーク』:イサオ、ブーちゃん(豚)、養豚場の主人、両親、哲夫、原田りえ(テニス風サークル)、佐倉夕子(同)他
『文豪の苦悩・・・・』:Vネック(小説家)、ジェリー(画家)、ちいママ、榊原雄山先生(芸術家)、トンちゃん(相撲部屋)、モンちゃん(同)他
『鳥』:鳥たち
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
可愛くてゆるくてちょっと哲学的でちょっと抜けてるところが好き
絵も淡くて無駄な背景とかが無いのも斬新でいい
猫村さんさんも大好きだけど、タロちゃん、僕とポークよかったです
Posted by ブクログ
猫村さんワールドが好きなので、この本も読んでみた。
猫村さんとは違った雰囲気のちょっとシュールな短編集。
小説を読んでいるような感じです。
たろちゃんの話が一番好きかな。
散々まわりを振り回したのに(?)最後の一言が可愛すぎる!
「たろー、ネットいるか?」
「いらないよー」
Posted by ブクログ
表題作は何度読んでも読み応えがある。でも、「豚沌病死」には笑った。たろちゃんは、ホントはタイ子ちゃんなのにたろちゃんって!超気になります。でも、この雰囲気かなり気に入ってます。
Posted by ブクログ
「タロちゃん」がいちばん好き。
猫村さんより好きかもしれん。。
タロちゃんが実はタエ子ってのが、
お話の本筋ではないんだが、妙に印象的。
タロちゃんはとにかく
おにいちゃんの「だんぜん、だんぜん、かっこいい」
ところに憧れていて「おともだちになりたい」
ということ。
「ネット買って」て発言もいいよね。
Posted by ブクログ
絵柄でうまく中和されてるけど、大人っぽいドキッとする言い回しが随所にあってそれが単に生活感のある言葉なだけじゃなく、そのいかにも生活感がある中にさりげなく、斜め上でシュールな要素が忍び込ませてある感じが。
す、すきだ
Posted by ブクログ
僕とポーク以外に2作描かれていて、どれも心温まる作品。
単純な内容でありながら、どこかシュール。
読み終えた後、色々なことを考えさせられる部分もあり、何度も楽しめます。
ちょっとした文章がおもしろかったり、懐かしかったり、細かいところの工夫がたくさんあり、文章と絵のバランスがとてもうまい漫画だと思います。
Posted by ブクログ
やはり表題の話が、淡々と年月が過ぎていき、淡々と感情が描かれていて、悲しすぎず、感動的すぎず、それでいて根本となる発想がおかしくてほっとした。
Posted by ブクログ
クリスマスプレゼントのひとつ。
いい!
かなりいい!
ぼくとポークもさることながら、
たろちゃんで、おやっさんのインターネット談義がかなりすき。
Posted by ブクログ
「きょうの猫村さん」でお馴染みのほしよりこさんの短編漫画集。『たろちゃん』『僕とポーク』『文豪の苦悩…』『鳥』の4編。
猫村さんを彷彿とさせるお茶の間の人情劇場といった雰囲気で、思わず大笑いしたり、ほっこりきたり、ホロリとさせられたりしました。会話がとにかく面白くて、お茶の間ドラマのようでありつつも文学的香りがしてとても面白かったです。
『たろちゃん』最後がかわいかったなぁ。
『僕とポーク』ホロっとせつつ笑わせるセンスが良かったです。「テニス風サークル」とは何ぞや(笑)。
『文豪の苦悩…』文豪バーのちいママが、訪れる文豪(になりたい者)たちを手のひらで転がすように相手しながら実は自分が一番創作に熱をあげてるのがウケました。
Posted by ブクログ
いっそ、小説家になって欲しいユニークでシュールな視点。テニス「風」サークル、豚沌病死、何故か昔風不良、チイママの土俵キッスと病院などの「作り話」
Posted by ブクログ
猫村さんが好きで、買いました。
ほしよりこさんの単行本。
表題作も良いのですが、
私は「たろちゃん」の方が好きです。
エピソードがいちいち良いです。
Posted by ブクログ
幼い頃、主人公はどうしても食べ残してしまうものを、世界の貧しい子供たちに分けて
あげようと考えますが、母親に、「送るまでで腐ってしまうから、無理よ」と諭されるものの、
それなら、ブタに残飯をあげて、成長させて、その豚肉ごと世界の貧しい子供達に分けて
あげればいいのではないかと考え、近くの養豚場のブタに残飯をあげ始めます。
でもやっぱり情がうつり、大きくなったブタを殺して豚肉になどできません・・・・
一見ほのぼの系な作画から繰りだされる、少しシュールでブラックな展開が
いい味だしてます。
かつ、あくまでも、うっすらと、生とはなんぞや?ということを考えさせてくれる作品です。
Posted by ブクログ
猫村さんほどではないけど、やっぱりこっちも好きです。
短編作品集ですが、「ぼくとポーク」がやっぱりイチオシ。
すごくせつなくて、笑えて、深いです。
Posted by ブクログ
『きょうの猫村さん3』と一緒に購入した、ほしよりこの短編集。『たろちゃん』『僕とポーク』『文豪の苦悩・・・・』『鳥』の4作品を収録。『鳥』はおまけ?
この人はどうやったらここまでシュールな話が描けるのだろう。『きょうの猫村さん』と比べると全体的に文字(台詞)が多い。が、そこは見開きに4コマのスタイルなので、スラスラと読み進んでしまう。所々に腹を抱えて笑ってしまうようなちょっとしたエッセンスが忍ばせてある点がニクいね。
Posted by ブクログ
「たろちゃん」「僕とポーク」「文豪の苦悩・・・」「鳥」の4本立て。(「鳥」は2ページもの。)
どれもが良質のショートフィルムを見ている様な味わい。
アハハ、と声をあげて笑うほどではないけれど、クスっと笑えて、少しだけ泣けて、あったかい気持ちになれる。
えんぴつで描かれた様なラフな線が、そうした「ほっこり感」をかもし出すのに一役買っている。
「きょうの猫村さん」の中で、劇中劇として結構なページを割いて描かれた刑事もののドラマが好きだった人なら、この作品もきっと好きになれるはず。
この人は絵も独特だけれど、お話の筋を考えるのが本当にうまい。というか「あーあるある、こんなドラマ!」という気持ちになる。
Posted by ブクログ
僕とポークが好きです。なんだかんだいって結局こういう人情話が私は好きなんだなぁって思ってしまう。(笑)
主人公が毎日ブタの元に通う姿をみて、すげぇなあって思ってた哲夫がかわいかったのです。
Posted by ブクログ
猫村さんのしぐさが好きすぎるために、今回は若干物足りなかった。
ただ、豚とポークの話の内容はなかなか味のあるものだったと思う。
その他の話は…シュールすぎて、好みではなかったかなと感じました。
最後の鳥は、妙に気になりましたが。。
Posted by ブクログ
「たろちゃん」が好き。
パソコン=ネットっていうのが微笑ましいなあ。
「鳥」はともかく、この本に出てくる女性の
なんと色っぽいこと色っぽいこと。
ターニングポイントは全て女性が握ってる!
ほしよりこの描く女性も幸薄そうな感じの美女…ゴクリ。
Posted by ブクログ
愛だよ、愛
何度読み返しても鳥肌が立つ、夏目漱石に匹敵する文学性。普遍的な日常と、普遍的な愛。忙しい毎日を過していると見失ってしまいがちな大切なものを教えてくれる大切な本。
知識
Posted by ブクログ
・・・シリアス?シニカル?なんと表現すればいいのかわからないけど、独特な世界観。
「たろちゃん」「僕とポーク」「文豪の苦悩」「鳥」の4編。
どれも意味深で、凄いといえば凄いんだけど、猫村さんの方が何の意味もなさそうで好き…。